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世界に紹介したい、日本のおいしいものといえば
この時期ならブリ大根ではないでしょうか。
脂の乗った旬のブリに美味しいホクホクの大根‥‥
細切りの生姜を添えて。たまりません。
私は伊豆の海沿いの町に住んでいるのですが
子どものころは、
ふつうに「イルカ」が魚売り場に並んでいて
「ブリ」が「イルカ」になって
「イルカ大根」っていうこともありました。
(nao) |
ええ、ええ、ブリ大根のうまさは、
もちろん、わかります。おいしいですよね!
でも、この投稿で注目なのは、後半部分でしょう。
あまりにさらっと書いてあるのですが‥‥
ブ、ブリのかわりに「イルカ」!?
naoさんによると、
「意見のわかれるところですが、
私には皮が厚くて、美味しくなかった」とか。
いやはや、カナダのビーバー料理に
ビックリしている場合じゃなかった‥‥。
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世界に紹介したい食べものは「肉じゃが」です。
この料理、
じつは英国のビーフシチューが元になってるみたいです。
戦時中の軍人だった東郷平八郎が、
英国で食べたビーフシチューを気に入って、
部下にシチューの色と入っていたものだけを告げ、
つくれと命令します。
しかし当然、部下はそんな食べものを知りません。
未知なる「びーふしちゅー」‥‥。
困った部下は、色を頼りに、
なんと醤油とみりんで味付けをするという
開き直りを見せます。
そして出来上がったそれはたいへん美味しく、
栄養価も高かったため、
瞬く間に海軍内でも大人気メニューになり、
今に伝わる料理「肉じゃが」となったそうです。
(イオ) |
災い転じて福となす。
ビーフシチュー転じて肉じゃがとなる。
いやあ、日本の「おふくろの味」は、
こんなふうにして、うまれたんですねえ。
あ、待てよ、
それじゃぁ「肉じゃが」って、
けっこう歴史が浅いということですよね?
誰でも知ってる家庭料理ですから、
もっと昔からあるもんだと思っていました。
意外でしたねー。
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鰹節はただ鰹を天日に干して水分を飛ばし、
かっちんこっちんにしただけの物体ではございません。
鰹を煮、燻し、カビ付けをし、天日で干し、
取り込んでカビを生やし、
また天日で干し‥‥という手順を
何度も繰り返してつくられます。
繰り返す回数によって、鰹節はその姿と風味を、
そして「はだか節」「上枯れ節」「本節」「本枯れ節」と
名前をも変化させてゆくのであります。
‥‥それなのに!
それほどまでに手間隙をかけて作られた
いわば魚の芸術品、魚の骨董品であるにもかかわらず、
決してでしゃばらない、歯がゆいまでの奥ゆかしさ!
鰹節を縁の下に押し込めておくには忍びない、
あまりにもったいない、というのが
ここ20数年間、鰹節偏愛を貫いてきた私の持論です。
皆さまにもぜひいちど、
鰹節をダイレクトに味わってみていただきたい。
機械で削って袋詰めにした、
スーパーの棚に並んでいるもので充分です。
開封した際にはまず袋に鼻を突っ込み、
肺一杯に芳しき香りを吸い込んでください。
そのさいには
小片を鼻から吸い込まぬようご留意くださいませ。
まるで出汁のお風呂に入っているかのような幸福感に
包まれること請け合いでございます。
そしておもむろに3本の指で適量を掴み出し、
いざ口内へ。
しゃくしゃくとした歯触り、染み出す濃厚な鰹の風味、
口腔より鼻へ抜ける芳香。
日常の食卓に鰹節のある国に生まれた幸せを
噛み締める瞬間でございます。
しかし、その魅力の虜となり果て、
スーパーからの帰り道に
我慢しきれず袋を開けて歩きながら貪り、
母に見つかり叱られた若き日の愚行を繰り返さぬよう、
わたくしの鰹節タイムは1日3回以内、
1回に3掴み以内、と自らに戒めている次第であります。
(ゆり) |
以上、『かつを その密かな愉楽』(著・ゆりさん)からの
抜粋でした。
‥‥というのは冗談ですけど、
ゆりさん、ご自身でもおっしゃるように、
すごい「鰹節偏愛」ですねー!
でもたしかに、そうなふうに言いたくなる気持ちも、
よくわかります。
それくらい、日本人の味覚にとって
鰹節のうまみや香りは、
欠かすことができない、大事なものですよねー。
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見た目の悪さ、といったら
日本の「かりんとう」も
負けてないんじゃないでしょうか。
黒くて、ちょっと艶があって
微妙な形と大きさで、
道に落ちていたらハッとするような。
私は大好きだけど、外国の人にはどう見えるかな、と。
(ふぃん) |
うわ、灯台もと暗し!
かりんとう黒し!
フィンランドの「マンミ」の見ために
ビックリしている場合ではなかった!
こちら、フィンランドのマンミ。
さあ、このほかにも、
「世界に紹介したい日本の食べもの」として
こんなものを、推薦していただきましたよ!
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卵かけご飯は、秘密のイケナイ食べ方でした。
この食べ方は、よそで言ってはいけないコトだと、
両親に吹き込まれていました。
「うちはきっと貧乏で、
おいしいけどダメなんだ‥‥」と納得し、
世間体を気にし、口外しないでいました。
良いものだと知ったのは、中学2年の修学旅行です。
朝食に、ご飯の横に置いてある卵は、生卵でした!
「え! どうやって食べるの? まさか‥‥」と
動揺していたら、
みんな食べてるじゃないですか、卵かけご飯。
友達も、好きな人も平然と食べてます。
そのとき、秘密だと長年思い込んでいた私には、
人前で卵をかけて食べることは、無理でした‥‥。
帰宅して親に話すと、もちろん笑われました。
言ったほうは、覚えていないもんですね。
(モモ) |
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世界に紹介したい日本のおいしいものと聞いて
真っ先にすあまを紹介したいって思ってしまった
すあま好きです。
たぶんすあまを知ってる外国のかたは、
かなり少ないのではないかと。
日本にはこんな美味しい、
そしていかにも日本的な
(存在が主張してないところとか、優しい甘さとか、
柔らかい食感とか)お菓子があるんだと
世界に紹介したいです。
(Caroline&Laura) |
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鶏飯‥‥と書いて「けいはん」と読みます。
母の故郷、奄美大島の郷土料理。
温かいご飯に薬味を好みでのせ、
鶏でとっただし汁をかけていただきます。
これが
何ともホッとする味で大好きなんです!
(アイアイ) |
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