糸井 |
‥‥「スケッチトラベル」の話、あんまりしなかったね。
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堤 |
‥‥そうですね(笑)。
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糸井 |
‥‥どうしよう。
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堤 |
このパソコンにすべての作品が入っているので‥‥。
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糸井 |
じゃ、一気に見せてもらうことにしましょうか。
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堤 |
はい、ぜひとも、せっかくですから(笑)。
えーっとですね、まず、
スケッチブックは、この木の箱に入っています。
この状態で世界をトラベルしていてですね‥‥。
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糸井 |
この箱も、アートディレクションしてるわけ?
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堤 |
いえ。もともとは、スケッチブックだけを
回してたんですけど、
だれか、途中のアーティストが
「それじゃ、危ないから」ということで
勝手につくってくれたんです。
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糸井 |
この木の箱を?
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堤 |
はい。いつの間にか、この箱に入ってました(笑)。
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糸井 |
おもしろいなぁ(笑)。
で、スケッチブックは、手渡しなんだ?
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堤 |
はい、それが、ほとんど唯一のルールです。
結局、アイディアはごくシンプルなもので、
アーティストが
次のアーティストに「手渡しする」という。
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糸井 |
なるほど。
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堤 |
それによって、71名のアーティストが
1冊のスケッチブックで「つながる」。
そのことが大事なことだと思っています。
スケッチはあくまで
そのつながりを「記録」したものなので。
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糸井 |
いやぁ、おもしろいです。
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堤 |
これが、記念すべき第1ページ目の、
絵本作家レベッカ・ドートゥルメールの作品。
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Rebecca Dautremer |
糸井 |
おおー‥‥。いきなり、これかぁ。
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堤 |
そうなんです。
ぜんぜん「スケッチ」じゃない。
1ページ目から
このクオリティで描かれちゃったので、
最初からハードルが上がっちゃって‥‥。
で、これはフランソワ・ロカという
また別の絵本作家のかたの作品。
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Francois Roca |
糸井 |
へぇー‥‥。
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堤 |
このかたは
『スター・ウォーズ』のアートディレクターで、
ぼくが個人的に「師匠」だと思っている、
エリック・ティーメンズさん。
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Erik Tiemens
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糸井 |
ははぁー。
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堤 |
これは
『モンスターズ・インク』のデザインをした
ニコラ・マーレー。
他にも
『ヒックとドラゴン』や『カンフーパンダ』などの
キャラクターを手がけている、
キャラクターデザインの大御所です。
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Nicolas Marlet |
糸井 |
ほんと、第一線で活躍してる人ばかりなんですね。
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堤 |
これは、台湾系アメリカ人の
ジェームス・ジーンといいまして、
いま、アメリカで
ものすごく人気のアーティストの作品です。
ぼくの大学の後輩なんですけど
「スケッチトラベル」に参加してもらうために
土下座して頼み込みました(笑)。
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James Jean |
糸井 |
いや、このすごさは、
実際、見なきゃわかんなかったなぁ‥‥。
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堤 |
この絵の作者は、もう79歳にもなるのに、
いまだに絶大な人気の
イギリスの絵本作家クェンティン・ブレイクです。
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Quentin Blake |
糸井 |
79って‥‥画材もそれぞれ、なんですか?
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堤 |
はい。
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糸井 |
他の人の邪魔にならないように選んでるとか?
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堤 |
できるだけ
次のページに影響を与えないようにと
お願いしました。
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糸井 |
こういう、立体コラージュ風もあったり。
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Ben Butcher |
堤 |
ベン・ブッチャーという奇才ですね。
で、この人は
シルベイン・マークというアーティストなんですが、
自分の彼女とコラボレーションして。
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Sylvain Marc |
糸井 |
へぇ? |
堤 |
彼女、ベロニク・ジョフレというんですが、
このカップル、
ページがとなり同士なのを利用して、
ページに穴を開け、
「お互いのキャラクターが
お互いの絵の中に入り込む」という
試みをしてくれました。
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Veronique Joffre |
糸井 |
はぁー‥‥。
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堤 |
そうそう、このピーター・デ・セヴなんかは
いくら待っても、
なかなか描いてくれなかったんです。
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Peter De Seve |
糸井 |
へぇ、そうなんだ。
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堤 |
3度くらいチャンスをお渡ししたんですが、
描いてくれなくて。
だから、3度目のときに、
「もう、いいです。
あなた以外のかたにお願いしますから」と言ったら、
その数日後に、描いてくれました。
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糸井 |
やっぱり描きたかったんだね(笑)。
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堤 |
彼は、大学のイラストレーションの歴史の授業に
出てくるくらいの大御所で、
もう、絶対に描いていただきたかったんですが‥‥
個人的に仲も良かったので、
ちょっぴり、おどかしたんです(笑)。
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糸井 |
ワナだね(笑)。
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堤 |
そう、だから
「ネズミがワナにひっかかりそうになってる絵」を
描いてますでしょ?
