大学4年生、はんなっぷる。
2016年3月から、就活を始めました。
阪神・淡路大震災のちょうど2ヶ月後に生まれました。
土曜授業を知る最後の世代、ギリギリゆとり世代です。
中学生の時、リーマンショックが起きました。
高校時代、世の中は就職氷河期でした。
「就活は大変なんだよ、厳しいんだからね」と
大人や世の中に教えられて育ったけれど、
いざ就活をしてみたら、
意外や意外、割と楽しかったんです。就活が。
楽しくって、ちょっぴりとまどった就活の思い出を、
鮮度たっぷり、全7回でお送りします。
わたしが初めて本格的に就職活動を
意識しはじめたのは、2015年の11月。
大学に某人材広告会社の人を招いて行う
就活講座に行ったことがきっかけだった。
この時に言われたことを要約するとこうだ。
わたしたち、2017年3月に大学や大学院を
卒業する人たちのことを、
「17卒」という。
読み方は、
「いちななそつ」か「じゅうななそつ」。
わたしたち「17卒」は、ご存じの通り、
企業の採用活動解禁が6月1日になり、
「16卒」より2ヶ月早まった。
つまり、実質就職活動は3~4ヶ月。
そこで大学卒業後に働く会社を決めるのだから、
準備は今から念入りにしなさい!
ということを懇々と説明してもらった。
しかも、「16卒」の57%は、
7月末、つまり採用活動解禁直前には
すでに内々定を保有していたという。
3月1日になってしまったら、
もうわたしたちに休んでいる暇はない。
わたしは、説明に煽られるままに、
今までにないほどの「危機感」を覚えた。
早く準備をしなくては。
あと4ヶ月で人生を決める大イベントが
始まってしまうのだ。
まずい!これはまずい。
講座では、過去に就活をしていた人の
「就活ノート」の写真を見せられた。
付箋が幾重にも貼られ、ボロボロになった
大学ノートが、10冊は積みあがっている写真。
「ここまでやらないと
内定はもらえないのか」
ますます焦った。
そこで、わたしは就活に向けた
最初のアクションを決め、
講座で配られた資料に
決意を書き込んだ。
ここから、わたしの就活は始まった。