どうなる幸せな家庭、 どうする幸せな家庭?! 男子禁制篇 |
第5回 一緒に住むこと自体は面倒くさい。 ※第5回の投票は終了しました。 結果はこのページの下の方をご覧ください。 ★メンバー紹介はこちら!
(つづく)↓第5回のアンケート結果はこちら |
2002-09-29-SUN
<第5回 幸せを呼ぶアンケート結果発表!> 幸せFROM大阪、通天閣あかりです。 今回も皆さんの家庭の様子が垣間見える なるほど!と膝をうちたいメールが届いておりますよ〜。 みなさん、みごとに冷静で、現実的です。 対談より、こっちが面白いという声も?! ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ <既婚の方に聞きます。お子さんが自立したら、 2人は仲良くなると思う?>
育った環境に影響される部分が大きいと思うのですが 私の場合、お見合いで結婚した両親は、 幼い頃はそれほど仲良くありませんでした。 ところが姉と私が大学進学と同時に家を離れた頃から 突然仲良しになっていったのです。 たまに実家に帰っても、二人の世界を築き上げていて 子供である私たちはあてられっぱなしという状況。 そういった変化を目の当たりにした私は 他人同士である二人が 長年連れ添ったことによって生まれる 関係がどういうものなのか、 すごく興味を持つようになりました。 私にとっての結婚は、他人と何十年も家族として過ごすと 一体どういうものが生まれるんだろう、 という興味を追求するもの、でした。 特に期待や夢を抱いていた訳ではなく、 タイミングが合ったからした、というか。 でも、実際に結婚してみると 他人同士が生活する際に生まれるはずの摩擦も 皆無に等しく、二人の間の感情は、 恋人同士だった頃と明らかに異なる 「家族愛」に劇的に変化し、想像を絶するほど 毎日幸せを実感してしまう羽目に陥ったのです。 これにはびっくりしました。 なんというか、結婚ってナマモノなのね、と言いますか。 やはりやってみないと分からないものなんだなあ、と しみじみ感じた訳なのです。 ですから、すごく無責任な発言のようですが タイミングさえあえば、結婚してみちゃうのも 悪くないんじゃないか、と思うのです。 想像とちがった世界が そこに待ち構えているかもしれないし。 (Kさん) ※対談へ戻る <奥さんが財布をにぎって、 旦那さんにおこづかい制をとっているのは、 おかしいと思いますか?>
ボーナス前と昇給時期に2人で予算会議をしますが、 月々の管理は任されていて、 私が渡す事になってますので「NO」にしました。 一応「お疲れ様、ありがとう」の気持ちで渡してます。 そう言えば「誰が稼いだと思ってるんだ!」は 禁句なのです。 2人で分担して家庭を運営してるんだから、との理由で。 …私が有無を言わせないだけですか?(笑) (まだむーさん) ※対談へ戻る <例えば、自分の子供が大きくなったら、 もう一度働きたい?>
※対談へ戻る <具体的に「○○の妻」になりたい という憧れはありますか? もしくは、ありましたか?>
「○○の妻」になりといとう憧れ! ありました。 わたしの家は兼業農家です。 両親共に働いています。 毎日毎日働きっぱなしです。 土日祝日関係ナシです。 とくに母親は、いつ気が休まるのかわからないくらい 働いています。 もう50歳を過ぎているのに、いまだにそうです。 だからわたしの憧れは 「地方公務員(できれば市役所勤務)の妻」でした。 夜明け前から日が暮れた後まで仕事をしなくても、 台風や大雨に収穫を心配しなくても、 会社も、農業も忙しいときにどちらを取るか 悩まなくても、予想より安く値がついて、 やりくりを考えなくても、 確実に決まった額の給料がもらえて、 倒産の心配は要らない。 よっぽど悪いことをしない限り、首になることもない。 できれば家を継がなくていい、 親と同居の必要がない次男なんていいなぁー、なんて。 正直、今でもそう思っています。 違う種類の苦労もあるんだよ、と言われるんだろうな。 それでも、この母親の苦労を背負いたくないと 思ってしまうので、理想は「地方公務員の妻」です。 でも付き合っている人は 「専業農家の次男坊(家業手伝い有り)」 なんですよねぇ。 結局母親と似たような苦労をしちゃうのかな。 (マヨヨさん) ※対談へ戻る <あなたの結婚観や幸せ観には、 母親の存在が影響していると思いますか?>
11カ月の子どもが寝たあとの深夜に 在宅翻訳をしています。 かなり大変で、締め切り前になると寝るのは朝方で、 体をこわしそうになります。 なんでこんなことをしているのかと言えば、 母が教師として働いていたからだと思います。 家にいて家事をしてくれた祖母は、実は家事が嫌いで、 いつも家にいることは貧乏くじだとぼやいていました。 働くこと=人として当たり前で、 家にいるとみじめということが、 刷り込まれているのです。 子どもが生まれたてのときなど、 職業欄に主婦と書くのが屈辱的でたまりませんでした。 今は収入は少ないですが、「自営」と書いています。 そう書けるようになってはじめて、 また人として生きていっていいような気がしました。 一方夫の母は専業主婦です。 料理が大好きで、いつもおじゃますると 手作りのケーキや凝った料理を出してくださいます。 