O2 SPRING & SUMMER & ANYTIME

10年前にひとめぼれしてから、 気に入って、言いふらしてました。

FIRO

予告07

毎シーズン、確実にファンを増やし続け、
一度心を(体を?)つかんだら、
離さないFIRO。
今シーズンは、ひとめぼれをしてから
まわりに布教活動していたという
ヘアメイクの徳田郁子さんの
お話しをうかがいました。
スタイリストの佐伯敦子さん、
FIROの白井賢治さんにもご同席いただいています。

徳田 郁子(とくだ いくこ)

ヘアメイクアップアーチスト。
美容師として6年間サロン勤務後、
ヘアメイク専門学校へ。
その後化粧品会社所属を経て独立。
広告、雑誌、舞台など
女優やミュージシャンのヘアメイクを担当。

佐伯 敦子(さえき あつこ)

スタイリスト/yunahicaディレクター。
編集、パリ在住経験を経て現在に至る。
美意識の高さや鋭い審美眼で、
各界のクリエーターはもちろん、
モデル、女優からの信頼も厚い。
「ほぼ日」では「CINÉ & TRAVEL」シリーズや、
「ソファみたいなスリッパ」の
デザイン監修も務めていただいています。

白井 賢治(しらい けんじ)

有限会社FIRO代表取締役社長。
大手アパレルメーカーにてニット製品の素材開発、
商品企画、MDなど幅広く経験したのち独立。
1998年にブランド「FIRO BIANCO UNO」を設立。
40年以上、素材と向き合った経験を活かし、
ベーシックかつ肌ざわりがいい商品をうみだしている。

O2チーム
(以下O2)
今日は、FIROをご愛用されているという徳田さんに
お越しいただきました。よろしくお願いします。
まず。FIROとはどのように出合ったのですか?
徳田
10年ほど前に広尾のセレクトショップ「ブラゾンドゥテール」
タートルニットと、黒とグレーのクルーネックのニットを
3枚まとめて買ったのが、FIROとの最初の出合い。
O2
10年も前ですか。
佐伯さんとは、お仕事仲間でもあり、
プライベートでも仲良くされていると伺っていますが、
佐伯さんからのご紹介で?
徳田
いえ、ちがうんです。
広尾を歩いているときに、
「すてきなお店があるな」って思って入ってみたのが最初でした。
そのとき、FIROはお店の表に出してある
ラックにはかかってなくて、
レジの後ろあたりにかかっていたんですよね。
たぶんこれから店頭に出そうとしていたと思うんですけど。
「それはなんですか」ってブラゾンドゥテールの畑野さんに
見せていただいたらすぐに
「これはぜったいわたしに似合う!」
とピンときました。ひとめぼれだったんです。
O2
まるで運命の出合いのような(笑)。
なにかに引き寄せられるように。
佐伯
私も徳田さんと同じ時期に
ブラゾンドゥテールに行っていて、
畑野さんから
「じつは飛び込みでおじさんが営業に来て、
これを取り扱ってもらえないかと言われて見てみたら
すごいよかったのでオーダーしたんです」
という話は聞いていたんです(笑)。
白井
はいはい(笑)。
佐伯
だけど、そのときは似たようなものを
持っていたので購入しなかった。
そしたら、徳田さんがFIROを買っていて
「すごくいいよ!」っておすすめされたんです。
徳田
ほんとに気に入って、言いふらしていたんだと思う。
佐伯
じゃあ買ってみようかなと思って、
私も畑野さんのお店で購入したんですよね。
O2
そんないきさつがあったなんて。
実は、いちばんはじめにFIROを買っていたのは
徳田さんだったんですね。
徳田
そうですね。
生地のさわった感じが好きでしたし、
自分の体にコンプレックスがあるので、
襟ぐりのかたちとかフィット感で
うまく隠してくれるなって思ったんですよね。
見た瞬間にそれが分かったら、
すぐに買うことを決めました。
あ、そういえば、わたしが買ったときも、
畑野さんが言ってましたよ。
「おじさんが営業にね‥‥」って。
一同
(笑)
白井
ふつうはいやがられるんですけどね。
畑野さんのお店で扱っていただけることになって
ありがたかったです。
O2
いま徳田さんが着ていらっしゃるタートルニットは
FIROですか?
徳田
そうそう。
そのときに買ったものですね。
だから、もう9年、10年は着ているんじゃないかな。
O2
ぜんぜんへたっているような雰囲気はないですね!
白井
袖口もしっかりしているから、ぼくもびっくりしています。
徳田
アルパカだけど気にせず洗濯機で洗っていますし、
うっかり乾燥機にかけてしまったこともありますが、
ちょっと縮んだかもくらいで自分にはちょうどよかったかも。
色も褪せずに、黒もしっかり残ってる。
白井
アルパカってすごく丈夫なんですよね。
毛羽が立つこともそんなにありませんし。
徳田
ぜんぜんありませんね。
買ったときの新品の状態とそんなに変わらないかも。
気に入って10年着ていますが、
それから買い足しも買い直しもしていないのが
申し訳ないぐらい。
白井
いえいえ。
それだけ長く着ていただけているなんてありがたいです。
佐伯
1枚1000円のTシャツがあるなかで、
FIROの服の値段は高く感じるかもしれないけど、
10年近く着つづけても大丈夫って考えると
コストパフォーマンスはすごくいい。
もう上に下にと、ずっと着てるよね。
徳田
着てる、着てる。
Tシャツやニットは1枚でもインナーにも。
レギンスはパンツの下にも着てる。
シンプルなデザインで使いやすいし、
まったく飽きないんですよね。
佐伯
それって白井さんが
ベーシックを追求しているからなんじゃないかと思う。
白井
ぼくがデザイナーだったとしたら、
デザイン優先で考えるかもしれませんがそうではないので、
素材ありきで多くの人が安心して着やすいものをつくることが
一番の仕事だと思っていますから。
佐伯
それって意外と難しくて、
ただベーシックだとつまらないものになるんですよ。
O2
ああ、なるほど。
佐伯
ベーシックを目指すんだけど、
ちょっとここを狭くして、ここは少し太くしたりって、
いつも見直す姿勢が大事なんじゃないかと思うんです。
とくに、ずっと同じものを続けていくのだとしたら。
白井
そうですね。
同じように見えても、すこしずつ変えていっています。
佐伯
ひとつの定番ができたからといってあぐらをかかず、
FIROは毎年マイナーチェンジをしているから
安心できます。
徳田
FIROにはそういう信頼があるから、
今年の新作もとてもたのしみにしていましたよ。
O2
この春夏の〈O2〉では半そでのワンピースとカットソー、
スリーブレストップがあたらしく加わりました。
徳田
見ただけで、着たら気もちいいっていうのが想像つくし、
FIROへの信頼は揺るぎないから、
試着しなくても買ってしまいそう!(笑)

