ほぼ日手帳 ニュース

販売情報、おすすめ文具の紹介、みなさんから教わった使い方など、手帳チームのメンバーが、日々さまざまな情報をお届けします。

【ほぼ日手帳のぽてんしゃる】
知らないことだらけっ!

こんにちは!
手帳チームのメロンです。

8月から手帳チームメンバーが
「ほぼ日手帳のぽてんしゃる」について
お届けしております。
わたしは今回、2人の手帳をみてきました。




* * *


前に、父親と登山計画を立てていたとき、
ふと父親の手帳が目にはいりました。



びっっっしり予定が書かれている!まめだ!!!

そんな筆まめな父親に
「よかったら使ってみる?」と
2024年のほぼ日手帳を渡してみました。
「お!それならおばあちゃんにも!」と
リクエストをもらったので、
おばあちゃんと父親に
たくさん書けるカズンサイズをプレゼント。

今回の手帳ニュースのテーマが
「ほぼ日手帳のぽてんしゃる」ときいて
2人に渡した手帳が
どんな風に使われているか気になってきたので、
それぞれの手帳をみに行きました!


■日記を書き始めて30年


長野県です。

いいですねぇ〜。
山が近いし、ふだんみれない草もいて、
ついつい夢中になっちゃいます。
そして気づけば、
おばあちゃん家にひとりで来るのははじめてだ‥‥。


* * *


はいはい、これだろうー。



そうそう!ありがとう!

やーーーだーーー、
みてもらうんならもう少しきれいに
書いておけばよかったねぇ。



各月ごとに俳句や川柳!!
すごいー!これは毎月はじめに書いてるの?


そうじゃなくて、思いつきでやったんだね。
隙間があいててもったいねぇから、
白いところ埋めていくんだよ。

シンプルですごくいい(笑)
俳句とか書きやすい幅かもしれないね。
おばあちゃん、ところどころにお菓子のカケラが‥‥


あらやだっ!たべるのが好きなんだよ(笑)

縦書き横書き、ボールペンと筆ペンが
混ざってたり。なにか違いはあるの?




年してそんなことして〜ってあるけど、
好きなんだよ、「なんとなく」が。
横に書いてみたけど、こりゃ縦だなとか。
ボールペンのときもあったけど、
筆ペンだと書きやすいんだよ。
目がみえにくくなると
筆だとでっかくてよくみえるじゃん。

なんとなく、日々実験してるんだ!

遊びさ。
日にちだけは守って、あとは自由に書いてく。
そして読み返さない。
書きっぱなしだよ、そのときの気分だよ。それがいい。

日記って、いつから始めたの?


その場にいた叔母が、おばあちゃんの1995年〜2019年の過去の手帳をもってきてくれました!2020年以降はいつ書けなくなるかわからないからと、5年連用をやめてリングノートにまとめてありました。

えええええ!!!
1995年から約30年近くある‥‥!すごいっ。
誰に何を手土産にしたとか、
とにかく人がたくさんでてくる。筆まめ!!
そして見開きには、毎年お正月の俳句が。




誰かに残しておこうとかじゃなくて
なんとなくちょっと書いちゃうんだよ。

過去の手帳もほんとうにすごいなぁ。
そこからほぼ日手帳をはじめてみて
気に入ってるところとかある?


これは現代的で立派でしょ。
紙もいい紙だー。
わたしは書くことが好きだからね。

あと大切なんだよ。
自分の心をのせているからさ。
子供のために日記を残しておくとかは一切なくて、
その日その日の気持ちを書いていくのは
自分のたのしみでもあるね。

1日おわって、自分の部屋に落ち着いて、
椅子に座って真っ先にみるのがこれ。
机に開いて置いてあるよ。
いつでも目から離れないの。
だいじなの。
あなたからのプレゼントだもの。
ほらここにも。


プレゼント、立派すぎて手がふるえる。有難うね。やさしさを一人じめしていいのかな。一族の絆ばっちり嬉しいね。

!!!
見開きに感謝のことば!
こっちの心がふるえるー!!!




おばあちゃんは、とってもシンプルに使っていて、
その日その日の気持ちを素直な気分で書いています。
感謝の気持ちがつづられていたり
報告するかのように、
いまだに亡くなったおじいちゃんの名前がでてくる。
おばあちゃんの人柄がすごくみえた気がしましたー。
知らないことだらけだったなぁ‥‥。
来てよかった。


■筆まめな父親
父親はとにかく忙しい人です。
定年退職後、アルバイトを複数しながら、
長野の草刈り、
趣味の山登り(ときにボランティアガイド)、
映画鑑賞、読書をしていて、わたしより忙しい。
忙しいからこそ
手帳をよく使っているイメージです。

あれ?これもしかして俳句?



あぁ、そんな大したもんじゃないけど、
ビル群が龍の目のようにみえたんだよ。

おばあちゃんも、毎年お正月とか
日々感じたことを手帳に句として書いてたよ!
(おばあちゃんの手帳写真をみせる)


え!そうなの?
ほんとうだ!え?76歳で伊勢に行ったのか?
あーそうーー、はじめてきいたねぇ。へぇー!



え!ちょっとまって!
28日の長野から十日町って‥‥!
わたしがおばあちゃん家に行った日が26日で、
同じルートで鈍行電車の旅をしたよ!


あらま!あの路線は駅数も多くて
おもしろそうだったから
わたしも行ってきたんだけど、偶然だねぇ。
いい旅になったよ。
喫茶店で意気投合した人に
「秋もオススメですよ〜」ときいて
つぎは反対路線から行くつもりだよ。

(行動が一緒!父は、やはり父だった‥‥!)
なんか親子だねぇ。
他にはどんな使い方してるの?


登山計画をまとめるのに使っているよ。
コピー用紙に書くとどこかにいっちゃうからねぇ。
いつ行ったか、どんなルートだったかも
年ごとに記録できるのは便利だよね。



サイズが大きくていいし、このマス目もいいよね。
字を書くときにすごく役立ってる。

そうだよね、
めちゃくちゃきっちりしてるもんね。
ジャンルをしぼらずまとめられてて、
すでにおとうさんのライフブックって感じがする。


うちの家系で細か〜く手帳を書くのは、
おばあちゃんとわたしとあなたくらいだよ。
継いでる感じが、なんだかおもしろいね。




おばあちゃんと父親の手帳。

おばあちゃんは93歳になって、
孫に過去30年の手帳をみせるなんて
思ってもみなかったと言っていたし、
こんなにたくさん会話をしたのもはじめて。
父もおばあちゃんの知らない面を知れたり、
手帳を通して
それぞれの共通点も垣間見れました。

自分の手帳をたのしむことも大好きですが、
今回は家族の手帳から
新たな「ぽてんしゃる」を発見した旅でした。
知らないことだらけっ!
おもしろかったー!

わたしは近い未来、
手帳に俳句を書いているかもしれません(笑)

まだまだ手帳ニュースは続きます!
次回もおたのしみに!