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谷川さんへ、 感想のメールをどうぞ。
谷川俊太郎さんの答え  「身体に気をつけて」とか「長生きしてね」なんて、 そんな他人行儀なこと言えなくて当然、 言えるほうがおかしい。 質問読んでると あなたがおじいちゃん、おばあちゃんを 愛してることはあきらかだから、 ことばに出さなくても、 それは伝わっているのではありませんか。 優しくすることの基本は、 できるだけそばにいてあげることです。 たとえ寝転んでいても、ぶっきらぼうでも じいちゃんたちは、あなたがそばにいるだけで 喜んでいると思います。 それと優しくするのがコッパズかしいという感性は 大切だと思います。 質問 四  どうにもコッパズかしくて、 じぶんのおじいちゃんおばあちゃんに 優しくできません。 話をしてても、寝転んだままブッキラ坊に 「…んん」ってしか返事できません。 「身体に気をつけて」とか「長生きしてね」とか 絶対言えません。肩たたきもできない。 「ありがとう」ってのは、『礼儀』って思うと 恥ずかしさが半分になるから言えるんだけど。  まえ、じいちゃんが死んじゃった夢見たとき 「ちっともやさしくできなかったのに!」 ってすごく後悔して、大泣きしたのに。 どうしたらじいちゃんたちが喜ぶように、 やさしくできるんでしょう? (okam17 二十二歳)
2006年、夏休みです。 「ほぼ日」は、日本の休みを、また 詩人の谷川俊太郎さんと すごすことに決めました。 お盆の期間をはさんだ数日間、 読者のみなさんから届いた質問に 谷川さんが毎日ひとつずつ答えます。