FIRO レディス
ハーフスリーブカットソー

佐伯
FIROで首がつまったTシャツがあって、
それがすごく好きだったんです。
でも、最近は首元がゆるいものが多かったので、
もっと首をつめたTシャツを作ってほしい
ってリクエストをし続けました。
白井
いちど首のつまった女性用のTシャツを作っていて、
気に入ってもらっていたんですよね。
ちょっとずつつめて、ここまできました。
佐伯
年齢を重ねてくると夏でも肌をあまり出したくないし、
胸元があいているのは気恥ずかしいので、
首がつまり気味のTシャツがほしかったんですよね。
袖もひじにちょっとかかるくらい
長めにしてもらっています。
二の腕を気にしなくても大丈夫。
女性らしい印象に見えるのはサイドのスリットかな。
白井
隠すところ、見せるところのバランスは
スタイリストさんならではの、さすがの感覚ですよね。
佐伯
気持ちの良さがあってこそ、です。
FIROの綿の服をすすめて着てもらった人みんな反応がいい。
あれほんとよかったって言ってもらえる。
白井
うれしいですね。
へんな言い方になってしまいますが、
夏にこれを着ていると裸でいるより気もちいいと思います。
佐伯
ああ、分かる気がする。
白井
裸でいると汗でベタベタしちゃいますけど、
これはふつうの汗だったらそのつど吸って、
着ながら少しずつ乾いてくれるんで不快感はないです。
徳田
速乾性がすごいですよね。
白井
生地じたいとても薄いので、
これを着ていて暑いと感じることはほぼないと思います。

