1997年のあみぐるみのお教室でつくった
かえるくんは、コットンで編まれています。
水色チェックのスカーフも、実にさわやか。
なにしろ、名前も「さわやか君」です。
「このさわやか君もそうなんですが
むかしつくったかえるは
ぜんぶ、手足が長い『やせがえる』です。
当時は、目とか口に
かえるのかわいらしさを感じていて、
その気持ちが、出ていますね。
実物に近いというより
イラストを立体化した造形ですから
より人に近くて、いまにもしゃべりそう。
今回のヌーボーの
『かえるのガマちゃん』との対比が
自分でも、おもしろいです」
ヌーボー作品とはひと味ちがう、
初期のタカモリ・トモコ作品の特徴を
体現したかのような佇まいで、
あみぐるみ本来のかわいらしさが全開。
まさしく
クラシカルな魅力にあふれた一体です。