絵を描いていらして、おばあさまといっしょに 観劇やコンサートによく出かけています。 義母を見ていると、結構楽しそうで、自分の母が、 あくせく働くだけで楽しみを知らないように見えました。 そういうお母さんの元で育っているので、 私はてんやものやスーパーの冷えた総菜が 平気なのに、彼は耐えられません。 一生懸命夕方だけは手を掛けた料理をつくっています。 色々わたしの価値観を理解してくれる夫ですが、 彼のしてほしいことがやっぱり分かってしまうので、 よい主婦でいたいと頑張っています。 でも母から刷り込まれた価値観は、 それで満足することを絶対に許してはくれません。 ゆったり暮らしたいのに、それには我慢できないのです。 多分このままいくと身体を壊してしまいそうで、 今はこの二つの落ち着きどころを探しています。 母からの価値観の刷り込みはすさまじいものです。 結婚してほかの文化でそだった人と一緒に暮らして、 愕然となるほどに浮き彫りにされました。 (ぴかさん) ※対談へ戻る <あなたが幸せな家庭に求めるものは、 「好きな人と一緒に暮らすこと」ですか?>
最近ようやく安定しかかってきました。 6歳の娘にいわれたんですよ。 「パパとママはけんかするけどあれはよくない。 けんかとけんかの間のけんかしてないときを 繰り返していくようにすればいいのよ」 これでかなり目が覚めました。 私はけんかをして、その先けんかしなくてすむように なりたいと思っていつもけんかをしかけてきたのですが、 そういう一点突破みたいのはないってことですね、 家庭生活には。 小康状態をひきのばすってことがいちばんであり、 それには短い周期の小康期を コピーしちゃペーストするのがいいわけですね。 娘はあの若さでというかあの小ささ (身長110センチとちょっと)でなんでそんな 高等技術を知っているのだろう。 人が生まれ持った叡智なのでしょうか。 大人だって持っているはずだけど、なんらかの理由で、 わざわざ忘れているのかなあ。 一日一日を仲良く過ごす、その繰り返し、 ってことですね。 その構えに入ると、これはひとこといっておこう、 と一瞬思っても、先に送ることができます。 きょうでなくてもいいんじゃないか、って。 それで先送りにしても、 ほとんどなにも問題は起こらないんですよね。 ことなかれ主義っていうのではなくて、なんていうか、 関係を大切にするって、こういうことなのかなあ、と。 人間関係はワレモノですもんね。鉄鍋じゃないんだなあ。 ようやくわかってきた。 それともうひとつ。 こどもを生んで育てるということは、 哺乳類として自然なので、じつは (ほんとうのところは)苦労はいらないのに対して、 結婚生活は、人間だけが挑んでいる すごく難しいホームワークではないか。 間違えちゃったとしても、途中で降参しても 「失敗」とはいえないでしょうし、 「うまくいく」ことより「続ける」ことで もう点数をもらえるものかも知れません。 なんか夢のない話かも知れないけど、結婚している人は、 いま自分はすごく難しい問題を解いてるところだ、 えらいなあっていうふうに自己評価していて いいのではないかと思います。 (さくるさん) 「一緒に住むのはめんどくさい」ってお題目。 きゃー、よくぞ言ってくれたって感じです。 私はなんだかすっごくいい加減に結婚してから 早や12年ですが、 この12年の結婚生活で学んだ一番大きな教訓は 「異性と一緒に生活するのは、すっごく疲れる」 ということです。 「仕事」と「恋愛」は、男性と一緒にするのは とっても楽しい。 これは女どうしでするよりも、 はるかに楽しいと思っています。 (女に惚れるという体質の持ち主でもないし) でも、日常生活はぜんっぜんダメ。 40代半ばの夫であれ、娘の友達の小学生の男の子であれ 「男」というヤツが日常生活の中に混ざった途端、 なんだか自分の心とからだがすっごく緊張して 疲れちゃうんですよ。 なんかすっごく気を使っちゃうというか。 異性って自分たち女には根本的に理解できない 違ったリアクション、違った常識を持った 生き物でしょう。 そういう生物が、まったりどよよーんとなごんでいる 日常空間に入ってくると、なんだかその場の酸素が 薄くなってしまうような気がします。 女どうしだとそんなことはまったく感じなくて、 以心伝心の部分が多くて、とても気楽なんだけど。 生んだ子供が娘で本当によかったと思います。 というわけで、私にとって異性との結婚生活は かなり疲れるものです。 でも、その結婚のおかげで同性である娘を産み、 同性どうしでまったりする楽しさも 日々味わっているので、プラスマイナス、まあゼロか、 と考えるようにしています。 奈良時代みたいに、通い婚だったらよかったのになぁ、 というのが正直な気持ちですね。 (uさん) ※対談へ戻る ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 明日は、第6回のアンケート結果を 更新いたしますね! また、アンケートに答えられたときのお気持ちなど、 ご意見ご感想を、メールの表題に「幸せ家庭」と書いて、 postman@1101.comまでお寄せください。 お待ちしております! |
2002-10-01-TUE
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