ただいま製作中!ただいま製作中!

2021/01/04 13:35
akiko.kusaoi

ハラマキから
ジャズが聞こえる?

「国宝 松林図屏風」が、 ほぼ日のハラマキに!
着物にも似合う素敵なハラマキを見て、
ほぼ日の學校チームは、昨年9月の
橋本麻里さんの授業を思い出しました。

連続講座「橋本治をリシャッフルする」の
第7回では、美術ライター・エディターの
橋本麻里さんがこの国宝を題材に、
橋本治さんのものの見方、考え方、
この絵に接するときの「姿勢」について
詳しく語ってくださっていたのでした。
受講生のみなさんは、
縮小コピーを屏風のように折って
手元に置きながら、
麻里さんのお話に耳を傾けました。
橋本治さんが、松林図屏風について
書いたのは、全7巻の
『ひらがな日本美術史』の第3巻。

「もしもこの〈松林図屏風〉が
襖絵になっていたら、
我々はその部屋の中で、
ただ“渺茫(びょうぼう)たる広がり”を
感じるのである。
それは“見る”ではない。“聴く”に近い。
霧に包まれた松林のどこかから、
トランペットが流れて来る。
低いドラムの音も聞こえてくる。
〈松林図屏風〉は、
その空間を切り取って出来た屏風なのである。
ブルージィなジャズが聞こえたって
不思議ではない」

この授業を
オンライン・クラスで見ていただけるのは、
もう少し先になりますが、
ぜひ「予習」として東京国立博物館で、
実物をご覧ください。
さらにその「予習」には、
松嶋雅人さんのインタビュー
オススメです。