O2 BETTER THAN ONE
SPRING & SUMMER & ANYTIME

肌ばなれよく、涼しく、しかも「きれいめ」。 今シーズンのフレフレは、夏が待ち遠しく。

〈O2〉フレフレシリーズ

予告12

夏の猛暑日にもさわやかに着られて、
おしゃれもたのしめる「フレフレ」シリーズ。
そのなかでも、販売するたびに好評をいただいていた
「ツーピース」を、ご要望に応えて今年も……と
考えていましたが、
デザイン監修をしてくださっている
「tsuki.s」の末永さんから
「せっかくなので気分あらたに、
 べつの良いものをつくってみませんか?」と
ご提案をいただきました。
あたらしいラインナップについて、くわしく紹介します。

末永 津喜子(すえなが つきこ)

糸会社にて編物講師、ニットテキストのデザインを経て、
大手アパレルのニットデザイナーとなる。
2011年に自身のブランド tsuki.s を立ち上げ
現在にいたる。

小澤 花樹(おざわ はなき)

美術大学で版画を学んだ後、
アンティーク着物の販売やアパレルでの経験を経て、
tsuki.sの立ちあがりを共に手伝い、現在にいたる。

夏は涼しく舞いたい。

▲〈O2〉フレフレ レディス ワンピース

末永
ツーピースのときは、
1セットで2度おいしい、
みたいなニュアンスがあったので、
「いろんな着こなしができる」
というポイントなどは残しつつ、
涼しくて心地のいい素材で
前開きのワンピースをデザインしました。
〈O2〉チーム
(以下O2)
着心地の良さ、フレフレシリーズの考え方はそのままに、
新たな「夏の定番」としてぴったりなものに
仕上がりましたね。
小澤
前ボタンを全部とめて1枚でワンピースとして
着ていただけますし、はおりもののようにして
重ね着としても楽しめます。
素材も接触冷感のものを使ったので、
夏にぴったりな「ずっと着ていたいもの」に
仕上がったと思います。
末永
うしろのヨークのところが切り替えになってて、
ここでは鹿の子編みの接触冷感生地を使いました。
O2
さわるとすこしシャリ感があって、
肌ばなれがよさそうですね。
末永
夏の暑い日に、
肩まわりに汗をかいたときなんかも
快適に感じてもらえるとおもいますよ。
小澤
身頃に使っているのは、
光沢があって、程よいハリとドレープがきれいな
ダンボールニットです。
O2
ふたつの生地を使ってますけど、
同色にしているので
上品にまとまっていますよね。
素材が主張し過ぎず、それでもちゃんと
夏を快適にすごすための機能も果たしていて。
末永
「きれいめ」っていうのも
ひとつのキーワードになっています。
O2
襟ぐりは、何度も修正しましたよね。
末永
そうなんですよ。
結果、この開き具合のバンドカラーになったんですけど、
ボタン2つで閉めるっていうのは、
わたしたちがメンズのアイテムで何度かやっていて
着たときにデザインのポイントになるので
お気に入りなんですよ。
O2
さりげなく光るボタンも上品です。
末永
やっぱり、いかに涼しげで軽いか……を考えると
薄めのボタンをちょん、ちょんとつけるのが
かわいいですよね。
さりげなく光る質感もあいまって、
涼感がでて大人っぽくなるしね。
O2
「大人っぽい」というのも、また特徴ですね。
ギャザーもたっぷり入ってますけど、
甘すぎず、子どもっぽさがないですもんね。
小澤
なかなかむずかしいところで。
切り替えの位置も、
ほんのすこし上にしただけで幼い感じに
なっちゃうし、下にしすぎると
またニュアンスの違うデザインになっちゃうので。
でもこのワンピースは絶妙なラインで
設定できたかなあ、と思います。
O2
袖口のラインもまた絶妙で、
ちょうど隠してほしいところを
隠しつつ、華奢に見せてくれて。
末永
夏の終わりまで着回して、
重宝してもらえたらうれしいですよね。

すっきり見えるコンビネーションTシャツ

▲〈O2〉フレフレ
メンズ コンビネーションTシャツ

O2
ゆったりとしたシルエットが品よく涼しげで、
着ている姿を見ていたら、
Tシャツなんだけど、ただのTシャツじゃない、
という雰囲気でした。
男性向けにつくったTシャツでしたが、
「生活のたのしみ展」でお披露目したら
女性にも好評だったんですよ。
末永
わあ、そうでしたか。
O2
ご夫婦でお買いもとめになる方も
いらっしゃいました。
小澤
一見、ふつうのTシャツですが、
襟ぐりはスパンテレコを使っていたり、
脇から袖下にかけて
切り替えをいれたデザインにしているので、
着てみるといわゆるよくある「Tシャツ」とは
違った雰囲気になるのかも。
末永
シルエットがいいですよね。
ミッドナイトブルーがイメージしやすかったけれど、
できあがったのを見てみたら、
このオリーブ色も、すごくいい。
O2
2色とも、肌うつりが良さそうですよね。
実際に着てみたときにも、
デザインのポイントが効いてるな、と思いました。
末永
まずは、脇と袖下の切り替えを別の素材にしていますね。
シャリ感のある、鹿子編みの接触冷感生地です。
もちろん着ていて涼しいし、
正面や斜めから見たときのシルエットが
ちょっと細身に、
シュッとスタイルアップして見えますよね。
身頃の生地も、ツヤ感がありますし。
O2
Tシャツ、というよりも
「特別な洋服」って感じがしますよね。
身頃も、ワンピースと同じダンボールニットですね。
小澤
そうです。
最近、異素材を組み込むっていうのをよくやるんですが、
これは同色に染めたのできれいにまとまっていますね。
末永
派手なプリントやデザインでアピールする
ブランドでもないので、
同じ色の別素材をさりげなく入れてみる、
というアプローチで。
小澤
そのおかげで、これは1枚で着ても
ちっとも部屋着っぽくならない、という。
O2
涼しさも快適さもあるけど、品よく見える。
万能ですね。
末永
生地の肌ばなれもいいし、袖もゆったりと
取ってあるので、すごく着やすいですよね。
デニムでもチノパンでも、
もっと幅広のゆったりしたパンツでも
なんでも合わせやすいし。
小澤
夏は「ついついこれ選んじゃう」って思ってもらえると
うれしいなぁと思います。
O2
まさに「定番」として、
着てくださる方の夏に快適さをお届けできそうですね。
どうもありがとうございました!

(おわり)

ダンボールニット
(薄ダンボールシルケット)について。

今回身頃につかったダンボールニットは、
「薄ダンボールシルケット」とも呼ばれる
たいへんめずらしい生地です。
ダンボールニットとは、その名の通り
ダンボールのように生地と生地の間に
ナイロンの糸をめぐらせ、
ふわふわ感を表現した生地のこと。
スウェット感覚のプルオーバーやパーカーに
使われるような肉厚なものが一般的ですが、
今回のものは薄手。
40ゲージという非常に細かい目で編みあげ、
うつくしい光沢と程よいハリとコシを共存させた、
上質な生地に仕上がっています。
繊細な技術をもつ和歌山のニッターさんが
何度もテストを重ねて実現した生地なのです。

フレフレ
レディス ワンピース
¥14,300(税込)

フレフレ
メンズコンビネーションTシャツ
¥6,600(税込)

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