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糸井 |
あ、ほんとだ! へぇー‥‥。
ちなみに、
ひとりにつき、どのくらいの期間で
描いてもらったんですか?
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堤 |
だいたい、スケッチブックを渡してから
1週間くらいですね。
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糸井 |
ふぅん‥‥。
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堤 |
で、松本大洋さん。
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糸井 |
はい。
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松本大洋 |
堤 |
もちろん、ご存知だとは思うんですけど、
ぼくがもう、
本当に大好きな日本の漫画家さんです。
どうしても参加していただきたくて、
でも、なかなか
連絡をとることができなかったんですが、
ツテのツテをたどって、ようやく‥‥。
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糸井 |
描いてくれたんだ。
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堤 |
いまでは、
日本に帰ってくるたびにお会いしている、
とてもいい友だちになりました。
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糸井 |
いいですね、そういうの。
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堤 |
結局、このプロジェクトで得たものって、
「人とのつながり」なんです。
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糸井 |
お話を聞いていると、そうみたいですね。
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堤 |
作品は、本当にその「記録」なんですよ。
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糸井 |
うん、うん。
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堤 |
日本からは、この他にも、寺田克也さん‥‥。
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寺田克也 |
糸井 |
ええ。
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堤 |
アニメーターの森本晃司さん‥‥。
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森本晃司 |
糸井 |
ええ、ええ。
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堤 |
アメリカで、とても人気のある、
グレン・キーンという
有名なアニメーターも参加してくれました。
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Glen Keane |
糸井 |
‥‥これ、完全に「旅するミュージアム」だね。
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堤 |
そうそう、そうなんです。
だから、途中からは
運ぶこと自体がちょっと怖いといいますか。
無くしちゃったらどうしようと。
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糸井 |
本当ですよね。
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堤 |
で、これが、ぼくの作品です。
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糸井 |
ほー‥‥。
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堤大介 |
堤 |
あそびではじめたプロジェクトですけど、
やはり、
これだけのアーティストが参加してくれたので
ものすごくプレッシャーを感じていて‥‥。
だから、他のアーティストのページをコピーして、
モンスターの姿の切り絵にしたんです。
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糸井 |
モンスターの前にいるのは‥‥。
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堤 |
ぼく。
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糸井 |
「どうしよう」って?
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堤 |
はい。
‥‥そして、フレデリック・バックさん。
モントリオールのアーティストで
80年代に
『木を植えた男』というアニメーションで
アカデミー賞を取った人です。
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糸井 |
ええ、ええ。
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Frederick Back |
堤 |
アニメーションの世界では、
もう、神様みたいな存在の人なんです。
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糸井 |
はい。
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堤 |
ぜひ、参加してほしいと思っていたんですが、
86歳とご高齢ですし、
絶対つながらないよなぁと諦めてたんですが‥‥。
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糸井 |
うん。
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堤 |
彼が、たまたま『トイ・ストーリー3』の本を
見てくれて、
ぼくの絵を褒めてくれたってことを、
人づてに聞いたんです。
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糸井 |
‥‥絵を描いててよかったねぇ!(笑)
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堤 |
はい、本当に(笑)。
それでもう、
今しかないと思って連絡を取りました。
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糸井 |
1冊のスケッチブックのまわりで、
本当に、いろんなことが、起こったんですね。
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堤 |
実際、お会いしてみたら
本当に本当に、チャーミングなかたでした。
実は彼、もう20年以上も前に
スプレーが入って、右目を失明してるんです。
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糸井 |
え、そうだったんですか?
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堤 |
アカデミー賞を獲った『木を植えた男』も、
片方の目だけで
5年もの歳月をかけてつくった作品なんです。
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糸井 |
‥‥何を、話したんですか?
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堤 |
バックさんが、ぼくに言ってくれたことで
いちばん印象に残っているのは‥‥。
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糸井 |
ええ。
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堤 |
「アートというものは、
美しいものを描いてるだけではダメだ。
やはり、
少しでも世のなかをよくしようという
気持ちがなかったら、
アートには、何の意味もないだろう」
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糸井 |
‥‥。
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堤 |
もちろん、そう思っているアーティストは
たくさんいます、ぼくのまわりにも。
でも、なかなか口に出して言えないことを
率直に語ってくれたことが、
本当に‥‥もう、感動しまって‥‥。
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糸井 |
このプロジェクトやって、よかったですね。
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堤 |
はい、本当に。
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糸井 |
‥‥ねぇ。
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堤 |
で、フレデリック・バックさんからつながるのが
最後のページの、宮崎駿さんなんです。
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糸井 |
はい。
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堤 |
‥‥引き受けていただければ。
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糸井 |
うん。
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堤 |
バックさんの次、オオトリをつとめられる人は
宮崎監督以外には考えられません。
もし、引き受けてもらえなかったら
ブランク(空白)にしようって話してますから。
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糸井 |
宮崎さん、やってくれると、いいなぁ。
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堤 |
はい‥‥本当に。 |
宮崎駿
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