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奥のフロアに行くと、そこに、
泣いてんのかな?
というような人がいました。
泣いているのではなく、
彼は電話中でした。
経理の
![](/seisakuchu/images/icon/shunsuke.kikuchi.gif)
私がバシバシ写真を撮っているのにも
まったく気づかずにしゃべっています。
そりゃそうだ、受話器を耳にあてて、
もう片方の耳を自分の肩におしつけて、
しかも目は腕でカバーしているんですもの。
「そこは70でお願いしたいです」
といかいうたびに、
手を「7」っぽい形にしたりしています。
怖かったけど、
「これはものすごく集中して
電話してるんだな」
と思い、その場を離れました。
振り向くと、笑顔でひきつづき
電話中だったので
(まだなお撮られているのに気づいてません)
やっぱり泣いてなかったんだ、
ただの熱心さんだったんだ、と
納得しました。