5DW メンズショップ イシカワ
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さまざまな顔を持つ、
ジェリー鵜飼さんとの
ものづくり。
今週の「5DW メンズショップイシカワ」では、
バッグ、割烹着シャツ、カトラリー、ランタンが登場します。
すべて、数々のブランドのカタログや広告などを
手掛けるアートディレクターであり、
雑誌やアパレル商品に寄稿するイラストレーターでもあり、
ペインティングを中心に作品制作を行い、
個展を開けばまたたく間に売約済みとなる
アーティストとしても活動する
ジェリー鵜飼さんのイラストと
アイデアが詰まったアイテムです。



まるで紙のようにしか見えないのにとても頑丈な
デュポン社製のハイテク素材タイベック®に
ジェリー鵜飼さんのイラストがプリントされた
「FREDRIK PACKERS」のバゲットバッグとランチバッグ。



100の仕事があれば、100通りの“しごと着”があると考え、
現代生活のワークスタイルを提案する「JOCKRIC」と
「ULTRA HEAVY」のコラボレーションで生まれた
割烹着スタイルのコットン100%のフットボールシャツ。



家でもキャンプでも使える、
真鍮を使った「Lue」(ルー)のインダストリアルライン、
デザートスプーン、デザートフォーク、キャンドルランタン。



一見すると普通なようで普通ではない、
そこいらで探してもたぶん見つからない
これらのアイテムは、いかにして生まれたのか?
実体験と空想を、直感とセンスで楽しそうに形にする
5DWの店長石川顕さんと鵜飼さんの
ものづくりの秘密に迫ります。
01
ジェリーさんの光るアートワーク。
石川
今回の「FREDRIK PACKERS」の
それぞれのバッグに使われているタイベック®の柄は
「ウェッジウッド」(英国王室御用達ブランド)の
食器のようなブルーの総柄のものがいいなと思って、
以前、鵜飼くんに描いてもらったものを使っているんです。
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鵜飼
そうですね。
海外の布によく使われるような絵柄をモチーフに、
大昔のピクニックをイメージして描きましたね。
たしか、6、7年くらい前のことでした。
総柄なのでわかりづらいですが、ひとつの絵としては
15×15cmくらいの大きさなんです。それをパターンにして繰り返してプリントしています。
石川
ほんと見事に洒落た「ウェッジウッド」みたいです。
このバッグは、
登山ではなくピクニックくらいの感じで、
たとえば、お母さんから
「はいあなた、持っていってね」と渡されて、
小脇にお弁当とかサンドイッチを抱えて
軽く持っていけるくらいのカジュアルさを目指しました。
ちょっとそこの公園に持っていくようなね。
ハイキング以下で、お散歩のようなときに
ぜひ持ち歩いてもらいたいですね。
大きさはふたつ、
フランス人気分でバゲットを入れられるバッグに、
もうひとつは、お弁当を入れられるランチバッグ。
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鵜飼
そういう目的にタイベック®って素材が
すごく適していますよね。
石川
そうそう、どう引っ張っても破れないってのもあるんだけど、
防水性があって、なおかつ透湿性がある。
透湿性があるってことは呼吸するということだから、
意外とパンがいちばんタイベック®のスペックに
合っているんじゃないかな。
保存状態もけっこういいんじゃないかな。
鵜飼
僕らがプリントを入れはじめた10年くらい前は
タイベック®って日本ではマイナーでしたよね。
海外ではありましたけど、
技術的に難しいから
プリントされたタイベック®は少なかった。
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石川
京都に職人のおじさんがいて、
その人にやってもらったから
すごくいい出来に仕上がった。
鵜飼
しかもシルク(スクリーンプリント)ですもんね。
石川
タイベック®にプリントするとタイベック®の生地の特性上、
滲んでしまうし、プリントミスが多く出ちゃうし
そのおじさんでないとキレイにつくれなくて。
でも、おじさんは今は引退しちゃって、
もう一度同じようなものをつくりたくなっても
つくってくれる人がいないのが残念。
鵜飼
このバッグにはクリップも付けたんですね。
石川
そう、デザートスプーンやフォークと一緒で「Lue」のもの。
クリップだけでもほしいって人が多かったんだけど、
このバッグとセットのほうが断然かわいいかなって思ってさ。
ちなみに、「JOCKRIC」の割烹着シャツのデザインも
鵜飼くんがやってくれているんですよ。
タイベック®のバッグ同様に「ULTRA HEAVY」企画。
徳島の「JOCKRIC」にお願いして
つくってもらったのですが、
「5DW」用に、昔ジョン・レノンが住んでいた
ニューヨークの古いアパート「THE DAKOTA」と
「5DW」の5 Days a Weekの「5/7」、
つまり1週間のうちの5日間をデザインして
シルクスクリーンで1点1点手刷りしています。
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写真
鵜飼
この割烹着のフットボールシャツは
僕らがイベントのときにエプロン代わりに
いつも着ているんです。
石川
頭からかぶって、後ろを縛ってね。
割烹着って日本の女性が着物で調理をするために
考えられた仕事着なんですけど、
柔らかいコットン地のフットボールシャツにして
霜降りグレーやネイビーにしたら
アメリカンでワークウェアなエプロンになるんです。
写真
2023-08-21-MON
(つづきます)
[STAFF]

スタイリング・プロデュース:石川顕

写真:吉嗣裕馬

文:小笠原民織

商品モデル:衛藤渉

協力:ジェリー鵜飼
JOCKRIC

「THE DAKOTA Football Coverall Apron」



FREDRIK PACKERS

「ULTRA HEAVY バゲット袋」
「 ULTRA HEAVY お弁当袋」



Lue

「5DW DESSERT SPOON」
「5DW DESSERT FOLK」
「CANDLE LANTERN」



5DW WEBショップにて販売中。