糸井

どうもどうも、
よろしくおねがいします。

伊達

糸井さん、よく来てくださいました。
よろしくお願いします。

糸井

いやあ、ぼくみたいなにわかファンが
ゲストを引き受けてもいいのかな（笑）。

伊達

糸井さんはすっごくラグビーがお好きだと、
そして詳しいと聞きましたよ。

糸井

ぼくは、本当ににわかですから。
ほら、「NIWAKA DE GOMEN」って
書かれたＴシャツを着てるでしょう？

サンド

ぶわっはっはっは！

糸井

ちょっとフランス語っぽくしたの。
「ニワカ・デ・ゴメェーン」みたいな。

富澤

ニワカ・デ・ゴメェーン（笑）。

伊達

ああ、おもしろい！
最初っからそれを着ていくんですね。

糸井

ラグビーの関係者に
にわかならではの考えを話したら、
「その考えがほしいんです」と言われまして、
ぼくはその話だけなら、いくらでも話せます。

伊達

にわかファンの目線って、
ものすごく大事なんですよ。
ぼくらのラジオを聴いてくれている人も、
全員がラグビー好きでもないですから。
糸井さんがどのぐらい
ラグビーのことを知っているかも
まったく聞かされていないんで、
今日はいろいろ質問をさせてください。
それでは、収録をはじめましょうか。

糸井

はい、お願いします。

ディレクター

それでは収録をお願いします。
ではタイトルコールからいきまーす。
せーの、はいっ！

サンド

「サンドウィッチマンのWE LOVE RUGBY！」

伊達

どうも！
サンドウィッチマン伊達みきおです。

富澤

富澤たけしです。

伊達

さぁ今週もはじまりました。
富澤くん、どんな番組でしょうか？

富澤

だから前にも言ったでしょう？
徳川埋蔵金を探す番組だって。

伊達

いや、違うんですよ（笑）。
今年、日本で開催される
ラグビーのワールドカップを
盛り上げましょうという番組です。
富澤から徳川埋蔵金の話が出ましたけど、
今日のゲストが、ちょっと近いんですよね。
いやあ、来てくださるとは思わなかったです。
嬉しい、すごく嬉しいですよ。
糸井重里さん、よろしくお願いします。

糸井

くっくっく。
どうもよろしくお願いします。

富澤

お願いしまーす！
糸井さんといえば埋蔵金。

伊達

埋蔵金の話も訊きたいけどね（笑）。

糸井

TBSつながりなので
埋蔵金の話もできますね（笑）。

伊達

でも今日はラグビーのお話です。

富澤

糸井さんにはあまり、
ラグビーのイメージがないですよね。

糸井

そのとおりなんですよ。
ラグビーとは縁もゆかりも
ないも同然です。

富澤

いや、この番組は
ラグビーのゆかりの方しか呼んでないので。

糸井

いざという時には、
ぼくみたいな人がスペアでいるんです。
「４、５人に断られたらアイツがいる」
みたいな感じで呼ばれたのかな（笑）。

伊達

なかなかお呼びしても来られない方ですよ。
今日はご登場いただけて嬉しいです。

富澤

糸井さんは我々の単独ライブなんかにも
よく見に来ていただいたりして。

伊達

本当に長年お世話になっています。

糸井

ぼくも、たのしませていただいてます。
ラグビーについてよりも、
サンドウィッチマンの方が知ってますよ（笑）。

伊達

ありがとうございます。
さて、糸井さんは
ラグビーをお好きではあるんですよね？

糸井

どんどん好きになっている状態です。

伊達

いつ頃からお好きになったんでしょうか？

糸井

きっかけは、わかりやすいんですよ。
ぼくはよく、夜中に起きて
原稿を書いているんですけど、
テレビをつけていたら
日本代表と南アフリカ代表の試合が‥‥。

伊達

出たっ、なんてわかりやすい！

富澤

2015年のワールドカップ！

伊達

糸井さん、ベッタベタですねえ。

糸井

ここまでわかりやすいとはね（笑）。
はじめは観ようとも思っていなくて、
ただテレビをつけておいて
「なにかが流れている状態でいいや」
ぐらいでいたら、
その試合がおもしろかったんですよ。
ルールもよくわからないまま観ていたら、
あんな大逆転の試合展開になったでしょ？
仕事は結局、全然進まないんだけど、
あの試合を見て、えらい興奮したんです。

サンド

へぇ～！

伊達

絶対に敵わないと言われていた相手に、
土壇場で逆転勝ちをするという
最高のゲーム展開でした。

糸井

外国の人まで応援しましたもんね。

伊達

みんな、大パニックになってました！

糸井

真夜中にこの試合を観ているのは、
ぼくの友達の中ではぼくだけだと思いました。
ぼくの周りにラグビーファンがいると
思っていなかったんですよね。

伊達

あー、なるほど。

糸井

次の日、ぼくの友だちに
「あの試合を観ちゃったんだ」と言っていたら、
「ぼくは昔、ラグビーやっていたんですよ」
という人がポツポツと現れたんですよ。
そうしたら「もっと観たいですか？」と誘われて、
ほぼ日のみんなでラグビーを観に行きました。
するとまた今度は、
「ラグビーの関係者の人たちと会いませんか？」
とすぐに話が発展していったんですよ。

富澤

あらあら。

伊達

いや、人脈すごすぎるから！
なかなか、そうなりませんよ。
ワールドカップの南アフリカ戦を観て、
「おもしろかったね」と言っただけで
ラグビー関係者に会えるっていう（笑）。

富澤

「私もラグビーやっていたんですよ。観ますか？」
という人も普通はいません。

糸井

「あんなにおもしろいものなのに、
うまく伝えられていない感じがする」
と思っている関係者の方々がどうやらたくさんいて、
「お話を伺いたい」みたいな話になったんですが、
ぼくはラグビーのこと、何も知らないのにね（笑）。

サンド

わっはっはっは！

糸井

でも、あの試合を観たことで
ラグビーに興味を持ってしまったんです。
同時に、もうひとつ重要な要素がありまして、
会社の真正面に秩父宮ラグビー場があるんです。

伊達

ああ、そうなんだ！

糸井

目の前でおもしろいことがあったら、
ぼくにとってはすごく得なんですよ。
「今から行ってくるわ！」ができるから。

富澤

すぐ行ける場所ですからね。

糸井

神宮球場のヤクルト・巨人戦でも
「行ってくるわ！」ってよくやるんですけど、
野球はガッカリして帰ってくることが多いの。

サンド

（笑）

（つづきます）

2019-02-27-WED