「手仕事には未来がある。」でお話をいただいた
岩立広子さんが館長をなさっている
岩立フォークテキスタイルミュージアムでは、
きょうから「世界の原始布」展がはじまりました。

ヤシ、葛、藤、芭蕉、大麻、パイナップルなど、
自然に生えている植物の繊維でつくられた服は、
力強く、昔のものなのに生き生きとしていて
美しかったです。
布が好きなかた、手仕事が好きなかた、
希少になってしまった自然の布の服たちを
間近でごらんいただける機会です。ぜひー。

☆岩立フォークテキスタイルミュージアムの
サイトはこちら


そして、もうひとつ、お知らせです。
このミュージアムの学芸員で、
私となかよしの廣田さんの旦那（写真２枚め）、
笹谷遼平さんが映画を撮っている、という話は、
何年も前からきいてました。
馬を10年追いかけて、
雪の北海道や東北の山奥を旅している、
という話もなんとなくきいてましたが、
その映画が、ついに完成したそうです！
おめでとうございます！
しかも、すでに、ワシントンの
ナショナルギャラリーに招待されたとか。
それって、アメリカの国立美術館です。
すごいです。

『馬ありて』という映画で、
人と暮らす馬の姿を、
モノクロ映像でつづる、渋い作品です。
ちなみに音楽は、
『萌の朱雀』（監督：河瀬直美さん）の
音楽を担当された茂野雅道さんです。

　☆『馬ありて』公式サイトはこちら
監督・撮影・編集：笹谷遼平
音楽：茂野雅道
製作・配給：グループ現代

予告編はこちら。動画もぜひぜひごらんになってください。

日本では、11月30日（土）から、
渋谷のシアター・イメージフォーラムの
モーニングショーで上映されます。
PARCOと同じ渋谷界隈ですので、
ぜひ、いっしょにめぐってくださいませー。

そうそう、写真家の石川直樹さんが、
この映画を気に入ってくださったそうで、
初日30日の11時からの上映終わりには、
トークショーがあるそうです。
ご都合よければ、ぜひー。