ただいま製作中!ただいま製作中!

2019/10/02 17:42
asami.fujita

隣の席の半兵衛先生

前からちょっと気になっていたのです。
持ち主が帰った後、それらを眺めては、
「そのうち聞いてみようか」なんて話を、
と話していたのです。


私たちは、新しい乗組員「ササキさん」の席の
両隣に座っています。
ササキさんの机には、
家紋入りマグカップと、
マウスパッドが置いてあり、
なかなかの存在感を放っていました。


昨日、切り出しました。
「もしや‥‥戦国武将がお好きですか?」
と。

すると、普段は物音ひとつ立てずに
作業に没頭しているササキさんが、
目をかっと見開いて、
そうなんです!
と答え、その直後から、
洪水のように、
関ヶ原が、石田三成が、大谷吉継が‥‥
というワードがあふれはじめました。

ちょっと好き、とかじゃないレベル。

大谷吉継が好きで、
関ヶ原で大谷吉継の格好をしたときの
写真を見せてもらい、


ある日、石田三成の旗印のカバンを持って、
(写真のカバンではなく、
もっとマニアックなやつ)
川沿いを歩いていたら、
自転車に乗った見知らぬおじさんから
「石田殿!!!」と呼ばれたという
エピソードを教えてもらい、


仲間からは「半兵衛先生」と
呼ばれていることも教えてもらいました。


こ、これはあの人に言わねば。
たしかも石田三成が好きだった。
関ヶ原に行きたがっていた。
前に家紋入りまんじゅうをくれた。
そんなことを思い出して、
なかはらを呼びました。


二人の会話がまたすごかったです。
会って最初のひとことがこうなんです。
「西ですか?東ですか?」


西軍派か東軍派か、
立場を明確にせよ、とのことらしい。
そして二人は意気投合していました。

好きなものを語るときの、
人のエネルギーはすごい。

私はすっかり影響を受け、
その後、石田三成と
大谷吉継についてかなり調べました。