2016/02/24
18:02
先日の夜のこと。
ひとけが減ったオフィスに、
ちーいさな音がした。
ケンケンケンケン‥‥
乾いた、高ーい音で
ケンケンケンケン‥‥
なんだろう?
あたりを見回すと、
ひとりのおとこが、やや猫背に耳をそばだて
立っていた。
その男の名は。
たまたま、乾電池と乾電池を
接触させたら、バリのヤモリみたいな
トッケー(ゲッコー)の鳴き声に
似ていたそうで、
バリ気分になったんだそうです。
(ふつうは、”たまたま”電池と電池を
接触させないと思う‥‥)
「プラスとプラスですか?」
と質問してみたら、
「そうね、プラスとプラスだね。
あ!
‥‥マイナスとマイナスのほうが
‥‥似ている!」
ひとけのないオフィスに、
ととわたしの笑い声が
ひびきわたり、
トッケーの声は、かき消されたとさ。
ひとけが減ったオフィスに、
ちーいさな音がした。
ケンケンケンケン‥‥
乾いた、高ーい音で
ケンケンケンケン‥‥
なんだろう?
あたりを見回すと、
ひとりのおとこが、やや猫背に耳をそばだて
立っていた。
その男の名は。
たまたま、乾電池と乾電池を
接触させたら、バリのヤモリみたいな
トッケー(ゲッコー)の鳴き声に
似ていたそうで、
バリ気分になったんだそうです。
(ふつうは、”たまたま”電池と電池を
接触させないと思う‥‥)
「プラスとプラスですか?」
と質問してみたら、
「そうね、プラスとプラスだね。
あ!
‥‥マイナスとマイナスのほうが
‥‥似ている!」
ひとけのないオフィスに、
ととわたしの笑い声が
ひびきわたり、
トッケーの声は、かき消されたとさ。