7月5日(水) 天気 雲があんまり動かない
by たまちゃん
今日5日は、麻布十番温泉で“ほぼ日”二周年記念パーティだ。
大ザンスですっかり鈍ったポカスカは、
エンジンのかからぬまま、この日のライブを終えた。
以前糸井さんは、ボカスカジャンに、
“今ならまだまだ失敗出来る。ポカスカジャンよ、失敗しろ”
こんな言葉をくれた。
僕はそれを、立ち向かう姿勢の事だと勝手に解釈している。
良くなかったライブの後は、
いつもこの言葉が背中に張り付いて来る。
何が出来る? 何をする?
酒も飲まずに潜り込んだ布団の中で、
ずーっと浮かんでは消え、浮かんでは消えしてた。
P.S. シル君また今度一緒にワイン飲もうね。ムフフ。
7月9日(日)
by しょうご
とうとうこの日がやって来てしまった、、、全国公演2日目
福岡サンパレスでの昼公演を、僕の家族が観に来る。
既に今回の“大ザンス”を御覧になった方なら
『えっ!! アレを親の前でヤルのか!』
『気は確かか? 親子の縁は切られるんじゃないのか?』
“大ザンス”を観ていない方本当にわけの分からん
日記でごめんなさい!!
事態がよく分からないとは思いますが、、、
想像してみて下さい、あなたがもし
親子の縁を切られそうな事をしたら、、、
想像しましたか?、、、
多分皆さんのどんな想像も、今日僕を襲う
現実を超えることは出来ないでしょう、、、
しかし!! 俺も芸人のはしくれ、
こうなったらこの現実を楽しませていただくぜ!!
そして観に来てくれた皆を笑いの渦に
巻き込んでやるぜい!!
この僕がこんだけ悩み、そして人生観を変えるほどの
“大ザンス”今からでも遅くはありません観に来て下さい!!
各会場でお待ちしてます!!
7月10日(月)
by のんちん
まったりとした昼下がり、現在オレはある人達と3人で
何故か新宿ヒルトンホテルの一室にいる。
ルームサービスのオリーブ、カマンヴェール、
高級ワイン、乱れ散る衣服・・・。
これは夢か?
この女、そしてこの男は・・・誰?
悪夢の一夜を断片的に思い出してみよう。
昨日は福岡の昼公演を終え、
ポカスカは仕事の為東京戻りだった。
そしてもう2人東京戻りの人間、いや女優がいたのだ・・・
ワハハの2大女優、柴田理恵と久本雅美。
この時点で厭な予感はしてた・・。
pm8:00
福岡空港内にあるおでん屋の片隅・・。
飛び交う酒・酒・酒・・、お店のお姉ちゃんも
「テレビで言ってた通りですね」と妙に納得する飲みっぷり。
そしてハッピーバースデーの大合唱!
そう、今日は久本さんの40回目の誕生日なのだ。
どんなに寂しい女にも年に1回必ずやってくる
お約束の誕生日。(スイマセン)
よし、今日は姉さんにとことん付き合うかっ!
この時は本当にそう思ったよ・・・・。
pm10時
羽田空港。
ポカスカの3人は酔いと疲れで飛行機で熟睡していたが、
なんとあの2人は機内でワインを、
しかも販売してないものを無理やり持ってこさせたようだ。
千鳥足の2大女優。
おかまいなしだ。オレは柴田さんと、
玉井と省吾は久本さんと手をつなでいる。
振り返る人々。
歩く歩道での大合唱。
pm11時
新宿2丁目のそば屋さん。
おかまちゃんに囲まれて日本酒ラッシュ。
2丁目といえば省吾だが、
さすがに2人の人気にはかなわずションボリ。
その逆にテンションがあがる久本さん、
徐々に引いてゆく柴田さん、玉井、
おかまちゃんまでもが・・。
足早に帰る柴田、玉井、省吾、3人とも
久本さんと目を合わさないようにタクシーに乗り込む。
やられたーと思う間もなくガバっと腕をつかまれた!
涙目で柴田さんと久本さんのマネージャーを見るが、
2人は深くうなずくだけだった。
10分後
適当に入った2丁目のバー。
様々なお国の、見た目は男で心は女の人達が寄り添っている。
ふとテーブルを見ると小さな紙切れに
「お好みの男性が見付かりましたら、
店員にお申し付けください」とある・・・・。
やばい、神聖な場所を汚している・・。
速攻逃げた。
am2:00
へべれけの久本さんを寝かそうと、
オレと久本さんのマネージャー平間氏2人で
姉さんを家に送る。
あ〜これでやっと帰れる・・・と思ったら
「マンションのカギが無い」と姉さんが叫んでいる。
まさか? 酔ってるだけでしょ?
オレん家に泊めて? やです。
稽古場で寝る? えーー。
平間氏「どうせならホテルに泊まりましょうよ」
久本「お前らとホテルはやだ」
大久保「こっちのセリフです!」
am3:00
ヒルトンホテルのカウンター。
「あたしさぁ、カギ忘れて家帰れないの、お部屋ある?
カギはないけど金はあるよ」
「かしこまりました、8万円のスィートルームを
御用意させて頂きます」
「えっ、8万は出せないよ!」
「はっ・・・(金あるって言ったじゃん)」
「あっそれからこの2人何でもないから、
ただのマネージャーと劇団の後輩」×30回
結局4万の部屋へ3人でチェックイン。
「ドアボーイのお兄さん、一緒に飲まない?」
「いや、仕事なんで・・・」
完全にスターのそれではない。
「オリーブとチーズとワインが欲しい」
オレは○万もするワインを黙って頼んでやった。
「オレ(泥酔すると己をこう呼ぶ)シャワー浴びてくる」
パンツ1丁であがってきた。とたんに、
「ぐーーー」
いびきだ。
「ピンポン」
ルームサービスがきた。
豪華なテーブルをはさんで中年男がふたり・・。
「オレ達何やってんだ?」
笑うしかない・・。
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お昼に目覚め、テレビを付けると「笑っていいとも」に
柴田さんが出てた。
「あっ、オレの良く知ってる人だ」と冷静に思った。
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