ミーちゃんのお家のお隣は、
手作りのドイツ菓子の店
『Schwestern Haus(シュヴェステルンハウス)』
といいます。
ミーちゃんが、日記のなかで「仕事」と言っているのは、
この店のお手伝いですし、
日記のなかでの食事というのは、
料理教室もやっているこの店の店主である
初美さんがリーダーシップをとってつくっているものです。

2010年でもう8回目になる、
このお店の冬期限定のチョコレートケーキ
『ザッハトルテ』の販売。
今年ももちろん、「ほぼ日」でお手伝いします!


ほぼにちわ。
今年もやってまいりました、
『ザッハトルテ』の季節です。

このページに初めていらした方は、
ぜひ右にある、
「こんないきさつでザッハトルテの販売をはじめました。」
をお読みください。
今年で8年目になる『ザッハトルテ』販売のお手伝いが、
どういうきっかけで始まったのか、
糸井重里の言葉とともにご覧いただけます。

2010年のザッハトルテは、限定1000個。
1月15日(金)の午前11時から、
先着順での受付を開始します!

明日の受付スタートまで、しばしお待ちくださいませ。
そして、限定1000個の受付ですので、
どうか「うっかり」されませんように。
詳しくは「ご注文の方法」を、
受け付け開始の前によーく読んでおいてくださいね。

さて、受付スタート前日の今日は、
甘いもの好きな「ほぼ日」乗組員による、
『ザッハトルテ』試食会の様子をお届けいたしまーす。


さあ、みなさん。
ようこそ試食パーティへ!

わーーーーーい!(拍手)
みなさんは、はっきりいってラッキーです。
ザッハトルテを試食する人に選ばれました!
あの、すごくうれしいんですけど、
なんでわたしたちが?
ケーキが似合いそうで、
甘いものが好きそうな人々を選びました。
みなさん、甘いものは好きですかー。

好きーーー!
ならば、なんの問題もなし。
ケーキにぴったりの、
おいしい紅茶もご用意してあります。

いいですか、みなさんはいま、
ザッハトルテを注文して、
その到着を心待ちにしている人たちです。
あ、そういう設定。
その設定がなくても、
今かなり待ち遠しいですけど(笑)。
ちなみにみなさんは、
ザッハトルテを食べたことは?

ありまーす。
わたし、「ほぼ日」の読者だったころに
自分で注文しました。
おお?
へええ〜、そうでしたか。
それ知らなかった、ほんとに。
チョコレート好きなもので。

やっぱり注文してから届くまでは、
待ち遠しかったですか。
直接お店の方と
メールでやりとりするじゃないですか。
いつ届くんだろうってドキドキ(笑)。
その、待ってる時間もたのしいんです。
いいですねえー。
さあ、みなさんも
そういう気持ちになってくださいよー。
注文してから、ちょっと経ちました。
経ちました。
そんなある日のことです。
ピンポーン♪
おやおや? 誰でしょう?
あれれ?
なんと、ケーキが届きました!!

うわーーー!!(拍手)

包みをあけてください。
これ、あける人はうれしいですよねー。
‥‥じゃあ、タナカちゃん、あけて?
いや、ベイさんお願いします。
田口くん、あけなよ。
そんな、おーさんどうぞ。
いえいえ、どうぞどなたか。

いえいえいえいえ、どーぞどーぞどーぞ。


じゃんけんで、決めましょーー!
‥‥はい。
さいしょは、グー。



じゃんけんぽい‥‥あいこでしょ‥‥
しょっ、しょっ、しょっ‥‥。
あー、おーたちゃんの勝ちー。
じゃあ、すみません、わたしが。

わくわく‥‥。
ええと(比較的もたもたする)、
このヒモをはずして‥‥。
‥‥‥‥はーやーく(手拍子)、
はーやーく♪ はーやーく♪
はーやーく♪ はーやーく♪
わわわわわ(笑)、
あせらせないでーー!
よし、と。
では、箱のふたをあけまーす。
‥‥じゃーーん。


