ただいま製作中!ただいま製作中!

2012/10/26 18:28
rikas

「パリこれ!」
の後日談。

今週の「パリこれ!」
フランスの学生さんたちは
青いインクのペンを使って字を書く‥‥
というお話を掲載したところ、
読者のayacameraさんから、
70年代パリで過ごした小学生時代のことを
懐かしむメールをいただきました。

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こんにちは、いつも楽しく拝見しています。
今回の「ノートが真っ青!?」は
特に、懐かしかった〜〜!
70年代にパリ(郊外)の小学生だった私は、
日本の小学校から転校した当時、
青いボールペンと青い罫線の入ったノートを
新鮮に思ったものでした。

私が通った学校の教室には、
インクをつけて書くペンを使っていたであろう
時代の名残が、まだ机に残っていて、
子どもたちの机の上のほうには、
ここにインク壺を入れていたんだろうなあと
思われる穴があいていました。
私の頃にはもうその穴は使っていなくて、
ただの「机の穴」として残っていただけでしたが。

「パリこれ!」では、
日常のちょっとしたパリらしさを紹介してくれて
(バゲットのことや「重い」ということなど)
 毎回いろんな発見があってとても面白いです。
これからも楽しみにしております。
(ayacamera)
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するとそのすぐあと、
パリの蚤の市を巡っていたとのまりこさん、
「インク壺用の穴の開いた机」を
見つけて、画像を送ってくれたのでした。

わーホントだー。
まりこさんによると、
おじいちゃんとおばあちゃんが、
昔を思い出しながら、
この机について一生懸命
説明してくれたそうです。
上の方の溝は、
ペンを置く溝なんですって!

昔のフランスの学生は、
ペン先にインク壺からチョンチョンと
インクを付けて、字を書いていたんですね。
日本でいえば、墨と筆ですね。
だいぶ前に日本では、日常で筆と墨は
使わなくなってしまいましたが。

ayacameraさん、貴重な体験のお話を
ありがとうございました!