5DW メンズショップ イシカワ
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さまざまな顔を持つ、
ジェリー鵜飼さんとの
ものづくり。
今週の「5DW メンズショップイシカワ」では、
バッグ、割烹着シャツ、カトラリー、ランタンが登場します。
すべて、数々のブランドのカタログや広告などを
手掛けるアートディレクターであり、
雑誌やアパレル商品に寄稿するイラストレーターでもあり、
ペインティングを中心に作品制作を行い、
個展を開けばまたたく間に売約済みとなる
アーティストとしても活動する
ジェリー鵜飼さんのイラストと
アイデアが詰まったアイテムです。



まるで紙のようにしか見えないのにとても頑丈な
デュポン社製のハイテク素材タイベック®に
ジェリー鵜飼さんのイラストがプリントされた
「FREDRIK PACKERS」のバゲットバッグとランチバッグ。



100の仕事があれば、100通りの“しごと着”があると考え、
現代生活のワークスタイルを提案する「JOCKRIC」と
「ULTRA HEAVY」のコラボレーションで生まれた
割烹着スタイルのコットン100%のフットボールシャツ。



家でもキャンプでも使える、
真鍮を使った「Lue」(ルー)のインダストリアルライン、
デザートスプーン、デザートフォーク、キャンドルランタン。



一見すると普通なようで普通ではない、
そこいらで探してもたぶん見つからない
これらのアイテムは、いかにして生まれたのか?
実体験と空想を、直感とセンスで楽しそうに形にする
5DWの店長石川顕さんと鵜飼さんの
ものづくりの秘密に迫ります。
02
キャンプを楽しく過ごすためには。
石川
そもそも、
「Lue」(ルー)のデザートスプーンのアイデアは
鵜飼くんからなんです。
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鵜飼
形はハーゲンダッツのアイスを買うともらえる
スプーンがモチーフです。
僕はUL(ウルトラライト)ハイカーなので、
世界でいちばん軽いカトラリーってなんだろうって
考えたときに、コンビニでもらった
ハーゲンダッツのスプーンが軽いなと思って
使っていたんですよね。
でも、プラスチックだし、すぐに劣化しちゃうし、
長く使えないので、流架(「Lue」の菊地流架さん)に
つくってもらったのがはじまりです。
最初につくったのはチタンで、
山で使うには軽くていいんですけど、
ほかにも軽いのって山の道具ではたくさん出ているし、
流架は真鍮の作家ですから、やっぱり真鍮で。
これでアイスを食べるとスプーンがキンキンに冷えるので
美味しさが段違いですよね。
石川
丈夫だからあの有名な新幹線のカチカチのアイスにも
勝てる感じがあるよね。
ほんと素晴らしいアイデアだよ。
これなら山で誰よりも美味しくアイスが食べられる。
しかも、ちゃんとハーゲンダッツにも確認済みですしね。
鵜飼
山の友だちと一緒にこのスプーンでアイスを食べたけど
全然違う! ってみんな言っていましたよ。
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石川
このキャンドルランタンも「Lue」製ですね。
「5DW」別注の刻印入りで。
ちなみに、UH(ULTRA HEAVY)の文字は
鵜飼くんが描いてくれたものです。
そもそも、僕はランタンってやつが苦手で、
ほら、ガス式のものだと音がゴーゴーうるさいでしょう。
キャンドルだったら音もしないし、
暗いところで見るとほんとキレイだし和みますよ。
キャンプ以外にも家の食卓でも使えますしね。
でも、明るさは控えめなので、
真っ暗な中でこれでご飯を食べるのは難しいかな。
夕飯は夕方16時にはぜひ食べましょう。
山の夜は早いですから。
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鵜飼
このキャンドルランタンの形自体は
流架のデザインです。
石川
しかも、初期のものと比べて
どんどん改良されていっている感じがあるよね。
今回のも進化した。
早くキャンプに持って行きたいところだけど、
僕はコロナもあってなかなか行けていなくて。
鵜飼くんは最近キャンプに行ったりした?
鵜飼
それが、全然行けてないですね。
というか、登山は大好きですが、
実はオートキャンプはあまりしなくて。
でも、この前、はじめてラグジュアリーなキャンプ場に
泊まったんですけど、すごいラクでした(笑)。
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石川
それは珍しいね。
鵜飼
僕は登山もキャンプも
なるべく軽装で行きたいと思っているんですけど、
10年前にアキラさんと
「ULTRA HEAVY」をやるようになってからは
ちょっとずつ重いものも持つようになりました。
キャンプ用品も登山用品も年々進化していって、
軽量化もされていて、だけど、
そのたびにどんどん新しいものを買わなきゃないのは、
エコではないですし、
もともとのウルトラライト・パッキングの提唱者である
レイ・ジャーディン(*)の思想とも異なりますしね。
彼の考え方は、カウンターでもっとパンク。
簡単に言うと、重ければ削ったり短くしたりすればいいって。
個人的には、軽いものよりも、かっこいいものがいいですね。
(*)レイ・ジャーディン(Ray Jardine)は
1944年生まれのアメリカのロッククライマー。
登山家、シーカヤッカー、船乗り、ハンググライダー パイロット、
スカイダイバー、長距離ハイカー、サイクリスト、
モーターサイクリスト、ギアデザイナーとしても知られる。
自らの会社「Ray-Way Products」を設立、
最軽量で最小限の装備でアウトドアでの活動を行なう
ウルトラライト・バックパッキングを提唱している。
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石川
いちばん機能が優れているものを持つことが
いちばんかっこいいわけではないよね。
鵜飼
アキラさんは“重いキャンプ”ですもんね。
石川
そうですね、僕は“重キャン”専門ですから。
歩かないしね(笑)。
ジンギスカン鍋も七輪も持っていく。
鵜飼
石川さんが動くときはジンギスカンやっているとき(笑)。
いちばん先輩なのに、
朝からコーヒーを淹れてくれたりしますしね。
先輩なのに、いろいろ動いてやってくれるんです。
みんなリラックスできるようなできないような(笑)。
石川
僕のキャンプはアクティビティ禁止ですからね。
出歩かないから、時間がたくさんある。
だから、みんなの食事もつくりますよ。
つくっている間に
みんな走ってきたり、山登ってきたりしていますよ。
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鵜飼
そう考えると僕も南アルプスに
「バウルー」のホットサンドクッカーを
持っていったりするようになりましたよ。
美味しさも格別です。
石川
キャンプには絶対に持っていこう。
スプーンもフォークもランタンも。
でもさ、キャンプ場で「スプーンどこいった?」
ってなりそうだよね。ウルトラライトの弱点。
鵜飼
そしたら次回作は、
このデザートスプーンとフォークのケースに
しましょうか。
やたらデカくて、見つけやすいように(笑)。
石川
本体より重たくしよう。
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2023-08-22-TUE
(おわります)
[STAFF]

スタイリング・プロデュース:石川顕

写真:吉嗣裕馬

文:小笠原民織

協力:ジェリー鵜飼
JOCKRIC

「THE DAKOTA Football Coverall Apron」



FREDRIK PACKERS

「ULTRA HEAVY バゲット袋」
「 ULTRA HEAVY お弁当袋」



Lue

「5DW DESSERT SPOON」
「5DW DESSERT FOLK」
「CANDLE LANTERN」



5DW WEBショップにて販売中。