お別れ日記。(by のんちん)
ワハハ本舗全体公演「大ザンス」も終わって、
そのあとのポカスカジャンでの北海道ツアーも終わり、
今回の日記の連載も終わりということで、色々考えた。
玉井が書いてた「全体公演とポカスカでは熱量が違う」
という事については始めから解りきってたことなので、
あえて触れません。
だってオレ達はポカスカジャンとして
ワハハに入った訳だし、
劇団内のユニットではないし、
役者志望な訳でもないし(省吾はどうかな?)。
久本さんや柴田さんがワハハという
帰ってくる場所があるからいいんだ、と言ってるように
ポカスカの3人がいずれ帰ってくる場所が
ポカスカになればいい。
3人にとってポカスカが空母船、
ワハハが海みたいなもんか・・・・。
とにかく3人にとってポカスカが何よりも大事であり、
また何よりも面倒臭かったりするのは当然だし、
そうでなければ困るし。
そこで考えた。
ポカスカにとって大事な事、物、者。
それは3人がよく「○○○で飯が食えるなら最高だよなぁ」
と口を揃えるように・・・「○○○」、そう「ライブ」だ。
オレ達は一生ライブバンドでいたいのだ。
しかしライブだけで飯食ってる人なんていないんだそうです。
ユーミンの武道館、赤字だそうです。
ミュージシャンのライブは
本来プロモーションだからいいんだそうです、
それでCDが売れれば・・・・・・・。
そういうシステムなんです。
がしかし、ポカスカにはまだそのシステムがない。
CDといっても殆ど手売り、演歌の世界です。
そしてライブといっても、お決まりの曲では盛り上がらない。
笑いだから何度も見たら飽きちゃうのだ。
サザンが「勝手にシンドバット」を演る、客は盛り上がる、
ポカスカが絵かき歌を演る、客はシーーン。
しかもファン度数が高ければ高い程、
絵かき歌を待ってないのだ。
つらい。
だから必死に新ネタや新曲を
まめにつくらなければならいのだ。
ポカスカの単独ライブは殆どが新ネタのみのライブだ。
いままで単独ライブが13回、
そのうち9回が新ネタのみのライブだ。
9日間違う内容でライブができる!
すげーだろう。
勿論二度と思いだしたくないものもあるが・・。
っていうか、どこの世界に新曲だけで
ライブやるバンドがあるかって・・!
初めて人前で演奏するものばかりだからといって、
何をやっても「イェ〜」と盛り上がってくれるような
客じゃないし・・・・。
しかも前日ネタができたり、構成が当日決まったり・・・・。
ひとつ言えるのは、このプレッシャーを経験して、
なおかつまだやろうとしてるということは、
よっぽどライブに犯されてるんだろう。
それか、それがオレ達の存在理由だと
自分で定義しているかもしれない。
さてそこで問題です。
勿論ライブだけやってればいい訳じゃない。
やはり売れなければいけないのだ。
マイナーじゃ駄目なのだ。
マイナーが格好いいなんて、
20歳のアマチュアバンドマンのセリフだ。
オレ達、勿論売れたいですよ、
売れるって言葉は嫌いだけど・・・・。
そして何故売れたいか・・・。
金? 女? 名声? ・・・勿論。
だけど一番の気持ちは、
我々のことを知ってほしいということだ。
知ってくれたら沢山ライブに来てくれるんだ。
そこを狙い撃ちするんだ・・・、ズバッと。
「こんなバンドみたことねぇー」
といわせるんだ。
何万人に。
テレビに頼ってはいけない。
テレビは利用するんだ、位に思ってないと泣く。
基本的には何だってする・・・ポカスカの為になるなら。
でもそれが何の為なのか見失ってはいけない。
オレは本気でポカスカをストーンズのような
バンドにしたいと思い、願い、ばく進します。
来年のポカスカ音楽祭は
なんとあの○○○○○○○○で? ヘヘヘヘヘ・・。
またほぼ日でお会いしましょう。
(ひとまず大ザンス篇の日記はおしまいだけど
新しいこと考えて帰ってくるよ〜!)
どうもありがとう・・・。
PSJ
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