2018-11-20
寒さが厳しくなる前にもう少し着たい、
と思うこと、ありませんか?
わたしはあります。
そこで、天気のいい初冬の東京を
こんな格好でうろちょろしています。
「木漏れ日をそのまま布にした」
というような柄の薄い絹を、
細く細くプリーツにして、
柄の一色とぴったり合った裏地をつけ、
裏地の共布を肩のストラップにした、
フランスのヴィンテージのサンドレス。
タグがついておらず、
作りにホームメイドらしい特徴が見えます。
一体どんな人がこんな詩的な服を作ったのだろう、と
ぼんやり見つめているうちに時が過ぎるような、
そんなワンピースです。
合わせたのはMiknitsのhoneybee柄のカーディガン。
シルクのふわふわプラス、モヘアのふかふか。
これだけだと風を通してしまうので、
間に少し厚手のダンガリーシャツを挟みます。
アクセサリーは、
おそらくワンピースと同じ年代に作られた、
水色のプラスティックに
ラインストールを散らしたバングル。
猫のイヤリングは表情がおかしいでしょう?
これも古いもので、
ベースになっている白いプラスティックは、
カゼインプラスティックといい、
牛乳を原料にして作られたものなのだそう。
猫とくれば、ということで、指輪はネズミ。
イギリスのヴィクトリア時代の、
おそらく子供用のもので、
わたしはピンキーリング(小指用)にしています。