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７月23日 天気 ♪田舎の〜白いぃ あぜぇ〜道でぇぇ
by たまちゃん
新潟〜金沢間はバスでの移動だ。
飛行機、新幹線、バス、タクシー、と
あらゆる交通手段を使っての大ザンス軍団、
全国行脚の旅、金沢までは約４時間のバス旅行だ。
車内を見渡すと、
完全に旅の目的を忘れて旅行気分丸出しの人、
舞台が思うようにいかずおとなしい新人、
いきなり缶ビールを迎え討つ格好の中山省吾、
前夜の武勇伝をまくしたてている大久保乃武夫、と様々だ。
座席の位置取りもツアー折り返しということで、
大分シャッフルされている。
僕の隣にはフェロモン新人、矢原加奈子だ。
何やらＣＤを漁り始めた。
覗くと、ビートたけしのベスト盤だ。
２人で"浅草キッド"を聞く。いきなり酎ハイが欲しくなる。
この大ザンス軍団の中でもド渋のポジショニングだろう。
♪お前とぉ〜あっあぁたぁ〜仲ぁ〜見世のぉ〜♪
今回の旅のテーマソングになるのか!?
去年のポカスカのツアーのテーマソングは、
ドラゴン・アッシュだった。
当初、完全ノーマークのヒップホップだ。
だって省吾はクラプトンにトム・ウェイツの
カウンターの中お酒作ります系、
のんちんはミッシェル・ガンにキャンディーズの
興奮＆ノスタルジック涙の二本柱、
僕は誰からも反応が無かった
ビーチ・ボーイズにゾンビーズだ。
そんな三角州に降った雨が、ドラゴン・アッシュだった。
熱くてちょっと青臭い"アンダー・エイジズ・ソング"が
ぴったりのツアーだった。
今回の大ザンスツアーにドラゴン・アッシュは流れていない。
当たり前といえば当たり前だ。
バスの中でも省吾はクラプトン、
のんちんはミッシェル・ガン、
僕はビーチ・ボーイズを聞いている。
皆それぞれだ。別に好きなの聞きゃあいい。
勿論貸しっこして聞いたりもしている。
車窓の高速道路の景色は前と全く一緒だ。
後輩がたくさん出来ようが、大ザンスツアーだろうが、
去年のツアーの時と一緒だ。何が変わったの?
車内ではアカペラカラオケ大会が始まった。
一人一曲、マイクが廻ってくる。
僕は十八番の細川たかし"望郷じょんから"を歌った。
後輩が盛り上げてくれた。
７月24日（月）by しょうご
ツアーも後半にさしかかり、
色んな土地を巡って来て思うのは
やっぱり初見参の土地ではオーディエンスもキャストも
同じ様に期待と不安、緊張と迷いがそれぞれの形で
表に出てくるのが分かる、ということだ。
今日の金沢公演では、おもしろい程それが表れていたと思う。
開演前の客席でのざわめき、
楽屋での夢の中の様な慌ただしさ、
そして幕があく、、、
この時僕が思ったのは
人は１対１であれ２０対２０００であれ
出合いの一発目の『初めまして』と言う気持ちは
変わらないと言う事だ。
僕らは会場で待ち合わせて
お客さんと約３時間のデートをする。
その相手には楽しんで欲しいし
良い思いでにしてまた会える時を愉しみにしてて欲しい、、、
こういう事だ。
さあ、次の処女地、、、沖縄！
この沖縄という土地も何かがありそうな気がする。
まあすべてはフタを開けてみないと分からないのだろうが、
でも何かがありそうだと言うこの気持ちは多分、
全体公演もそうだがそれよりも
ポカスカジャンの単独ライブが待ち構えているからだろう。
ここのところ不調のライブを続けている僕ら、、、
ここは一発“大ザンス”から頭を切り替えて
沖縄でのライブを成功させねば！！
早く本来のポカスカジャンの楽しさを
自分達自身で思い出さねば！！
しかしこういう事を書きながらも
やっぱりビビってる僕もいるのは隠せない事実だ。
正直な話、、、恐い、、、
期待と言うよりも不安の方が断然大きい。
でもやるときゃやるしかないもんね！！
なんか話にオチはないし、だらだらと書いたけど
多分これが今の僕の精神状態なんだと思う。
あ〜集中力の無い俺、、、なんとかしないと、、、
沖縄までに。
７月25日（火）by のんちん
皆さんはご存じでしょうか？
ドラム漫才の村上ポンタ・ピンタを・・・。
ブルース漫才の柳ジョージ・ジャージを・・・。
ソウル大神楽の近藤房之助・房太郎を・・・。
チャーハンのコミックソング、
「つっこみする程悩ましい」「陶芸士」を・・・。
これは、私が後輩の安藤という男を
ソウルバーで騙した時にでたフレーズである。
なかなかいいフレーズだと思いませんか？
それから玉井と遊んでつくったフレーズ。
「圭子の夢は夜開く」→「圭子の店は夜開く」
「昴」→「すべる」
「シバの女王」→「柴田の女王」
などなど・・・。
あとグループでいくと
「アバ」→「サバ」
「アルフィー」→「アルファー」
・・・・・・。
ふたりで言い合ってた時は楽しかったのに・・。
ネタづくりと一緒、一方通行なのだ。
さた、沖縄に向けて緊張してきた。
省吾は・・・・・。
くう・ねる・へこく。
明日は仙台、がんばろう！
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