小説を書くということ。 佐藤正午+糸井重里 対談

昨年(2017年)末、私たちほぼ日スタッフが
驚くことがありました。それは、
「糸井重里が小説の解説を書いた」という
出来事でした。
ほぼ日以外で糸井が長い原稿を書くことは
かなりめずらしいので、
「これはすごいことだ」と思いました。
しかもそれは、
エッセイでもボディコピーでもなく解説です。
解説した小説のタイトルは『鳩の撃退法』。
理由はおそらく──、糸井は、
この作品を書いた佐藤正午さんに、
ほんとうに会いたかったから、
なのではないでしょうか。
対談は、佐藤さんの住む佐世保で行われました。

※この対談は『鳩の撃退法』の物語の筋には
ふれないようまとめました。
(そもそもふたりとも『鳩の撃退法』のストーリーについては
話しませんでした)
これから作品を読む予定のみなさまも、ぜひごらんください。

佐藤正午さんのプロフィール

佐藤正午(さとうしょうご)

1955年長崎県佐世保市生まれ、佐世保市在住。作家。
1983年『永遠の1/2』ですばる文学賞受賞、
2015年『鳩の撃退法』で山田風太郎賞受賞、
2017年『月の満ち欠け』で直木賞受賞。

『鳩の撃退法』が
文庫化されました。

2014年に上下巻の単行本として出版され、
多くの人を物語のおもしろさに引きずり込んだ
佐藤正午さんの長編小説『鳩の撃退法』が
このたび文庫になりました。
文庫も上下巻に分かれています。
(Amazon→上巻下巻
糸井重里の解説文は下巻に収録されています。