ほぼ日手帳 ニュース

販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。

宇都宮で買った、
ギョウザボールペン&ギョウザサインペン

こんばんは。
先日、栃木県が魅力度ランキングで最下位になったとかで、
いろいろと世間を沸かせていましたね。

ぼくは東京出身なので、栃木県は近場の観光地として、
旅行やら遠足やらとなにかと赴くことの多い、
とても馴染み深い場所です。

東照宮や華厳の滝のある日光。
避暑地、温泉地として名高い那須。
ほぼ日でも何かとお世話になっている、
カフェ好きの聖地「SHOZO COFFEE」も那須に店舗があります。
そして、日本の餃子のメッカとも言える宇都宮。
ランキングの結果がどうであれ、
どこでもその場所なりの魅力があるものですよ。

昨年の春に、その栃木県は宇都宮市にある宇都宮美術館に、
「視覚の共振・勝井三雄」展を観に行きました。
残念ながら昨年の秋に亡くなってしまいましたが、
勝井三雄さんは、
日本を代表するグラフィックデザイナーの一人です。

そんな展覧会を見た帰りに、
雑貨屋さんで買ったボールペンとサインペンがこちらです。



餃子のイラストが入ったボールペンとサインペンです。

そんな、日本を代表する
グラフィックデザイナーの展覧会を観たあとに
これを買うのですか? と突っ込まれそうですが、
これもそれなりにいいデザインなんですよ。



まず、ボールペン本体は、
フランス生まれで歴史のある「BIC」のボールペンです。
そのなかでも「ビック・オレンジ」といわれる
フラッグシップモデルが使われています。



サインペン本体は、ぺんてるのサインペンです。
言わずと知れた水性サインペンの元祖
「ぺんてるサインペン」です。

どちらもワールドスタンダードといって差し支えない、
そんなセレクションです。
長い年月、変わらず愛されるということは、
デザインとしてみてもこれ以上ない評価です。



そして、印刷されている餃子は8個です。
一人前の餃子はたいてい6個ですが、
2つほど多い。増量中でしょうか。
それとも「おまけ」してくれたのでしょうか。
崎陽軒のシウマイ弁当に入っているシウマイは、
L字型に曲がってはみだすように詰められていますが、
あれは1つ増量されてそうなったといいます。
そういうことでしょうか。
粋なものを感じます。



最後に「ギョウザ」の文字。
「ぎょうざ」でも「餃子」でも「ギョーザ」でもなく
「ギョウザ」です。
本来、外来語である餃子を表記する場合は、
おそらく、ひらがななら「ぎょうざ」、
カタカナなら「ギョーザ」となるのではと思います。
そこをあえて「ギョウザ」とするところに
なにかの信念を感じるような気がします。

そこで、書体を見ると、
機械彫刻用書体のような趣のある書体です。
機械彫刻とは、文字通り機械で彫刻するように
文字や線などを描く方法です。
そのときに描かれる書体は、
独特なかたちの角丸のゴシック体になるのですが、
その書体に似ています。
その書体で表現したときに、字面が美しいのが
「ギョウザ」の表記だったのかと推測します。



マーカーは他の色も売っていました。
ボールペンとのセットで
こんなかたちでラッピングされたものもありましたよ。
ついついたくさん買いそうなところ、
2種類だけ買いました。

こういう楽しい文房具や雑貨があると
ついつい買ってしまいます。

そして、毎度のことですみませんが、
こちらのギョウザボールペンとギョウザサインペンは
ほぼ日ストアでの取り扱いはありません。

ちょっと違いますが、
ぺんてる 筆タッチサインペン」は取り扱いがあります。

筆記具はほかにもたくさん取り扱っています。
筆記具 - 文房具・雑貨ラインナップ