わああぁ‥‥。
この、くしゅくしゅの紙がまた。
かわいー。


中の包みは、みんなで広げましょうよ。
そうですね、それがいいです。
じゃあ、みんなで。

(みんなで広げる)
出てきた、チョコが。
おいしそー。


切り分けるのは、ぼくがやります。
お、ここはスッと決まるんだ。
8分割でいいですよね。
ええと思います。


ああ、みごとなナイフさばきで‥‥。
いま、みんなの分が、
切り分けられ‥‥ました!
では、みなさん、召し上がってください!
いただきまーす。


‥‥どうでしょうかね?
心待ちにして食べるケーキの味は。
みなさん、どうです?
おいしい、おいしいです。


しあわせ、しみじみ。

すごいやわらかい。


やわらかいのに、しっかりしてて。
ジャムの味もきわだってます
あんずジャムの酸味がね。
男性陣はどうでしょう。


うまいっすね。
‥‥なんか、あれ?
いつもよりおいしい気がする。
え? 毎年たべてるのと違う?
おんなじ味のはずだよ?
うーん‥‥すごくおいしい。
もしかしてベイさん、冷蔵庫に入れてません?


‥‥入れてる。入れてました。
あー、それですね。
ザッハトルテは
冷蔵庫に入れちゃいけないんです。
そうだったんだ。
そうですよベイさん。
涼しい場所に置いておくんです。
暖房のきいてない玄関とか廊下に。
それで一週間、保ちますから。
さすがチョコ好き、その通り。
冷蔵庫に入れると固くなったり、
風味が落ちたりしちゃうんです。
だからそう、暖房のきいてない場所でね。
これができるのは冬だけ。
夏だととけちゃうでしょ?
なるほど。
あ、おいしいわ、やわらかくて。
これは毎年の応募の多さがうなずけます。
こんなにおいしいんだ。
毎年、冷蔵庫に入れて固くしちゃってた。


そこは気をつけましょう。
ザッハトルテというケーキは、
いろんなお店で売っていると思うんですが、
ほかのも食べたことあります?
あります、あります。
ふつうザッハトルテは、
もっと濃いんですよね。
そうそう。
これは爽やか。
わたしはこっちのほうが
日本人向けのような気がします。
チョコ好きは言うことが違うね。
そうですねー。
味を表現するって難しいですから。
なので今回も、
「こういうふうにおいしい」
と言葉を重ねるのではなく、
みんながうれしそうに食べてる様子を
紹介するのがいいのかなあと思った次第です。

なるほどー。


‥‥そういう意味では、田口さん。
はい。
おいしいですか?


や、おいしいっすよ。
田口さんはお酒がいける人だから‥‥
もしかして甘いの苦手?
いやいやいや、甘いのも好きなんです。
これもしっかりコクがあって、おいしいです。
なるほど、
うれしさが顔には出ないタイプなんですね。
すみません。
じゃあ、ここはひとつ、
「おいしくてうれしい!」という顔をお願いします。
え‥‥どんなん? どんなんやろ?
どんな顔やろ?
やっぱちょっと「驚き」入るんか?
うーん‥‥はいっ!

わはははははは!
田口さん。
はい。
わざとらしい(笑)。
ははははは。
あ、それそれ、いまうれしそう!!

はいー、ありがとうございましたー。
ほんとにうれしそう(笑)。
──こんなところで終わりましょうかね?
ですね。
いやぁ、ケーキを囲んで
みんなでおしゃべりっていうのは、
ほんとにたのしいものですね。
ですねー。
おいしいから、ひとりでぜんぶ
食べたい気持ちもあるけど(笑)。
それはそれでまた、うれしいでしょうねえ。
あ、みんな食べ終わりましたか。
じゃあ、カメラに向かってえぇ‥‥。
ごちそうさまでしたー!

ザッハトルテの試食パーティは、
これにて終了いたします。
みなさんもザッハトルテの到着で、
「うれしく」なりますように!