チノパンツ型のブラックデニムと、 オフホワイトのコーデュロイ。 大貫達正さんの新作は、 「みんなをかっこよく」するパンツです。

WESTOVERALLS

予告09

穿いたときに脚をきれいに見せて、
ヴィンテージマニアもうなるジーンズづくりに定評のある
「WESTOVERALLS(ウエストオーバーオールズ)」。
『ブランドのシグニチャーモデル
 「801Sデニム」のシルエットで、
 世の中のパンツを、もっと穿きたくなるようにしよう。』
そんな野望をもって〈O2〉とWESTOVERALLSがつくっている
「801OS」シリーズ。
今季はブラックのディナーデニムと
オフホワイトのコーデュロイでアップデート。
さらに、ほんのりワイドなシルエットが新鮮な「802S」も
デビューしますよ。

大貫 達正(おおぬき たっせい)

フリーランス デザイナー。
小学生のころからヴィンテージ古着に興味を持ち、
アメリカやイギリス、フランスの古着を中心に
販売からバイヤー、ショップディレクションまで
幅広く携わる。
現在はフリーランスとして「HELLY HANSEN」の
クリエイティブアドバイザーをつとめるほか、
「HELLY HANSEN R.M.C」「OLDMAN'S TAILOR」そして
「WESTOVERALLS」の企画ディレクションを手がける。

〈O2〉チーム
(以下O2)
ウエストオーバーオールズのパンツは
正統派で無骨な雰囲気なのに、
脚がきれいに見えるといつも好評です。
〈O2〉とつくってくださっている
「801OS」シリーズも大人気で、
新作を待っていてくださる方も多いです。
大貫
よかったぁ。
うれしいです。
O2
春夏では、ジーンズだけど、
レストランのディナーにも穿いていける上品さが持ち味の
「801OS ディナーデニム」が好評でした。
今回は、秋冬バージョンで登場です。

WESTOVERALLS×〈O2〉
801OS ディナーデニム

大貫
春夏のディナーデニムは
うすくてかるめのライトオンス生地を使っていたので、
2オンスほど重めの生地に変えました。
O2
秋冬用のデニムっていうわけではないんですよね?
大貫
はい。
糸の番手が太くなって、
目がすこし粗くなっただけなので、
決して厚すぎるわけではなく、通年で穿いていただけます。
ハリが出て、がっしりした感じになりましたね。
O2
色も前回は濃い目のインディゴでしたが、
もっと深みのあるブラックに。
大貫
黒のパンツってよくありますが、
チノパンツの型でブラックデニムを使ったパンツって
そんなにないんです。
ウエストオーバーオールズでは黒のタテ糸、
白のヨコ糸を使ったブラックデニムがありますが、
これは夜のシーンも想定して
タテ糸もヨコ糸も黒色にしました。
O2
ステッチもブラックで統一されているので、
裾を折り返してもすごくきれいに見えますよね。
大貫
黒のパンツって
スラックスっぽいつるっとした雰囲気のものが
多いように思いませんか?
O2
ああ、そういえばたしかに。
大貫
これはデニムの綾織りの畝があらわれていて表情がある。
深い黒色で上品さがありつつも、
デニムらしいカジュアル感もあります。
O2
エレガントなスラックスとカジュアルなジーンズ、
両方の顔をもっていますね。
大貫
ふだん使いしていただけるのはもちろん、
名前のとおりディナーにも穿いていけます。
気張らないドレスパンツであり、
ドレッシーなデニムパンツになりました。
O2
すごくきれいで気どりのない雰囲気があるから、
上に柄ものを合わせても品よくまとまりそうです。
大貫
そうですね。
あえてブラックのトップスを選ぶのもおすすめです。
僕なら、刺繍や柄が入っているものや
生地感のちがうブラックのトップスをあわせて
シックにまとめたいですね。
もちろん、ディナーに行くときは
これにジャケットをはおり、革靴を履いて。
O2
すてきです。
大貫
どんなアイテムとも相性の良い黒のパンツって
べんりですよね。
これ1本あれば、外に穿いていくパンツに
悩むこともなくなるかもしれません。

