「あれ? なんでこんなふうに写ったんだろう?」
という偶然の不思議写真もあれば、
技術を駆使してのアメージングな作品もあります。
表現の幅を感じさせる、
印象的な不思議セルフタイマー作品をまとめました。
この写真はニューカレドニアで
3か月研究補助をしているときに撮りました。
ニューカレドニアの星があまりにも綺麗なので、
夜空を撮っていました。
ふと、自分の写真を残してみたくなりました。
夜なのでシャッター速度をかなり遅めにして
何枚か撮っていたときに、
ふと、自分が二人いる写真が偶然撮れました
(調べてみると多重露光という
手法のようですね)。
その時に、頭に思い浮かんだ
「あ、漫画でよくある脳内会議が
撮れるかもしれない」という案を撮ってみました。
30秒のシャッター速度で、
写真に写っている「一人」につき
10秒間おんなじ姿勢で固まっています
(10秒たつとぱっと姿勢を変えてまた固まる。
‥‥今考えるとしゅーるですね‥‥)。
人生についても、非常に悩んでいた時期なので、
写真の暗雲たちこめる雰囲気もあいまって、
「いろんな自分が相談している」という情景を
残せたかなー、と思っています。
思いついてから一発で思い描いたものが
撮れたのも、なにか導かれて撮った気がします。
(kurukurumawaru)
これは六本木で撮影した作品。
お洒落な街で、いろんな人にじろじろ
見られながら撮りました。
セルフタイマーはたまに恥ずかしいのが難点です。
(Mikke)
「夜の工場」
おそらく定位置に立つ前に
シャッターが開いてしまったのでしょう、
体が半分透けています。
ちょっとこわいです。
(みゆ(ミウ))
去年の秋に夫婦で日光へ旅行した時に
撮影しました。
宿のご主人に薦められ、
ライトアップ中の輪王寺逍遥園に
足をはこびました。
そこで目にした紅葉のあまりの美しさに
言葉を失いました。
池の水面に映るライトアップされた紅葉が、
まるで水の中にもうひとつの世界が
広がっているようでした。
その紅葉と自分たちを一緒に写真に
おさめるためにセルフタイマーを利用しました。
10センチほどの針金みたいな三脚(?)を使い、
地面にカメラを置き、鏡を使って画面を確認し、
夜景&人物モードで撮影しました。
結果‥‥シャッターのあと確認のため動くのが
ちょっと早くて人物が消えかかってしまいました。
(いれぶん)
耳をすませてシャッター音に集中。
露出は1分。その間動けないから。
どう写ってるかわからないから連続セルフ。
この日は七夕の日でした。右肩に織姫星。
(耳も使います)
(C) HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN