カフェテーブルで
ぐっさんとやまかわが
校正刷りを片手に話をしています。


「この字詰め、誰がやったのかな〜、
　いい仕事だな〜、と思ったら、
　自分でした」

ほう。やまかわみっちゃんも、
そういうことある？


「ありますよ。
　この色づかい、いいな〜と思って見たら、
　自分の仕事だった、みたいなこと」

うんうん、
実は私もありますよ、でへへへ、
というようなことを話していたら
宇宙部のカワモトと
ほぼ日ストアの西田店長が
やってきました。


「ぼくもあります。
　さっすがー、と思ったプログラムが
　自分の組んだものだったりします」

全員、自画自賛。
しかし、もともと
自分のやったことだから
気に入るに決まってるじゃないですか、
そういう自画自賛モノについては
他人の評価って皆無だし、
という話をしていたら、
西田くんが口をひらきました。


「ぼくにはあるかなあ、いや、
　ないなあ、そういうことは」

ええ？
この指示の出し方がよかったとか
ある結果の履歴を追ったら
もともとは自分だった、ということは？

「うーん、ないなあ、ありません」

なんとなく西田くんを
一同が尊敬した、
そんな午前中のひとときでした。