ほぼ日手帳 ニュース

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「みんぱく」へ行ったら、手帳を持ち歩くのがさらに楽しくなりました。

こんにちは。
先日、大阪・万博公園にある
国立民族学博物館(みんぱく)へ行きました。



目的は、梅棹忠夫さんの展覧会
「梅棹忠夫生誕100年記念企画展 知的生産のフロンティア」を観るためでした。



展覧会の具体的な内容は
これから行かれる方の楽しみのためにも
控えておければと思うのですが
感想を一言でいうならば。

私はこの展覧会を観たおかげで
自分の「ほぼ日手帳」のことが
さらに楽しくなってきました。

大げさかもしれないけれど
いとおしくなった、という気持ちです。

梅棹忠夫さんは、中学生の頃から
レオナルド・ダ・ヴィンチをまねて
「何でもかんでも書き留める」ことを
されていたそうです。

会場内には、梅棹さんが綴られていた
「発見の手帳」のほか、膨大なメモも
たっぷり公開されています。

日々の中で見つけた面白いこと。
たくさん書き留められていた内容を
展示を通して、じっくり拝読しました。

梅棹さんは、ご自分の「メモ」を
「忘却の装置」と呼んでいらしたそうです。

書いたら忘れてもいい。
その代わり、後で読んだ時に
分からなくならないように
しっかり書いておくことが大事。
「明日の自分は他人だと思え」
というメッセージ。 ぐっと来ました。

会場内には
梅棹さんの膨大なメモがアーカイブとなって
PCで閲覧できるコーナーがあります。
こちらも、とてもおすすめです。

私は、メモするときに単語だけを
走り書きしてしまうことがあるのですが
それだけだと
よく分からなくなってしまいます。

梅棹さんのメモは、
数十年後の私が、こうして拝読していても
すっきりと伝わるようになっていて
その美しさ、明快さに驚きました。
書き損じも、ほとんどないように見えました。


ていねいに観察し、なんでも記録すること。
かんがえを論理的に組み立てること。
未来をえがくこと。

会場内に掲示されていた
この言葉、肝に銘じました。

そして、明日の自分が忘れないように
手帳に書き留めました。

気がつけば、2時間くらい滞在していて
あっという間に閉館時間。





近くの「太陽の塔」が
きれいな夕暮れの空に映えてとても美しかった。
来てよかったです。

この展覧会は、12月1日まで
開催されているそうですので
お近くの方はぜひ行かれてみてください。

※ちなみに、梅棹忠夫さんのご著書の
「情報の文明学」は
ほぼ日 乗組員の課題図書でもありまして
いまから20年前、2000年1月の
糸井重里のコラムでも
<絶対のおすすめ本>
として紹介しています。

(20年前のコラムなので
スマホでご覧になる際は
ピンチアウトしてご覧ください。)

それでは、また。