東京糸井重里事務所が
「ほぼ日刊イトイ新聞」を立ち上げてから13年、
商品、お客さま、社員数が増える中、
現在3名の経理チームは
経理の仕事の質を上げるべく、仕組みづくりに取り組んでいます。
会社の変化はこれからも続いていきますし、
変化への対応とあわせて
経理の仕事の質もさらに高めていきたいと考えているため、
業務のフローもこの先、引き続き変化していきます。
できあがった仕組みの中で
きっちり仕事をまわしていくのが好き、という方には
ここの仕事はむかないかもしれません。
会社が成長したり、変化していく中で、
新しいことを学んで、柔軟に対応をしながら、
ほかの乗組員とともに経理の仕事をよりよく作り上げていくことに
やりがいや、楽しみを感じられる人なら
ここでの仕事はきっと楽しんでいただけると思います。
業務フローについて考え、取り組むようになって4年目。
経理の仕事を効率化する、という点では
会社の仕組みやシステムがまだ
十分整っていないのが現状です。
その上、書類まわりのことは
どうしても面倒くさくて後回しになりがちなので
待っているだけでは、
経理の仕事を進める上で必要な情報が
届いてこないことがあります。
そのため、他のチームのミーティングに参加したり、
直接、担当者に話を聞きにいったり、
必要な書類をもらいにいくなど、
効率的でない部分を補うために
フットワークをフルに活用すること、
ひるまず仕事を進めるタフさが求められます。
そういう点では、
ここでの経理の仕事は決して楽ではないですが、
フットワークと、
自分自身の経験、知識、想像力などを総動員しながら
ここでの経理の仕事を進めていくうちに
社内全体の動きに直接触れたり、見通せるようになることは
この会社で経理という仕事をするうえでの、
おもしろさだと思います。
東京糸井重里事務所はフラットな組織でできています。
チーム全員がプレイヤーでありマネージャー。
そして、自分たちの仕事の範囲が
状況に応じて変わることを良し、と考えています。
そのため、社内の情報や動き、やるべきことが
トップダウン型で降りてくるのではなく、
社内全体を見渡しつつ、
社内の仲間と相談しながら
共有、発見したり、自分たちで判断していくというのが
「ほぼ日」の仕事のやりかたです。
そのような仕事のやりかたを後押しする一例が、
くじ引きによる席替えです。
くじ引きの結果、同じチームでも
バラバラの席に分散してしまうことがよくあります。
不便な面もありますが、
他のチームのいろんな話を聞けることは楽しいですし、
自分自身の仕事を広げていくことにもなります。
閉じて仕事をするより、
経理の外にも関心をもったり、
自分たちの仕事を開くほうが大事。
そんな「ほぼ日」のやりかたを
おもしろい、と感じていただける人であれば
きっとここでの経理の仕事を楽しんでいただけると思います。
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