宮崎の都城市にお店を構え、 服やものづくりを行なっている平原大喜さんのブランドが 「aulico」です。 2006年に「aulico」を設立し、 平原さんのスタジオの敷地内にあった水車小屋を １棟まるごと使って ショップ『bulgoat』をオープンしました。 そのお店に並べるために 染色したいくつかの青いシャツと、 洗った白いシャツを製作したのが 「aulico」の始まりです。 ロングスリーブＴシャツは、シャツ地でできています。 実際に着るとちょうどいいサイズ感なのに、 ガバッと大きめに着ているように見えるＴシャツです。 オーバーサイズがだらしなくなることなく、 颯爽とハンサムに着られるようになっています。 青いシャツは、ポリエステルリネンを使っていて シワになりにくく張りのある素材感。 白いシャツは、リネンキュプラを選び、 光沢のあるとろりとした質感と落ち感のある着心地です。 タンクトップもシャツ地でつくられています。 繊維長が長くて、撚りが甘いコットン100%なので、 繰り返し着て洗ってもしなやかで柔らかい肌触りです。 シャツ地ですので、伸縮性はほとんどありませんが、 着脱しやすいような寸法でつくられています。 そして、着膨れもせずに、シャツやハイゲージニットなどを 着ることができる優れものです。 ショップは2017年に移転し、 JR西都城駅にある国鉄時代の小手荷物受渡所を改装して 『concourse aulico』をオープンしています。 シャツ同様にお店の場所もとても面白いのです。

「RHYTHMOS」（リュトモス）は、 鹿児島市内のアトリエで、デザインから縫製までのすべてを クラフツマンの飯伏正一郎さんが 手作業で行うレザーブランドです。 もとを辿れば、 食肉となった牛や豚の副産物として革が生まれ、 その革を使ってレザーアイテムがつくられます。 「動物として生きた時間よりも長く、 この世にカタチとして残るように」という思いから、 修理して、長く使えるよう、 “手縫い”であることを大切にしてつくられます。 手縫いゆえに、完璧な修理が可能となるのだそうです。 革は動物たちが生きていた命の痕跡が残る天然素材。 それらを、一針一針、手で縫っていきます。 シワやシミ、ケガをした傷の痕などは 唯一無二のチャームポイントです。 素材は、植物タンニンなめしの牛革で。 何でも入れられる使い勝手のよい「Zip」ウォレットに、 外付けポケット的なスタンスのレザーサコッシュ「Sack」。 どちらも、長く大事に使える素敵な日用品です。