ほぼ日手帳 ニュース

販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。

【突撃! 隣のほぼ日手帳】
10年使い続ける、お気に入り

みなさま、こんにちは。
ご機嫌いかがでしょうか?

3月になりましたね。

今年はうるう年ですので、
2月が29日までありました。
帳尻合わせのように発生する一日。
そのようなめったにない不思議な日を
弊社では、4年に1度だけの
『さぼる日』としております。
そう、今年は、
その『さぼる日』がやって来たのでした。

乗組員がみんなおおっぴらにさぼりました。
なんだったら、どうさぼっているのかを
中継までしました。
全力でさぼる様子をお届けしたのです。

午前9時から午後7時までのたっぷり10時間。
さぼってるんだか、働いているんだか
わからなくなってきて、
さぼるとは‥‥? 
という根源的な疑問に陥りそうになったのですが、
「さぼっておるのだ、我々は!」
という強い意思をもって、さぼりました。

こんな面白いことが
4年に1度巡ってくる会社って
変な会社だな。と思いつつ、
まさか、自分も一員として
さぼれる日がくるとは‥‥。
なんだか、とっても嬉しかったのでした。

しかし、
自分なりにめいいっぱいさぼって、
すっかり疲れました。
さぼったのに。。。

大変充実したさぼる日、
よろしければ、
乗組員のいろいろな『さぼり』を
さぼらずにお楽しみください。
(さぼって読んでもいいですけどね。)
2月29日はさぼる日。

さて、それではみなさま、
過ぎた日のことも思いつつ、
シャープペンをうっかり
落としたら、裸足の足に
まっさかさまに落ちて
刺さって穴があいた(ほんとうです)
かわいが3月6日の手帳ニュースを
お届けいたします。

どうぞ、
のんびりとお付き合いください。

今回の手帳ニュースのテーマは、
【突撃! 隣のほぼ日手帳】です。
みんな、気になる人に突撃しています。

わたくし、かわいも
気になる人に突撃しちゃいます。
どーんと当たって砕ける気持ちで。
その方は、ほぼ日乗組員の
いつもきさくに話をしてくれるのですが、
大・先・輩!! なので、
改めてインタビューをするとなると 
とっても緊張です。
「カワイ、行っきまーす!」
とココロのなかで気合をいれて
突撃してきました。

は、weeksdaysジェメリーボ
LIFEうちの土鍋の宇宙
MITTANマリーな部屋
5DWtretreそろそろ、いいもの。などなど、
たくさん担当されています。

編集ももちろんですが、
それだけにとどまらず、
企画も原稿作成も。
さらには写真も撮られます。
しかも、
お料理も上手で、
過去にはテレビに出たこともあり、
舞台にもたったことがある!

交友関係も大変幅広く、
えっ! 
そのような方ともお知り合いなのですか?   
と驚きで目がぽーーーんと
飛び出そうなレベル。

『武井さんとは一体何者なのか?』
と思わずにはいられない、
スーパーな編集者なのです。

そんなへの
インタビューお届けいたします。

──ちょっと緊張しておりますが、
今日はよろしくお願いいたします。
使っている手帳のことをうかがえたらと
思っているのですが、
武井さんは手帳チームだったことは
あるのでしょうか?


いや、今みたいに手帳チームという形での
所属はないですね。

──あ、そうなんですね。
ちょっと意外です。


僕、今年の3月で勤続25年なの。

──え! 25年ですか?!


そう。びっくりしちゃうよねー。

──長く働かれているとは思っていましたが、
25年とは!
ほぼ日の創刊は1998年なので、
ほとんど創刊したときから、
お仕事されているのですね。
すごいなぁ。


糸井さんにメールをしたのがきっかけでした。
最初は編集者が足りないからと、
フリーの編集者としての
お手伝い的な参加だったんだけど、
そのまま働くようになりました。
で、「手帳を作ろう」ってなったときの、
その『場』にはいましたね。

──おお、手帳企画の立ち上げの場に
いらっしゃったんですね!


そう、みんなでお弁当食べたりしながら、
話していたんです。
最初の頃は、
プロジェクトごとのチームはなく、
なんでもみんなでやる、って感じだったかな。
人もそんなにいなかったからね。
だから、手帳チームに所属したことはないけど、
最初のころは、一緒になってやってました、ね。

──ほぼ日手帳がまさに生まれる瞬間に
立ち会っていたとは驚きです。
いまや、会社のなかでも
いちばん大所帯なのが手帳チームです。


いまはね、手帳だけで一年間ずっとの
仕事量っていう状態でしょう。
当時は中心で進めながら、
みんな自分の仕事と兼業して
関わっていたって感じかな。

──その頃から考えると、
本当にすごく大きくなったんですね。
手帳誕生にも立ち会った武井さんの、
いま使っている手帳、
気になります。


ぼくが使っているのはコレです。
2014年の手帳カバーですね。
これが本当に好きで。


──ノースフェイスとのコラボの!
これはいまみてもかっこいいし、
迷彩ですが、ゴツすぎなくてかわいさも
ありますよね。


僕はね、
カバーを買い替えない
悪い客なんです。ふふふ。
今年、ポーターに乗り換えようかなと
だいぶ悩んだんだけれど、
これがまったく新品同様で使えているので、
このままでいいかな、と。
ちなみにこのカバーの前に使っていたのは、
コードバンの黒なんですよ。
それも長く使っていました。

▲使っていたコードバン。良い感じに使い込まれているのがわかります。

──気に入ったものを長く使っている、
というのは素敵です。
毎年選ぶ楽しさもありますが、
ずっと使い続ける良さもあると思います。
このカバーを選んだ理由を教えていただけますか?


