たったいま、が
「聞いて聞いて、ショックなことがあった」
と言いながらやってきました。

どうしたの？


「これ、64ギガのSDカード、
側面のロックする部分が壊れて、
読み込みしかできなくなった」

ええー、それはショックだね。


「あーーー、捨てるしかないのかなあ」

と落ち込んでいるので、思わず、

「そうだ！　あしざわさんが
直してくれるかもしれないよ」
と言いました。


は「直す人」です。
いつも何かを修理しています。
あるとき、私は雑談のなかで、
自分の家の洗濯機の不具合を
話したことがありました。
すると、ふむふむ、と聞いていたが、
すっと席を立って、
ペンチを２本持ってきまして、
「これを貸してあげるから、このようにして、
その詰まっているものを取ればいいです」
と言いました。
家に帰って、
半信半疑でそのとおりにすると、
ちゃんと直ったのです。


ということで、
ふたりで「直す人」のもとへ。


「わかりました。
直せるか保証はできませんが、
やってみましょう」

やっぱり引き受けてくれました。
ふたりで、
すごーーーい、と感動していると、

は、
「なんでも直しますよ。人間関係でも」

と、すごいセリフをつぶやいて、
上にあがっていきました。