読みかえす
「今日のダーリン」
2003/04/19
4月16日

「昨日発表した
 『MOTHER1+2』の発売発表と、
 『MOTHER3』制作中の発表に、
 とんでもない数の
 メールをいただいてしまいました。
 ほんとに、ありがたいことです。
 ひとりひとりのメールを、
 時間をかけて読み続けました。

 あれから、あの時代のこどもたちは
 成長を続けていって、
 恋愛もしたんだろうし、
 失敗もさんざんしたろうし、
 嘘もいっぱいついたり、
 親にないしょのこともしたり、
 卑怯なこともしたんだろうなぁと、
 想像したんだよ。
 おとうさんやら、おかあさんに
 なってる人もいるだろうね。

 いろんな時代に、ぼくの場合は、
 いままでの領域に満足できなくなって、
 『あんなことしなけりゃいいのに』
 という陰口を聞きつつ、
 『妙なこと』に手を染めてきましたが、
 やっぱり、やっていたからこそ、
 こんな気持ちになれるんだと思うと、
 ほんとにうれしい。
 気長に、おしゃべりしながら
 発売を待っててください」


4月17日

「もともと、
 読者からのメールを全部読むというのは、
 ぼくらの大方針で、
 それはどんなに眠くても疲れていても、
 ずっと続けてきたのだけれど、
 ここ2日間は、いつも以上に
 読みふけってしまってます。
 受信箱に『MOTHERの同窓生』たちの
 便りが、次々に届く。
 読んでいると、思い出にふけってしまったり、
 自画自賛的に酔っぱらっちゃったりして、
 どんどん時間が過ぎていって、
 もう、完全に寝不足です。
 自分の投げた小石が、こんなに
 きれいな波紋を拡げていたんだなぁと、
 ほろりの連続です。
 ゲームというものに
 まったく興味のない人に、
 ぜひやってもらいたいという
 気持ちがあった作品だけに、
 いまも、この話題で
 盛りあがってばかりいると、
 ゲームに興味のない読者は
 シラケてるかなぁ、と、
 ちょっと心配もしているのですが、
 許してください。
 あれは、ゲームという
 メディアではあるのですが、
 もっと、『その外側に届くように』
 という思いで作ったものなので、
 たぶん、「ほぼ日」の好きな方なら、
 きっとおもしろがってもらえると
 勝手に思ってるんです。
 かつての幼稚園児たちが
 『ぐりとぐら』を語るみたいに、
 みんなが
 『MOTHER』を語ってくれているのは、
 ほんとにうれしいものです。
 ・・・すいませんねー。
 自分のつくったものが、
 プレイヤーたちに反射して、
 自分の涙腺を刺激している状態です。
 「ほぼ日」は、
 いま『MOTHERの気持ち』も
 力入ってますが、
 その他のコンテンツも、
 とてもいい時期なので、
 初めて訪れた人たちも、
 ぜひぜひ、読んでってください」

※みなさんのメールを読んで、
 darlingはさらに、
 無料配信のメールマガジン、
 「ほぼ日デリバリー版」に


「だいたい、
 『あんなことしなけりゃいいのに』
 と言われる。
 何をはじめても、言われるものだから、
 もう、なれっこになっているけれどね。
 なれていくうちに思ったんだ。
 あんなことしなきゃと言ってる人よりも、
 言われる側の人で、いよう、と。
 『ほぼ日』についても、
 いろいろ言われたらしいけれど、
 それを聞く機会がなくて、
 そのまま走っちゃった。
 つまらん噂を、
 うれしそうに教えてくれる人ってのも、
 これまた、どういうもんかねー」

 
 こんなようなコメントを、書いてたよ♪
 

2003-04-19-SAT


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