2022/09/29
11:05
架空の会話です。
「今日さむかねー。はよ行こーでー」
「行ぐんべー」
「しょろくたしてんじゃないよ」
「いかへん。ウチは本読んでんにゃ」
「あーねー」
「好きにしんさい。
うっちゃ、たいぎいけぇ〜いぬるで」
「行くら? 行かね?
とんじゃかないだけんね」
「しゃーないな。ほんだら、
行くいうてる人らだけで行ったら、どやろ」
「あー、わじわじーする」
「そやさかい、みんなで行くねん」
「でーじ、じょーとー!」
「先に行く人、席ばっといて!」
「ええで」
「ほな、いこか」
意味、わかりますか?
方言を持つ乗組員数人に
好きな「お国言葉」を教えてもらって、
かなり強引に会話につないでみました。
(注:名前の人が実際にこんな話し方を
するわけではありませんよ・笑)
この数年「方言ブーム」ともいえる
現象が起きています。
いちばんモテるのは博多弁女子なんだとか。
それっていったいどういうことなのか?
方言を専門とする
言語学者の田中ゆかりさんに
10月17日、ほぼ日の學校で
教えていただきます。
その参加者募集をはじめました。
ところで、
私のふるさと島根県は東西に長いため、
東部と西部では方言がかなり違います。
コロナ禍が拡がるなか、
帰省自粛を呼びかけた新聞広告も
東西ふたつのバージョンが作られたほど。
さて、冒頭の会話を標準語に訳します。
「今日は寒いね。早く行こう」
「行こう」
「のろのろしてるんじゃないよ」
「行かない。私は本を読んでるの」
「なるほど」
「好きにしなさい。私は疲れたから帰るよ」
「行くでしょ? 行かないの?
まあどうでもいいけど」
「仕方ないな。それなら
行く人だけ行ったらどうだろう」
「あー、腹が立つ」
「だから、みんなで行くんだよ」
「すごくいいね」
「先に行く人、席とっといて!」
「いいよ」
「じゃ、行こうか」
それぞれどこの言葉かわかりますか?
長崎
群馬
静岡
京都
鳥取・広島
奈良
沖縄
沖縄 でした。
豊かでおもしろい方言の世界を
のぞいてみませんか?
田中ゆかりさんの授業は10月17日
公開収録します。
ご来場お待ちしています。
「今日さむかねー。はよ行こーでー」
「行ぐんべー」
「しょろくたしてんじゃないよ」
「いかへん。ウチは本読んでんにゃ」
「あーねー」
「好きにしんさい。
うっちゃ、たいぎいけぇ〜いぬるで」
「行くら? 行かね?
とんじゃかないだけんね」
「しゃーないな。ほんだら、
行くいうてる人らだけで行ったら、どやろ」
「あー、わじわじーする」
「そやさかい、みんなで行くねん」
「でーじ、じょーとー!」
「先に行く人、席ばっといて!」
「ええで」
「ほな、いこか」
意味、わかりますか?
方言を持つ乗組員数人に
好きな「お国言葉」を教えてもらって、
かなり強引に会話につないでみました。
(注:名前の人が実際にこんな話し方を
するわけではありませんよ・笑)
この数年「方言ブーム」ともいえる
現象が起きています。
いちばんモテるのは博多弁女子なんだとか。
それっていったいどういうことなのか?
方言を専門とする
言語学者の田中ゆかりさんに
10月17日、ほぼ日の學校で
教えていただきます。
その参加者募集をはじめました。
ところで、
私のふるさと島根県は東西に長いため、
東部と西部では方言がかなり違います。
コロナ禍が拡がるなか、
帰省自粛を呼びかけた新聞広告も
東西ふたつのバージョンが作られたほど。
さて、冒頭の会話を標準語に訳します。
「今日は寒いね。早く行こう」
「行こう」
「のろのろしてるんじゃないよ」
「行かない。私は本を読んでるの」
「なるほど」
「好きにしなさい。私は疲れたから帰るよ」
「行くでしょ? 行かないの?
まあどうでもいいけど」
「仕方ないな。それなら
行く人だけ行ったらどうだろう」
「あー、腹が立つ」
「だから、みんなで行くんだよ」
「すごくいいね」
「先に行く人、席とっといて!」
「いいよ」
「じゃ、行こうか」
それぞれどこの言葉かわかりますか?
長崎
群馬
静岡
京都
鳥取・広島
奈良
沖縄
沖縄 でした。
豊かでおもしろい方言の世界を
のぞいてみませんか?
田中ゆかりさんの授業は10月17日
公開収録します。
ご来場お待ちしています。