突然ですが、赤たまねぎを
「ほぼ日」が窓口となって
販売することになりました。
「足摺(あしずり)レッド」という名前の、
永田農法の、おいしい赤たまねぎです。
スライスしてもあまり涙が出ないのです。
くだものの梨くらい甘いものもあります。
ほんとうに突然ですが、
本日一日かぎり(夜9時まで)の受付です!
いや、お話のはじまりは、
ちっとも突然じゃなかった。あれは5月のこと。
永田農法創始者、永田照喜治先生から
「ほぼ日」宛に電話がありました。
ピューピューと、風の音が電話ごしに聞こえます。
「今、高知の土佐清水にいるんです。
ここで赤たまねぎを作っているんですが
びっくりするくらいおいしいたまねぎが
できてたんですよ。
糖度が12度を超えるものまであります」
糖度12度といえば、みかんやリンゴでも
かなり甘いと言われる数字です。
「うそじゃないんです。
しかも、漁師さんや市長さんが
作ったたまねぎなんですよ」
‥‥?? よく意味がわかりません。
整理すると、どうも、こういうことらしいのです。
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たまねぎ‥‥作ってみる? |
酒米やパインの永田農法指導のため
永田先生はたびたび土佐清水市を訪れていました。
行くたびに名物「かつおのたたき」を食べるのですが、
「かつおは確かに旨いんだけど
うまい薬味があればもっといいのに」
と、つねづねしみじみ思っていたそうで、
「たたきによく合うし、健康にもいいから
たまねぎを作ってみては?」
と、高糖度赤たまねぎを作ることを提案。
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そして、集まったのは素人ばかり。 |
永田先生のひと言がきっかけで
3年前にたまねぎの栽培が始まりました。
栽培するのは、プロの農家ではなく、
漁師さんやその奥さん、家庭菜園を楽しむ方々など、
初めて野菜作りに挑戦する素人さんが中心。
子どもも、そして、土佐清水市長までもが
ごちゃまぜになった、その人数は300人。
自分の畑やら庭先やら
土佐清水の市民農園「畑のがっこう」やらを利用して
せっせせっせとたまねぎ作りがスタートしました。
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↑これは昨年11月、苗の植え付けの様子。
みなさん「じょうろ」でそれぞれに
苗に液肥を与えているのですが、
この規模の畑だと、ふつうの農家では
「ホース」を使うのだそうです。
つまり「すごく変わった農園」の写真です。
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集荷したあと、たまねぎを貯蔵しておくのは、
そうです、市民体育館です。
専用の倉庫なんておうちにないですものね。 |
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3年経った今年、
すごくおいしいものができた! |
土佐清水市では、糖度8度を超えた赤たまねぎを
(たまねぎの糖度は通常5〜7度くらい)
「足摺レッド」と命名することにしました。
3年目となった今年、
糖度10を超えるたまねぎがどんどん収穫されて
なかには12度を超えるものも出現。
なんと、土佐清水市長が作ったたまねぎも
感動の12度超えを果たしました!
しかし! その糖度記録は惜しくも2位。
それからというもの、市長は1位をとるべく
仕事終わりには集荷場に自分のたまねぎを持ち込み、
デジタル糖度計で糖度を計測することが
日課になったそうです。
こうして、市長を筆頭にした
市民あげての糖度競争が始まりました。
栽培のようすは土佐清水市のホームページに
掲載されています。
さて、以上が、永田先生から
電話でうかがった情報です。
「まあ、とにかく送りますから
食べてみてください」
これまでにも、永田先生が自ら育てた野菜を
「ほぼ日」の事務所に分けてくださることは
あったのですが、
今回は他の人が育てた野菜です。
しかも、土佐清水市の市長をはじめとした
素人のみなさんが作ったものです。
こんなことは今までありませんでした。
「DVDで教えていることを、あの方たちは
素人だからこそ、素直にやった。
だから、おいしいたまねぎができたんです。
プロだと、収量を増やそうとか、
味をよくしようとか、余計なことをしてしまう。
これがよくないんです」
と、先生は言うのです。
そして後日、半信半疑のまま、
届いたたまねぎの味見をすることにしました。
まず、たまねぎをスライスしても
目から涙が出ませんでした。
そのまま生で食べると、水にさらさなくても、
梨のような甘さです。
個体差がありますが
たまねぎ独特の「えぐ味」が少なく、
ものによっては
「えぐ味」を全く感じないものもあります。
火を通すとさらに甘みが増します。
たまねぎをまるごとホイルに包んでグリルするもよし、
カレーに使うもよし。
「ほぼ日」スタッフが個人的に大ヒットだったのは
牛肉よりもたまねぎを多めにして作った
牛丼ならぬ「たまねぎ丼」です。おいしかった〜。
「これはみんな喜ぶだろうから
『ほぼ日』が窓口になって扱おうよ。
利益はなくていいから」
と、糸井重里の命を受け、
高糖度赤たまねぎ「足摺レッド」を扱う
土佐清水市農林振興課に
問い合わせてみることにしたのですが──
ああ!
