2010年にはじまった「ほぼ日」の試食会。
当初は乗組員があつまって、
食べた感想を言い合うものでしたが、
いつしか「ザッハトルテ家族」という、
お芝居仕立てのコンテンツに進化し、
それも2016年に最終回をむかえました。

昨年からは、このケーキならではのおいしさを
あらためて知っていただきたく、
ザッハトルテをまだ食べたことがない
新しめの乗組員たちの試食会をお届けしています。

2018年の試食会に参加してくれたのは、
の4人です。

進行はです。
今年もまっすぐに「おいしさ」が伝わりますように。
どうぞご覧ください。

みなさま、お集まりいただき
ありがとうございます。
今年の試食会、どうしようかなと思っていたら、
はっとりが
「そろそろ、あの季節じゃないですか?」
と自ら名乗り出てくださいまして。
一同 おおー。
いいですね。
さきまわり!
ずっと、食べたいなと
願っていたんです。
あと、まだこのザッハトルテを食べたことがない
新しめの乗組員、ということで、
カッツミーとタナカ、
それから、ほぼ日きってのほんわかキャラ、
マリリンもお呼びしました。
たのしみですぅ~。
?
▲左からカッツミー、はっとり、マリリン、タナカ。
はい、ということで、
これが、そのザッハトルテです。
一同 わあーー!
(拍手)
包装紙がかわいいですね。
気持ちが高まりますねえ。
どなたが開けますか?
では私が‥‥。
包装紙に何か書いてある~。
「お菓子カレンダー」?
「この時期にこれを発売する」という
お店の情報ですね。
これはうれしい。
冷蔵庫に貼っておきたくなる。
さらに開けます。
一同 うわあー。
中もかわいい!
手書きのメッセージカード‥‥
「ザッハトルテの切り方」ですね。
どんどん、開けてください。
つやつや!
おお、開けた瞬間から
芳醇な香りが!
カッツミーさん‥‥ちょっとコメントが
うますぎませんかぁ?
一同 (笑)
どなたが切りますか?
じゃあ、私が。
最初にナイフをあたためるんですよね。
はい、ここにすでに
お湯をはったボウルを用意しています。

▲お湯をはったボウルにナイフを浸し、あたためます。
(あたためたナイフはキッチンペーパーで拭います)
ナイフをあたためることで
表面のチョコレートがばりっと割れるのを防げる、
ということですね。
あ、すっごいきれいに切れる!

▲すっと入ります。

▲たのしみでしかたないマリリン。
ザッハトルテって、
ぼくは食べたことがないんですけど、
『美味しんぼ』というマンガの44巻に出てくるんです。
「とんでもない親友」というタイトルで、
ウィーンのケーキが‥‥
それ読んでから、ずっと憧れていたんですよ。
さすが、何か出てくる男!
ぱっとコメントが出てくるのがすごい。

▲どんどん切ってくれるはっとり。
ああ、たのしみ。
じつは私、
「ザッハトルテ」がわからなくて、
事前に予習をしてきたんですよ~。
「予習」?
そうなんです~。
友達の家の近所に
有名なザッハトルテが売っていたので、
それを友達といっしょに食べて、
コメントを言い合ったんです。
チョコの部分がちょっとシャリッとしてるね、
という話になって、
友達が八百屋さんだったんで、
「たとえるなら、これは白菜のシャキシャキと同じだ」
ということになりました~。
白菜‥‥?
なんだかすごいです。
なぜ白菜なんでしょう。
と言っていたら、
もう最後のカットだ。
カッツミーも切ってみます?
え、最後なんて、
世界一難しいところじゃないですか!
(と言いつつ立ち上がる)
‥‥あ、思ったよりやわらかい。
すっと切れました。
きれい!
では、これを取り分けましょう。

一同 いただきまーす!

「‥‥!」

「わ‥‥!」

「‥‥!」

「‥‥うん」
みなさん、すごく
おいしい表情をなさってます。
ジャムが効いてますね。
このザッハトルテ‥‥
全方位感がすごいですね。
全方位感?
ターゲットを選ばないというか、
甘すぎないから
子どもから大人までたのしめるというか。
いいね~。
やっぱり、なんか出てくるね。
濃いところとあっさりしたところの
メリハリがあって、おいしい。
まんなかがあっさりしてて、
まわりのジャムとチョコが濃厚。
うん、あっさり。
なんか、未来が見えます。
胸焼けしてなさそうな未来が。
一同 (笑)
なんか、上品な味だなと思いました。
チョコの部分が厚みがあって、
すごくおいしいですぅ~。
これ、友達の誕生日パーティーとかに
持って行ったら、
もう好感度しか上がらない。
一同 (笑)
いま「せなか」のジャムを味わってます。
ちょっとスポンジを削いで、
チョコとジャムの濃厚なところを‥‥。
2個めもよかったらどうぞ。
いただきます。
あ、マリリンが見てる。
いま、マリリンの心が見えましたよ。
2個め、どうぞ。
(マリリンの皿に取り分ける)
え、もらってもいいですかぁ~?
ん~。おいしい~!
結局、さっきの白菜っていうのは
なんだったんでしょう。
ほかのみんなは、ザッハトルテを食べて
白菜を感じたことは‥‥?
一度もないですね。
実は、昨日も、
別のザッハトルテを食べたんですけど、
それもシャリッとしてて、
チョコの部分が白菜の食感だったんです~。
それ、チョコが薄かったんじゃないの?
これは厚みがあるし。
ああ、そうだったのかもしれないです~。
あと、私が食べたザッハトルテは、
チョコの中に砂糖のつぶが入っていて、それが
シャリッとした食感になってたのかも‥‥。
このザッハトルテは?
このザッハトルテはとってもなめらかです。
白菜じゃない。
その白菜の歯ごたえの
ザッハトルテを食べてみたくなってきた‥‥。
ぜひぜひ!
それはそれでおいしかったんですよ~。
もう白菜の話が中心になってきた‥‥(笑)。
おかしな方向に進んでおりますが、
気づけば結局みなさん2切れずつ、
完食してますね。
はー、おいしかったぁ~。
ケーキ2個食べたのなんて、久しぶり。
ぜんぜん重くなかった。
ぼく、これホールまるごとでも
全然いける。
胸焼けしてない未来が見えます。
一同 (笑)
ということで、
みなさん、ありがとうございました!

「ごちそうさまでした!」
これにて試食会を終了いたします。
ザッハトルテが届いたときの
「うれしさ」や「おいしさ」を
この冬、みなさんもぜひ。
ご覧いただき、ありがとうございました。

2018-01-11-THU


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