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僕が南部さんとお会いしたいと思ったのは、
農業の話をしていたときでした。
世のなかには、夢やビジョンを語る人は
いっぱいいるんですが、南部さんが
「パートでもいいじゃないか」という発想で
人を農業に送り込む話を聞いて、
「ちゃんと実現できる話をしてる人がいるぞ!」
と衝撃を受けたんです。 |
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農業だけでなく、どの分野でも
そうなんですけどね。 |
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「ああ、それならちゃんとできるな、すごいな」
という話を、パソナのスタッフの方から
つづいて聞いたんです。
「それ、だれが考えたの?」
「社長です」
「うわー、会いたいな!」
と思いましてね。
そして、パソナが本社の地下に作った
あの農場を拝見しました。 |
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註:
パソナ本社のある、東京・大手町のビルの地下には、
PASONA O2(パソナオーツー)という名の
畑があります。
太陽光の届かない地下で植物栽培を行なう
新しい都市空間就農支援施設です。 |
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あそこは屋内で地下だから、
畑の太陽はすべて人工灯がやります。
温度調節や防菌も必要だから
僕らのいるオフィスよりも
坪単価かかってる(笑)。
24時間冷暖房完備の畑ですよ。 |
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地下の畑にかかわっているスタッフの方は
小学生用の漫画雑誌かなんかで勉強したりして、
何から何までかまわずに、
いっしょうけんめいやっていますよね? |
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みんな、ゼロからやってる。
なまじプロみたいな人はいない。
どうやら社長が
「人の動きが重要だ」
とおっしゃっているらしい。
「なんてわかってる人なんだ!」
と思って、南部さんの本を読みはじめました。 |
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「ホラ吹くより実際に動け」と
言っている人がこの世にいるんだ、って
ほんとうに驚いたんですよ。 |
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批判や非難は誰でも言います。
例えば「行政が悪い」とか、
「天下りはよくない」とかね。
それはほんとうに
誰にでもできることなんです。
実際に行動するからこそ
そこにひそむ問題もわかるし、
逆に、かかわっている人たちの
よさもわかります。
実行して体験してはじめて
ものを言えるんです。
ですから僕は、
体験する前に批判と非難を言うことだけは
やめとこうと思ってます。 |
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僕は行動規範を
「迷ったらやる」
ということにしているんです。 |
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迷いっぱなしですよ。
昼飯でも「どれしようかな、どうしようかな」と
いっつも迷います。
「これやると金かかるしな」
「地下2階で農場なんか作って
失敗したら何億円も飛ぶな」とか。 |
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どちらかというと
ヒヤヒヤはしないですよ。
やるかやるまいかを迷って、
やると決めたらあとはもう、
目の前は確約された未来の姿を
自分で想像しちゃって(笑)。 |
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地下の畑のことも、やると決めたとたん
「となると、ここに6つの部屋がいるな」
「あれをあそこに置いて、真ん中をこうしよう」
と、どんどん考えちゃうわけです。
「完璧な冷暖房完備にしよう!」
「京都の盆地の温度の状況を作ろう!」
とかね。
失敗はまったく頭にない。
やるかやらないか、考えるだけ。
まわりは「えー」と思ってるかもしれないけど、
やると決めた瞬間に、
頭はその中に入り込んじゃってます。 |
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どなたか
ブレーキ役の人はいらっしゃるんですか。
「それはあんまりです」とか、
ツッコミ入れる人は? |
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僕、まずは迷うから、
ものすごい「どうする、どうする」と
みんなに訊くんですよ。
その段階でみんなの意見を訊く。
そうして考えて、最後まで迷ったら
もう、やっちゃうわけ。 |
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(明日につづきます!) |
2006-09-05-TUE |
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