MITTANは、京都に拠点を置くブランド。
主宰でデザイナーの三谷さんを中心に、
世界のあちこちに遺っている衣服や生地を、
歴史から研究して、現代に反映させた、
「あたらしい民族服」をつくっています。
民族服、といっても、
過剰にエキゾチックな印象はありません。
ゆったりと軽い着心地でありながら、
自然にからだにそって、
男女共に似合う、かっこいい服です。
MITTANの服生地は、
日本各地のほかインド、ラオス、中国など、
アジア圏でつくられた布を使っています。
縫製にもちいる糸は主に綿や絹、
ボタンなどは貝、真鍮といった天然素材。
糸、布、染め、縫製のすべてに気を配り、
腕のよい職人さんが日本国内で縫いあげています。
今回の生活のたのしみ展のテーマは
「MITTAN ずっと着られるお店。」
ふだん、ほぼ日ストアやお店ではみかけない
1点ものや草木染のお洋服がずらりと並びます。
MITTANの「長く着る」ことについての高い意識は、
服のじょうぶさだけでなく、
アフターケアにも活きています。
ほつれたり、ほころろんだところは縫い直し、
あせた色は染め直す。
「もう着なくなった服」をひきとって、
きちんとつくりなおして次の世代に託す、
そんなチャレンジもしています。
育てて、お直しして、ずっとつきあっていける、
そんな服も今回のたのしみ展でご覧いただけます。