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ということで、
社内でまだザッハトルテを
食べたことがない、という社歴の浅いみなさんに
集まってもらいました。 |

▲急に呼ばれて緊張しているみなさん。
テーブルにはおいしい紅茶をスタンバイ。 |
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みなさん、ようこそ試食パーティへ
いらっしゃいました。
これがうわさの‥‥ザッハトルテです! |
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一同 |
おおお~(拍手) |
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こうやって届くと、うれしいね。 |
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うん。 |
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‥‥で、ぼくは、何役をすればいいのでしょう。 |
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もしや、昨年までの
「ザッハトルテ家族」を意識してますね?
今年は、初心にかえっての「試食会」なので、
お芝居なしです。
率直な感想を言ってもらえたらオッケーです。 |
一同 |
はーい。 |
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さぁ、誰が開けますか? |
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開けたまえよ、きみ。
(と、これっちのほうをみる) |
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「お父さん」ぽくなってる。 |
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(笑)頼まれてないのに。 |
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じゃ、開けまーす! |

▲たのしい瞬間。
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切り方が書いてある。
「あたためたナイフで切る」‥‥なるほど。 |

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ナイフをあたためるのに
お湯をはったボウルを用意しています。
どうぞ、そのまま開けちゃってください。 |
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わかりました。 |

▲オープン!
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いい香り! つやつやだ~。 |
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誰が切りますか? |
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(むっちゃんのほうをみて)
お母さん、かな? |
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(無言) |
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‥‥すいません、お姉さんです。 |
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ふふっ。じゃ、切りますよー。 |
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みんな、ふつうでいいからね。 |

▲お湯でナイフをあたためて、
濡れたナイフをキッチンペーパーでぬぐいます。 |

▲すーーっとナイフが入ります。 |
一同 |
わぁ~。 |
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すごく切りやすい。
何等分にすればいいかな? |
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4人いるから、とりあえず8等分でしょうか。 |
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なんか楽しい。切ってみる? |
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切ってみようかな。
‥‥わ、ほんとだ!
すっと入りますね。 |
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これっち、切ってみる?
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いや、ぼくは絶対に失敗するんで。 |
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これは修行だよ、きみ。 |
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また「お父さん」を意識してる‥‥。 |
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(切りながら)
あ、意外と簡単ですね。 |
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これっちは、
ふだんはこういうものを食べますか? |
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食べないですね。
ザッハトルテを食べるのもはじめてです。
甘いものといえば、
だいたいは‥‥おまんじゅうです。
(※これっちの実家はお寺です。) |
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さぁ、美しく切れたところで、
試食に入っていただきましょう。 |
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一同 |
「いただきまーす!」 |
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めっちゃおいしそう。 |
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食べちゃうよ~。 |
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あ。待って待って。
写真を撮りたいです。
まずはこれっちから、どうぞ。 |
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いただきます。
あ‥‥すごくチョコがなめらか、ですね。 |
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いいですね。
つづいて、むっちゃんどうぞ。 |
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はーい。
いただきまーす。 |
(食べる) |
「ん‥‥!」 |

「わぁ‥‥」 |
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いい顔してる~~。 |
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‥‥ジャムが、
ジャムがあまずっぱくていい! |
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じゃ、ぼくも。 |

「ん、これは‥‥」 |

▲しみじみ喜びをかみしめるタイプ。 |
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さいごは、ひなちゃんですね。 |
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はーい。(食べる) |

「んんんんっ、すごいっ!!!」 |
一同 |
わはははは! |
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いい表情だね~。 |
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おいしい!
軽いです。重すぎない。 |
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うん、想像していたよりずっとね。 |
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「せなか」がいいですね。
ジャムがいっぱい挟まってる。
この、せなかの厚みが幸せです。 |

▲ザッハトルテのカーブしている部分を、
「せなか」と呼ぶコジャ。
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なんだか女性陣は勢いがあって、
男性陣は、ゆっくり食べてる感じですね。 |
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だって、どんどん口にいれたい!
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男のほうが未練がましいんですよ。
なくなるのがさみしい。 |
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さて、みなさん完食ですね!
ではこれにて‥‥
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あの、さっき8等分したから
‥‥まだ半分のこってますよね? |
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え?
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ほんとの話、もう1個食べたいよね、みんな。 |
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えっ、2切れ目、いきますか?
みんなはどうかな。
無理はしなくて大丈夫ですよ。 |
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無理してない。
食べていいの? |
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もちろんいいけど‥‥。 |
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やったぁ!
いいんですか? |
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これっちも食べる? |
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余裕でいけますね。 |
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いや、べつにぼくはいいんですよ。
我慢できますよ。
でも、コンテンツ的には
2切れ食べたほうがいいよねえ。
おいしいってことをもっと伝えるためには、
食べなくちゃねえ。 |
一同 |
(笑) |

▲というわけで、2切れ目。 |
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(どんどん食べながら)
おいしい。
甘すぎないし、
ずっしり系じゃないから食べられる。 |
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たぶん、このあんずジャムがあるから
いっぱい食べられるんだろうなぁ。 |
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いやぁ、いい仕事だなぁ。 |
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こんないいアルバイト、ないです。
(※これっちはほぼ日の受付まわりを
手伝ってくれている学生アルバイトさんです) |
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このザッハトルテは、
「せなか」側に近づくほどいいんですよ。
クライマックス感があって。 |
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うん、クライマックス感があるね。
あー、おいしかった。 |
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みんな、すごい勢いで食べましたね。
もう用意してないんですけど、
いちおう聞きますが、
もっとあったら食べてる? |
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食べますね。
まったく重くないし。食べられるよね? |
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うん。 |
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まだまだ大丈夫です。 |

▲余裕の笑み。
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ぼくはふだんは甘いものを節制しているから、
これ以上食べちゃいけない、
という罪悪感があるけど、
その罪悪感をなくせば、いける。 |
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これ自分でも買いたい。
どれくらい日持ちするんですか? |
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一週間もちます。
冷蔵庫に入れると固くなったり
風味がおちたりするので、
暖房の効いていない
涼しい場所に置いておいてくださいね。 |
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買っちゃおうかな。 |
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ね、おいしかった。 |
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ジャムがいい仕事してましたね。 |
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食べ終わるのがもったいなかったです。 |
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ということで、
みなさん、ありがとうございました! |

▲「ごちそうさまでした!」
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これにて試食会を終了いたします。
ザッハトルテが届いたときの
「うれしさ」や「おいしさ」を
この冬、みなさんもぜひ。
ご覧いただき、ありがとうございました。 |