今週は、焼きいもの釜（25日）への
メールだけでも、700通弱の反響が到着し、
岸恵子さんについては、子育て中の人から、
「参考になった」という声がいっぱい……。
今週の「今日のダーリン」から、
３日ぶんを、おとどけしましょう。
【焼きいもがつくれる釜】
「ひと月くらい前のことなんだけど、
『ほぼ日』のある『明るいビル』の
近所のスーパー『Pコック』で、
家庭のガスで焼きいもがつくれる
という釜を売っていた。
秋の味覚フェアというようなことで、
さつまいもの売り場に、
ひとつだけ陳列してあったのを、
迷うことなく買って、
さっそく仕事場で焼きいもをした。
釜の値段は1800円くらいだったと思う。
大量につくることはできないのだけれど、
できた焼きいもは、とてもうまかった。
焼き上がりのときに、
濃い食塩水にさっと浸けるのがコツ。
これは、ぼくのガキの時代の記憶を
もとにした方法だった。
昨日、
その焼きいもを自宅でやりたくなって、
渋谷まで歩いて釜を買いに行った。
『TQハンズ』できいてみたら、
現在品切れだという。
1480円だという。ちょっと安い。
取り寄せてもらうことにした。
自宅に配送してもらえないか訊いたら、
欠品サービスとやらで、
配送料無料にしてもらえた。
うれしいと思ったんだけれど、
いま現物がほしい。
そのまま『Lフト』に行って見たら、
あったので、それを買うことにした。
これは3500円だった。
たぶん、どれも
同じものだと思うんだよなぁ。
『金時』と『紅あずま』という
さつまいもを買って、
さっそく焼いて食べた。
説明書には35分くらいで
出来上がると書いてあるけど、
もうちょっとかかるという感じだった。
ぽくぽくの食感を好きなぼくは、
紅あずまが、
ねっとり甘い系の好きな同居人は、
金時が、それぞれ気に入った」
【岸恵子さんのこと】
「『徹子の部屋』というトーク番組に、
女優の岸恵子さんが出ていた。
目がいきいき動いていて、
好奇心に満ちた表情は、
20代の女性も負けるという感じ。
表情というのはふだんの
生き方がでちゃうもんですねぇ。
感心しながらトークを聞いていた。
やがて、孫がかわいいんです
というような話題になり、
孫の母親である、
自分の娘が厳しすぎてよくない、
というような話になった。
『厳しくしすぎると、
ウソをつくようになるんですよ』
教育論風に語ったわけではなかった。
ごくふつうの日常会話として、
そう言った。
『厳しくしすぎる』ことは、
なんとなくイケナイと、
誰もが思っていたことだと思う。
しかし、それが
『ウソをつくようになるから』と、
こんなに明快に
説明されたことはなかった。
こどもたちばかりではないだろう。
あらゆる場面で、
それは成り立つように思う。
守りがたいほどのルールでしばることや、
あまりに厳密にチェックすることは、
人が生きることをむつかしくしてしまう。
そして、『ごまかし』や『うそ』という
生きやすくする道具を
生み出させてしまうのだ。
見事な発言だなぁ、
とあらためてぼくは思った。
かっこよかったなぁ、岸恵子」
【智慧の実コンプリートBOX】
「ちょっともったいないなぁと思って、
あえてお知らせをいたします。
9600円＋1300円＋1500円＝12400円。
価格訴求の嫌いな『ほぼ日』ですが、
こういうことも、たまにはあるわけです。
2枚組311分のDVD、9600円と、
講演の全記録単行本1300円と、
当日会場でのみ販売された
パンフレット1500円を足して、
12400円になりますが、
これに、舞台袖からの
インターネット中継のトーク音声CDと
MAYAMAXXがあの日に描いた絵を
モチーフにした特製ボックスという
2点を無料で付けて、なんと
10900円（税・送料は別）というお買い得。
この限定発売の『ほぼ日BOX』は、
実物の出来上がるようすを
じっと見続けているぼくが、
声を大にしたり中にしたりして
言うのですけれど、ほんとに、
すんばらしいセットなんですよ。
あの日の感動をまるごと閉じこめて、
タイムカプセルにしたような、
そういうものです。
鼻水すすりながら、
感動してしまったんです、昨夜。
あっちゅうまに売り切れるかと思ったら、
なんだなんだ、
まだ300セットも残ってるって！
なんじゃくりゃぁああああっ、
もったいないぞと思って、
とりいそぎ『ほぼ日』で
お伝えしておきます。
広告屋としては
じょうずなススメ方じゃないけれど。
これはほんとに買ったほうがいいぞ、と、
ただただ強く言いたかったので、
書いておきます。小青竜湯で
鼻水となみだ目が止まった記念日にね」 |
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