みんなの大好きなさんが
お茶をつぎに、
席を離れてこちらにやってきたよ。


「ワーワー、カサイさーん」
「時計の秒針が早いカサイさーん」
「前置きのないカサイさーん」
「突然そっけなくなるカサイさーん」


「何！？」

（振り向いた！　は…、早く誰か話題を！）

「カサイさん、最近髪を切られましたか？」

「切ってない！
　２週間くらいぜんぜん切ってない！」

「髪形はどういう指定をしてるんですか？」

「短く！　それだけ！
　床屋さんはどこでもいいの！」

あ、もう背中を向けた！　早い。
今日も突然が得意の
カサイさんでありました。
いつかに、つづく。