ファッションデザイナー・平武朗さんが
世界各地から集めた
ヴィンテージ・セーターの柄模様をプリントした
ほぼ日Tシャツ2008「AcousticT」。
ベースとなったセーターの編み目や毛羽立ちなど、
「本物」のディテールを再現するために
最適なプリント表現を求めて、
さまざまなインクや手法を試してみました。
その結果、デザインによって、
2種類のインクと、2通りのプリント手法を
使い分けることにしました。
「柄をたのしむ」というコンセプトが
なかでも強くあらわれている次の5枚のシャツには、
「顔料インク」を使ってプリントしました。
顔料インクによるプリントは、
生地にインクが染み込むので、仕上がりがやわらかく、
ボディの全面に大きくプリントしても、
それほどシャツの通気性を損なうことがありません。
また、他のインクとくらべると、仕上がりが自然で、
繊細な表現にすぐれています。
実物を手にとっていただくとわかると思うのですが、
もとのヴィンテージ・セーターの編み目や質感が、
かなり細かいところまで再現されています。
ただし、インクの特性上、洗濯を繰り返すと、
じょじょに「色落ち」してきます。
着込むうちに、だんだん変化していく風合いごと、
お楽しみいただけたらと思います。 |