WESTOVERALLS×〈O2〉
801OS コーデュロイ

O2
さらに、昨年登場したコーデュロイパンツが
新しい色をまとってお目見えします。
大貫
ことしはちょっと黄みがかったようなオフホワイト。
1960年代のコーデュロイパンツにあったような色を
採用しました。
あたたかみのある白で、寒々しく見えない色です。
O2
真冬に穿いても、あたたかそうに見える色だなぁ。
ふかふかの羊を想像するのかも。
大貫
パキっとした白パンツって
ちょっと穿きづらい方もいると思うんですけど、
コーデュロイの畝が柄のような役割を果たすので、
抵抗感が薄まるんですよね。
O2
なるほど。
畝の陰影もあって、立体的にも見えます。
大貫
真っ白なパンツに白のニットとかを着ると
コンサバ感が強く出ますけど、
これは黄みがかった色味なので、
白いセーターを合わせてもいい感じにまとまりますよ。
絶妙なほっこり感というか、そういうニュアンスがでる。
O2
これまで白パンツに手が出なかった方にも
穿いていただきたいですね。
大貫
性差や年齢関係なく、
すべての方に穿いていただきやすい色が
出せたかなって思います。

WESTOVERALLS
802S デニム

O2
ウエストオーバーオールズの
レギュラーラインナップの中からは
〈O2〉では初めて、
「802S」を選ばせていただきました。
大貫
この秋冬にデビューしたあたらしい品番です。
定番のストレートタイプ「801S」より、
ももまわりが太くなってレングスを長めに。
太ももあたりからそのまますとんと落ちるシルエットです。
O2
穿いてみるとワイドパンツっぽくもありますが、
すっきりきれいなストレートですね。
大貫
そこを目ざしました。
ワイドパンツをつくりたいけど、
あからさまな太さにはしたくないし、
きれいなラインはキープしたいしって思いで
構想してできたのが「802S」です。
ウエストオーバーオールズのパンツの
ラインナップのなかでは太めですね。
O2
「801S」も大好きなんですが、
それよりももうちょっとリラックス感がありますね。
大貫
「801S」もストレートタイプではあるんですが、
すそにかけてややテーパードしているのですっきりしています。
「802S」はももからそのまま落ちるので、
ゆったりした印象ですね。
O2
太いけどきれい見えるって、そのさじ加減はさすがです。
大貫
どんな方でも似合うと思いますが、
体のラインを気にする方がより適しているかもしれません。
おしりがちょっと大きくて‥‥、太ももが太めで‥‥、
って気にされる方は、
これを穿くとヒップも太ももも隠してくれるとともに
すっきり見えるのでおすすめです。
O2
この太さをいかして、
いろいろ合わせるのがたのしくなりそう。
大貫
短い丈のトップスを合わせていただくと、
脚長効果があってスタイルがきれいに見えます。
タックインも向いていますね。
O2
達正さんがつくるパンツって
本当にうつくしいですよね。
大貫
たぶん客観性があるからだと思います。
ほんとうに自分が好きなものを作ろうってなったら、
いろいろ足しちゃうだろうけど、
大勢のかたに受け入れられる
パンツをつくりたいという気持ちがあるので。
それがウエストオーバーオールズのパンツに
あらわれているんだと思います。
O2
大貫さんの主観と、人が穿いたときに
きれいに見える客観のバランス。
大貫
その落としどころを
いつも探りながらものづくりをしています。

(おわりです)

WESTOVERALLS×〈O2〉 801OS ディナーデニム
¥24,200(税込)

WESTOVERALLS×〈O2〉 801OS コーデュロイ
¥24,200(税込)

WESTOVERALLS 802S デニム
¥20,900(税込)

WESTOVERALLS 801S デニム
¥20,900(税込)

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