どうやらNHKのニュースや新聞でも
「スイカ並みの甘さ!」と報道されて
評判を呼んだのだそうです。
どうしよう、えっと、じゃあその
50キロでかまいません!
50キロください!
すみません、よくわかりません。
なんだか「買い」気分になったもので、
つい叫んでしまいました。
そうですね。
50キロを取りおいていただいても、50人。
今ならすべりこみセーフ‥‥
ちなみに1キロは、いつも
どのくらいのお値段で出荷しているんですか?
卸値そのままで販売ですね。
300円が50人前だから、
全部で1万5000円。
‥‥安っ!
糸井重里にはあとで説明するとして
もう、取っておいてもらうことにしよう。
ええっと、すみません、その50キロについて、
「ほぼ日」がお知らせ窓口になって
販売のお手伝いをさせていただけませんか。
その場合、お金の決済はどのようにすればいいですか?
たまねぎよりも送料の方が高い!
頭を抱えていると、永田先生といっしょに
土佐清水市に行ったことのある
糸井重里の言葉が思い浮かんできました。
「と〜にかくさ、遠いんだよ。
東京から行くと飛行機が1時間15分。
そこから高知駅まで40分。
そこから電車で2時間くらい行って、
さらにバスで1時間弱かかる。
日帰りは絶対無理」
たまねぎの、東京までの旅費が1000円以上かかるのも
この「時間的遠さ」で納得できる‥‥かもしれません。
よし、とにかく今年最後の50キロ!
取っておいてもらうことにしました。
商品名 |
高糖度赤たまねぎ
「足摺レッド」1キロ
50名様の限定販売
申し込み数が50名様を超えた時点で
抽選販売となります。
お申し込みは日本国内のみとさせていただきます。 |
価格 |
300円(商品代)
+315円(代引き手数料)
+土佐清水からお住まいの地域までの送料の合計金額
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送料 |
荷物は一番小さいサイズの「3辺計60cm」で送ります。
例えば、関東に送る場合、
送料は840円で、合計金額は1,455円です。
送料と代引き手数料が商品の4倍以上かかることを
予めご了承ください。
送料(ヤマト運輸): |
北海道 |
1,680円 |
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北東北 |
1,050円 |
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南東北 |
1,050円 |
関 東 |
840円 |
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信 越 |
840円 |
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北 陸 |
735円 |
中 部 |
735円 |
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関 西 |
630円 |
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中 国 |
630円 |
四 国 |
420円 |
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九 州 |
630円 |
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沖 縄 |
1,260円 |
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お申し込みの締め切りは
本日2007年7月17日の夜9時まで。
夜9時にお申し込みを締め切ったあと、
50名を超える応募があった場合は
抽選販売とさせていただき、
抽選結果のメールをお送りいたします。
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明日、2007年7月18日には商品を
土佐清水市より発送いたします。
お申し込み後のキャンセルは、ご遠慮ください。
7月20日までに商品が届くことが予想されますので、
この時期に最も荷物を受け取りやすい住所を
お申し込み時にご記入ください。
代引き発送ですので、商品受け取りの際に
商品代金に加え、代引き手数料と送料が別途かかります。
現金のご準備をよろしくおねがいいたします。
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いつ届きますか?
お申し込みの翌日に
土佐清水市よりヤマト運輸の宅急便にて
代引きで商品をお送りいたします。
土佐清水市からの距離によって異なりますが、
お申し込みから翌々日には
商品が届きはじめると思います。
この期間に、最も受け取りやすい住所を
ご記入くださいね。
(東京の場合は発送日の翌日に届くようです)
賞味期限はいつまで?
7月いっぱいはもちますが
なるべく早めにお召し上がりください。
届いたら、水にさらさずに
まずは生で食べてみてください。
スライスサラダでもいいですし、
火を通すと、さらに甘みが増します。
牛肉よりもたまねぎを多めに使った「たまねぎ丼」、
おすすめです。
糖度について
「足摺レッド」の生産基準は
「畑ごとに無作為に2個抽出し、
デジタル糖度計により中心部を測定。
2個平均が糖度8度をクリアしていること」
としています。
実際のところ、ほとんどのものが
糖度9度を下回るものがありませんが
個体差が出ることがあります。
予めご理解ください。
では、足摺レッドのお申し込みをどうぞ。
※お申し込みは締め切らせていただきました。
たくさんのお申し込みをありがとうございました。
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