ほぼ日手帳 ニュース

販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。

【ほぼ日手帳のココが好き!】
二十四節気と月の満ち欠け

こんにちは、手帳チームのべっかむ3です。

「ほぼ日手帳のココが好き!」というテーマで
ご紹介している手帳ニュース。
ゴールデンウィークとともに始まったこの企画も、
なんと20人目となりました!

これだけ続くと、好きなところが紹介されてたり、
かぶったりもありますが、せっかくなので、
今までまだ出てなくって、ぼくが密かにいいな、
と思ってるところをぜひ、ご紹介させてください。

それは‥‥派手なところではないですが、



そう、「二十四節気」と「月の満ち欠け」です!

これは、ほぼ日手帳を使っていて好きになった
というよりも、ほぼ日手帳を作っているうちに
好きになったというのが、正解かもしれません。

「二十四節気」は、「旧暦」と一緒に、2007年版で
はじめて登場したのですが、それまで「1日ページ」の
日付まわりは、今と比べると、ずいぶんシンプルでした。


▲2006年の「1日ページ」の日付まわり


▲2023年の「1日ページ」の日付まわり

ただ、当時は、「旧暦」というのは知っていても、
「二十四節気」がどういうものかについては、
正直なところ、あまり知りませんでした。

「二十四節気」を手帳に入れることが決まって、
初めて、「雨水」「清明」「芒種」「白露」など、
いつの季節をあらわした、どういう言葉なのか、
ひとつひとつ、聞いたり調べたりしながら、
カレンダーに入れていたのを覚えています。
なので、ニュースなんかで、今でもよく耳にする、
「夏至」や「冬至」、「春分」や「秋分」が
「季節の指標」をあらわす「二十四節気」の
言葉だったというのも、後から知ったぐらいでした。

この2007年版の手帳を製作していた2006年は、
ほぼ日手帳ユーザーのみなさんや、読者の方にも、
「二十四節気」をより知ってもらうため、ほぼ日でも、
『むかしの暦で、いまを楽しむ。』という連載をして、
人気コンテンツとなりました。


▲『むかしの暦で、いまを楽しむ。』2006年更新

そして、「ほぼ日手帳2007」発売の時は、
「旧暦のしおり」というジャバラ折りの小冊子を製作し、
特別付録にして、2009年版には、そのアップデート版の
小冊子をおまけに付けることにしたのでした。


▲「旧暦のしおり」2007年版と2009年版

この小冊子、中身もとても充実していて、
「二十四節気」の説明だけでなく、その24の節気を
3つずつに分けた「七十二候」という72の言葉も
くわしく解説した、読み応えたっぷりのものでした。


▲夏の季節の「七十二候」の項目の一部(日付は2009年のもの)

『くらしのこよみ』という、少し昔のコンテンツでも
この「七十二候」の言葉についてはくわしく説明
されているので、日本の昔の季節をあらわす言葉に
興味のある方は、ぜひ、見てみてください。
今読んでも、おもしろいですよ!


▲『くらしのこよみ』七十二候が読める。

今はもう、小冊子の付録はついてないのですが、
「二十四節気のこと」というおまけページに、
その24の季節の言葉が載っていますので、
今まであまり注目してなかったというかたは、
ぜひ、この機会に見てもらえたらと思います。


▲おまけページ「二十四節気のこと」

そして、「1日ページ」をめくったときに、
ふっと、「二十四節気」の言葉が目に入ったら、
いま、そういう季節になったんだなと、感じたり、
少し立ち止まってみるのも、いいかもしれません。


また、上でご紹介した「旧暦のしおり」には、
「月の形とその名前」というページもあります。


▲月の名前が風流です。

「月の満ち欠け」が1日変わるだけでも、
こんなにこまかく月の名前がついていて、
じぶんの手帳をめくるときも、この月は
「立待月」か「寝待月」なのかな、なんて、
いろんな月の名前を知ってからは、
なんだか月のたのしみ方が増えました。

夜、帰り道に見た月が、満月っぽかったとき、
手帳で確認して、満月マークが出てると、
やっぱりうれしいし、なにかをはじめるには、
「新月」にはじめるのがいい、と聞いてからは、
新月マークのキラキラがある日は、
じぶんも、よし、なにかはじめてみようか、と、
なんだか、毎回ちょっとワクワクしたり。

ほぼ日手帳の「二十四節気」と「月の満ち欠け」は、
今では定番の仕様として、当たり前のように、
さりげなく入っていますが、その向こうに広がる
季節や景色と結びつけば、ほぼ日手帳を持つだけで、
四季折々とともに歩んでいる気持ちにさせてくれる、
とてもすばらしい、ぼくのおすすめポイントです。

今月は、2日後の5月20日(土)が「新月」で、
その翌日が、二十四節気の「小満」です。
チェックボックスの横のところに、なにか
はじめたいことを書いておくのもいいですね。


▲新月で、なにかはじめる、土曜日に

それでは、明日の手帳NEWSも、おたのしみに!