春風亭昇太さんのCDブック
「はじめての落語。」について話しましょう、ということで
高田文夫さんと昇太さんをお招きして対談したのですが、
いやもう、主役の昇太さんをひな壇に上げて、
高田・糸井の年長者ふたりがしゃべるしゃべるしゃべる。
こりゃもう、ラジオ仕立てでお送りします!
いやぁ〜、おもしろかったぁ〜。




昇太さんと高田さんプロフィールはこちら!

第4回
「もう一生この人でいいと思った」


〜イントロダクション〜

高田少年が夢中になった林家三平さん。
落語にはまったきっかけが三平さんっていう人は、
けっこう多いみたいですね。
3人とも目を細めちゃって。


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↓聴きながら、スクロールしておたのしみください↓



三平が見たかったの、ナマで
ほんっとに見たくて。
※林家三平(1925ー80年):
観客を巻き込んでのライブ感あふれる高座と、
えもいわれぬ独特の魅力で人々に愛された落語家。
「どぉもスイマセン」というセリフとクルクルヘアーがトレードマーク。
昭和30年代にテレビの司会者などで爆発的な人気を博す。林家こぶ平さんの父。

東京タワーで番組やってたんですよ。
3人による三平さんのモノマネが炸裂します。

「あぁ、ぼっちゃん、今日はスーパーマンの話するから」
おお、すげぇ‥‥オレに言ってるよ。

だって三平さんといっしょにションベンしたって人、
オレ、2人知ってるんですよ。
必ず「三船敏郎です」とか「加山雄三です」とか(笑)。


※村松友視(むらまつともみ):作家。
『時代屋の女房』で直木賞を、『鎌倉のおばさん』で泉鏡花賞を受賞されてます。

ぼくも三平師匠に声をかけられて。
ものすごい嬉しかったですもんねぇ。
「あぁ、おにいちゃん、おにいちゃん、
 
松坂慶子のヌード見ましたか?」
↑無理矢理、ネタ入れましたね、昇太師匠。
みなさん、この現場には春風亭昇太師匠もいるんです!
お忘れなく!

あんなね、あんな神経つかったらね、53死にますよ。
小学生のオレまで気つかってんだから。
※ほんとは54歳だったみたいですよー、タカダさん。

点滴打ちながら冗談言ってたらしいもんねぇ(笑)。

「三平さん、わかる? お名前は?
「三船敏郎」



そういう人生があってもいいんじゃない?(笑)

少しは休めよ、っていうことですよね(笑)。

自分のことよりさ、人なんだよね。


ひとりで客になっちゃってるもんねぇ、タダ(笑)。


三平さんの話するとさ、みんな目が輝くじゃないですか。
これだけでいいですよね。
長嶋といっしょなんですよ。

※「源平盛衰記」:林家一門の持ちネタのひとつである上方落語。
古典文学『平家物語』『源平盛衰記』をもとに作られたパロディ落語で、
三平師匠はこれにダジャレなどをまじえつつ、支離滅裂な噺にしていたそうです。


森進一の結婚式で、いくら包んでいったらいいかとか、
ご馳走の話だけして終わっちゃう。
これ‥‥
これは、
なんだ?
※三遊亭円生(さんゆうていえんしょう):あまりの話芸の巧みさに、
ともすると敬遠されてしまうほどだったといわれる落語家。

※桂文楽(かつらぶんらく):古今亭志ん生と並び称され、
昭和最大の名人といわれる落語家。

だから入口は、やっぱ三平ですよね。
三平がいなかったら、こんなになってないですよ。

エエ話だねぇ‥‥。

「それからオレは西鉄なんだよなんていう。

中西なんていうサインもらうとさ、うれしいじゃない。
あー!もうこの人でいいやと思って。一生。

今休んでいいんだな、って(笑)。

シンガーソングライターですよね。

入口林家三平っていう人は、
多かったんじゃないですかね。
タカダさんのこと、だんだんわかってきたような気がするぞー。
面白いお話は、まだまだ続きます。
いままでの『お昼の落語パラダイス!』
第1回「落語ブームがきてる、らしい」
第2回「サラッとやって見せたいんだよね」
第3回「自分のことなんか言うんじゃないよ」

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高田文夫さんが責任編集をしている
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