FIRO レディス
ハイネックスリーブレストップ

佐伯
襟ぐりを狭くして、首はちょっと長くしてもらって。
これは上になにかはおることを考えています。
夏にカーディガンとアンサンブルで
組み合わせるのもいいからノースリーブがいいかなって。
白井
肩幅は広めにとってあるので
1枚で着てもらってもいいですね。
佐伯
首はちょっとくしゅくしゅってなってもかわいいと思う。
わたしはくしゅっとさせるのがすきだけど、
それが気になる方は折り返してもいいしね。
白井
生地はFIROのずっと定番であり続ける
ハイブリッドラマを使っています。
ひと筋縄ではいかない生地なので嫌がる工場も多いんですが、
そこは愚直に使い続けています。
佐伯
一本気なところあるもんね、白井さん。
だから、信用できるし、誰にすすめても恥ずかくない。
そう、この生地って速乾性もすばらしいけど、
やさしく体に沿うようなフィット感も好きです。
白井
体型を拾わないんですよね。
痩せている方だったら貧弱に見せないし、
がっちりした方が着ても天然の伸縮性があるので
パツパツになるということもありません。
佐伯
下着の線が出てしまったり、
体のラインがくっきり出てしまう服って意外と多いんですよね。
そんな心配がないから安心して着ていられる。
若いときはいいけど、
年齢を重ねてくると気になるところが増えます。
そういうことに気をくばっていくことが
ミドルエイジからのおしゃれかなって思います。
こういうベーシックなものほど、それがすごく重要だと思います。
O2
スリーブレストップには新色として
いままでにないカーキを入れてもらいました。
白井
きれいに色が出ましたね。
ちょっと深みのある大人っぽい色。
佐伯
白のパンツを合わせるとかわいいかも。
もちろん黒も合うし、デニムをはいてもいいし、
チノパンツや麻のパンツでもかわいい。
カーキは中間色なので、
トーンの近い生成りやサンドベージュの
トーンコーディネートでもきれいになる気がしますね。

レディス
ハイネックロングワンピース

佐伯
このワンピースのもとになったものを
ベトナムに旅行に行った時に着たのですが、
それがもう本当に涼しくて気もちよくて。
FIROのワンピースはもともとクルーネックだったものを、
わたしからの要望でタートルネックにしてもらったんですよね。
白井
そうでしたね。
佐伯
ネック部分が細くて頭が入るかなと
心配される方がいるかもしれないけど、
難なく入るから大丈夫。
白井
コットン100%でも伸縮性がすごくあるので、
そこはご心配にはおよびません。
徳田
わー、いいなぁ。
佐伯
そのぶん着たときにキュッと締まって、
首が長く細く見えるのもうれしい。
その“キュッ”も締めつける感じではなく、
ふわっと寄り添う感じに近い。
O2
ポケットも両側についていて、
ちょっとそこまで出かけるときでも
ハンカチやスマホを入れるのに便利です。
佐伯
家で着ていても楽だし、
そのまま外に出られるくらい1枚で着ても見ばえがいい。
O2
生地は、夏のFIROではおなじみの
ハイブリッドラマですよね。
佐伯
ハイブリッドラマは、包容力のある生地ですよね。
ずっと包まれていたくなるようなここちよさを感じます。
肌にはりつかず、サラッとしていて、肌の上をすべるよう。
白井
さきほどのカットソーやスリーブレストップは
綿の糸でつくって製品染めしているので肌にやさしく、
肌の弱い方やアトピーの方でも安心して着ていただけます。
佐伯
肌への刺激をまったく感じないんですよね。
白井
「娘がアトピーなんだけど、わたしが持っている
FIROの服ぜんぶ持っていかれちゃった」
なんて声も聞きます。
佐伯
それだけよろこんでくれる人がいるって
うれしいですよね。
手間やコストをかけても
他にないものをつくろうとする白井さん、
ほんとうにすごいです。尊敬してます。
徳田
わたしは愛用しているけど、
白井さんにはお会いしたことなかったので
今日はうれしかったです。
これからも、よろしくおねがいしますね!

FIRO
レディス
ハーフスリーブカットソー
¥17,600(税込)

FIRO
レディス
ハイネックスリーブレストップ
¥14,300(税込)

FIRO
レディス
ハイネックロングワンピース
¥40,700(税込)

FIRO
レディス タンクトップ
¥13,200(税込)

FIRO
フレアスカート
¥41,800(税込)

FIRO
レディス ビッグ Tシャツ
¥24,200(税込)

FIRO
メンズ ハイブリッドラマ Ⅱ
ショートスリーブカットソー
¥17,600(税込)

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