今回身頃につかったダンボールニットは、
「薄ダンボールシルケット」とも呼ばれる
たいへんめずらしい生地です。
ダンボールニットとは、その名の通り
ダンボールのように生地と生地の間に
ナイロンの糸をめぐらせ、
ふわふわ感を表現した生地のこと。
スウェット感覚のプルオーバーやパーカーに
使われるような肉厚なものが一般的ですが、
今回のものは薄手。
40ゲージという非常に細かい目で編みあげ、
うつくしい光沢と程よいハリとコシを共存させた、
上質な生地に仕上がっています。
繊細な技術をもつ和歌山のニッターさんが
何度もテストを重ねて実現した生地なのです。