ノースフェイスが好き。
迷彩が好き。
そして、カズンならではの
この大きさが好きだからですね。
ジッパーズタイプなところも良いです。

──おお、好きが詰まっていたんですね。
使っていてどうですか?


超満足で、こうしてほしかったとか
思うところがないです。

──超満足!
10年使っている武井さんが
そこまで言い切ってくれると、
自分が手掛けたわけではないですが、
すごく誇らしいです。
手帳にはどういったことを書かれていますか?


スケジュール帳というよりは、
日にちを振り返ることができる
メモとして使っています。

──振り返り用のメモとして
使われているんですね。


僕は手帳優等生じゃなくて、
ミーティングで覚えておきたいこととか、
アイデアが出たときに、
書き留めておくという使い方なんです。
だから、本当に今回の
このインタビュー大丈夫? って
思ってるんだよね。
ほんと大丈夫?(笑)

──なんとか(汗)
なんとかなると思います!
パラパラされていた途中に
イラストが見えたのですが、
それはなんのイラストですか?


これは、飯島奈美さんとの
打ち合わせのときにメモしたやつですね。
かきあげの道具にこういうものがありますよね、
っていう説明で描いたものです。
‥‥って、すみません、こんなんで。

▲かきあげの道具のイラストメモ

──もうひとつ、
聞きたいことがありまして、
武井さんがなにか物を買うとき、
選ぶときに、
大事にされていることって
なんでしょうか?


んー、ずっと持っていたいかどうか。
あと、自分に似合うかどうか。
これを持って旅行に行きたいかどうか、かな。
それは結構あって。
行かなくても、
「これ、冬のヨーロッパに着ていったら
いいんじゃない?」なんて言い訳ができると、
つい買っちゃったりします。
家に置くものだったら、
家に似合うかどうかってことを考えます。

──家に似合うか、自分に似合うか。
そういう視点で選んでいるんですね。


手帳は、外出先とかで、
ちょっと仕事でもしようかなって時に、
鞄から取り出すとき
嬉しいかどうかはすっごい大事です。

──嬉しいかどうかっていうのは
すごくわかります。
自分自身のテンションが
あがるものかどうか、
というのを大事にしていると、
ブレない選択ができそうです。


ノースフェイスとは、
も一度、一緒に作って欲しいです。
こういうコラボは大歓迎ですね。
難しいのかもしれないけど。
でも、ほんと10年使ったとは
思えないくらい
きれいだし、丈夫だよね。

──本当に。ノースフェイスのリュックを
使ってましたが、それもとても丈夫でした。
一緒に使っている文具についても
教えてもらえますか。


モンブランの万年筆をつかっているのだけど、
ケースごとどっかの鞄に入っていて
探したけどみつからなかった、あはは。

──どっかの鞄に!(笑)
では、見つかった際には
ぜひ見せてください。
どこかの鞄からひょいっと
見つかることを願っております。
モンブラン、高いですから!

* * *

今回のへの突撃、
いかがでしたでしょうか。
物を選ぶときに
大事にしている、
「自分が嬉しくなる」ということが
聞けたのは、とても大きな収穫でした!

他人の目みたいなものを
知らずしらずのうちに
気にしてしまっていたり、
意外と自分のことなのに、
正直になれないことも
あったりするので。

これは、物を買うときだけでなく、
いろんなことの指針にできそうです。
これから先、
なにかに迷ったときなどは、
このことを思い出して、
『嬉しくなるのはどっちかしら?』
と悩もうと思います。

しかし、かきあげの道具のイラスト、
わたしは家でかきあげを作ったことがないので、
すぐには「かきあげの道具である」
とはわからなかったです。
おそらく、
わたしの手帳には、
描かれることはないであろうイラスト‥‥。
やはり、
手帳ってその人の手帳になって
いくんだなぁ。なんて思いました。

そうそう、

インタビュー部分のチェックを
お願いしたところ、
モンブラン、無事に発見したよ。
とのこと。
とんでもなく素敵な写真も添えてくれました。


▲かっこよすぎる。モンブランを3本も持ってるのもすごい。

ということをご報告できたところで、
編はおしまいです。

そして、まだまだ突撃隊は控えております。

次は誰への突撃が待っているのでしょうか。
どうぞお楽しみに!!