販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。
あけましておめでとうございます。
オカムラです。
予定では、今回のこの記事が
年末年始の毎日を彩ったシリーズのトリになります。
しかし、トリってなんですかね。
鳥? 取り? 捕り? 肚裏? 図利?
生成AIに聞いてみましょう。
オカムラ:
「最後の出番の人を「トリ」といいますが、なぜですか?」
生成AI:(省略・編集しています)
「元々は落語の興行で使用されていた言葉です。
この用語は「鳥」から派生し、
狩猟で最も価値が高い獲物としての「鳥」が
最後に捕えられることに由来しています。」
うーん、嘘だな。そこはかとない違和感を感じます。
ハルシネーションといわれる
生成AIのもっともらしい嘘ですね。
手元の『日本国語大辞典』によると、
暉峻康隆『すらんぐ』を引用して
語源説として紹介しており、
「主任格の真打ちは当夜の収入を全部取り、
芸人たちに分けていたところから
取リ語リまたは真ヲ取ルの略。」
とあります。
最後の出番の真打ちが収入を全部「取り」、
芸人たちに分けていたことからきている。
ということですね。
勉強になりましたね。
それでは今年もよろしく……
いや、ちがうちがう。
マクラがながいよ、柳家小三治師匠か!
いや、おこがましいか。すいません。
書いてよかったことですよ。手帳に。
ほぼ日手帳に書いてよかったこと。
熱心な読者の方はご存知かもしれませんが、
僕はそもそも手帳にあまり書かなくてですね。
とても困りました。
しかし、毎年何かしら手帳を使っているので、
過去数年の手帳を引っ張り出してパラパラめくってみました。
書いてあることもあります。
あまり書かない人が、
その時にあえて書いたことですから、
どれもそれなりに「良かったこと」ではありました。
一方で、
デジタルのツールにもメモを取っていますので、
そういった記録はデジタルのほうが充実しています。
しかし、「書いた」ではなく「貼った」と読み替えてみれば、
それはなんとも実質感のある現物で、
良かったこととして手帳にしっかり張り付いています。
「そのものを貼ってある」ということが
個人的にはとても重要なことのような気がします。
これは、ミニチュアの建造物がたくさん展示された、
とあるテーマパークのパンフレットです。
小さく切って折りたたんで貼ってあります。
チケットはコンビニ発券の味気ないものだったので、
チラシの下に貼ってあります。
もう少しメモなどすればよかったと思いますが、
日付と場所がわかるだけでもいいですね。
デジタルの写真や記録と照らし合わせたりして楽しめます。
もらったジャスミン茶のティーバッグの袋です。
おそらく中国のお土産でもらったものです。
お茶をまとめて入れてある箱から出てきて、
もはやいつもらったものかもわかりませんでしたが、
淹れて飲んで貼りました。
異国の雰囲気がデザインに表現されていていい趣です。
パッケージを開いて貼ると、
標本の様になってとてもいいです。
過去の手帳からいくつかピックアップしました。
(左上)仕事関係の付箋などは定番です。
これは、手帳アンケートのプレゼントとして
各自が文房具を選ぶ
「サムシング文房具」という企画での付箋です。
僕の担当のテーマをお知らせしてくれた付箋で、
のものかと思います。
5年手帳にも色々貼ってありました。
5年手帳はなにか貼ろうとしても前年のものが貼ってあって
ページが飽和してしまうので苦労しました。
(左上)たしかコーヒーフィルターのホルダーを買って、
その作家の方の説明がついていたので、
それを貼りました。
ホルダーはマグネットでくっつくタイプのものなのですが、
うまくつけられる場所がなくなって、今は使っていません。
とても気に入っているので、どうにかして使いたいです。
などと思いながら、
作家方のプロフィールを眺めていたら、
途中に理解の追いつかない職業が入っていました。
貼っていたときには気づきませんでしたが、
こういった発見があるのもいいですね。
カジノディーラーを経験した木工作家ですよ。
一見なんの関係もなさそうですが、
おそらくかなり重要なプロフィールだと思います。
どちらも「カット」が重要ですからね。
なんちゃって。
それでは、
今年もほぼ日手帳をどうぞよろしくお願いします。