「TEMBEA」製
トートバッグの使い方、決着。
「5DWメンズショップイシカワ」で発売中の
「TEMBEA」(テンベア)の
でっかいトートバッグとちっちゃなトートバッグ。
「ULTRA HEAVY」が「TEBMEA」に
別注したものをベースに、
ロゴを「5DWメンズショップイシカワ」仕様にした
特別なトートバッグです。
これまでもいろいろな使い方を
店長の石川顕さんにお聞きし、
実例も見せていただきましたが、いよいよ今回は、
「早崎くんがどんなふうに使うのか知りたくない?」
という石川店長恒例の無茶振りが実現し、
真打ち「TEMBEA」デザイナーの早崎篤史さん
自らがご登場。
なるほど、こんな使い方があったのか!
と唸った対談模様を、前後編でお届けいたします。
- 石川
- このデカいトートって、
つくったのはいつだったっけ?
- 早崎
- 2014年だったと思います。
どちらかというと最初は
アウトドアスポーツ寄りの提案でしたよね。
- 石川
- ハードコアなプロショップだけで取り扱ってもらっていて、
ファッション店にはなかったんだよ。
- 早崎
- スキーとスノーボードのお店でしたもんね。
- 石川
- ブーツでもストックでもなんでも入れちゃえ、って。
車から一回で荷物をまとめてホテルに帰れるように
っていうのがコンセプト。
- 早崎
- 底面積が大きいから、
雪の上でもトートの中に入って靴を替えたり、
着替えることもできるんですよね。
- 石川
- ドライバッグとかバケツの上で着替える
サーファーと一緒。
靴脱いで、このトートの中で着替えちゃえばいい。
- 早崎
- で、脱いだウェアをそのままトートに入れられる。
- 石川
- そうそう、
あとは、犬でも子供でもなんでも運べるってのを
一回やってみたいって、最初はそれだけだった。
最後は、どこまでデカくできるのか?
っていうのが勝負だったんだよな。
- 早崎
- 生地幅の問題もありましたからね。
ほぼマックスでつくっています。
- 石川
- このトートは、
荷物を満タンに入れて片手で軽々と
持てちゃダメなんだよ。
だから僕はこのトートを
インテリアだと言い始めたんです。
- 早崎
- 最初にサンプルとしてつくったのは
ちょっと小さかったんですよね。
「これじゃあ、ちっちゃい」
って石川さんに言われて。
- 石川
- 最初のはまさしく適正サイズ。
荷物を入れてもギリギリひとりで
持っていけるくらいのもの。
完成したのはギリギリ無理! ってやつ。
- 早崎
- 横幅を広げたんですよね。
微妙な差なんですけど。
- 石川
- この前の「Off the Grid」(オフ・ザ・グリッド)(*)で
このデカいトートバッグをふつうに手に持って
使っている知り合いを見かけましたよ。
(*)国内最大規模のインディペンデントなアウトドア展示会。
- 早崎
- ほんとですか?
- 石川
- 笑ったね。
まあ、でも基本は運べないことがわかっているので、
車に積んでおく、家に置いておく、
暖炉があれば薪を入れておく。
だから、インテリア小物です。
ファッション小物ではなくてね。
- 早崎
- 家では僕も収納に使っています。
あとは、家から事務所に荷物を運んだりするときに、
ガサッと全部入れちゃいます。
- 石川
- あとはやっぱり車に積むってことだよね。
そしたら、やたらたくさん入れてもいいわけだから。
それで運ぶときにふたりがかりで1回で運ぶ。
キャンプ場に行って
荷物を駐車場から運ぶのに2回はないし、
スキー場だって宿の駐車場まで戻ってきているのに、
部屋まで道具を運ぶのに2回往復するのはやだもん。
- 早崎
- 一家にひとつあると便利ですね。
- 石川
- 俺は5個くらい持ってるよ。
- 早崎
- 5個は多いですね(笑)。
- 石川
- Tシャツだけ入れていたりするんだけど、
すげー重い。
でもタンス代わりと思えば、それでいいんですよ。
- 早崎
- うちはバッグとか靴が多いので、
バーッとまとめて入れたりしています。
- 石川
- 子供のおもちゃ入れにもいいと思うんだよ。
お客さん来たときにごまかせるじゃないですか。
これなら見えていてもかわいいし。
- 早崎
- 上が閉まらないのが意外といいんですよね。
入れやすいし、出しやすい。
閉めると中に入れたものを忘れちゃいますし、
永遠にそのままだったりする。
開いているほうが中が見えるので使いやすいですね。
荷物を詰めれば上に積み上げることもできますし。
- 石川
- 高さは横幅に対して少し低めだもんね。
意外と浅めだから、
入れやすい、見やすい、取り出しやすい。
デカいわりに使いやすくて最高ですよ。
2024-06-25-TUE
(つづきます)