2019年4月、東京・丸の内で開催の
第4回生活のたのしみ展「東京と世界」。
5日間だけ出現するとくべつなお店のなかにある、
イラストレーター大橋歩さんの版画のお店の
今回のテーマは、「どうぶつ園」です。
大橋さんがまるで園長先生のように、
すきなどうぶつたちをあつめ、
そのすがたを版画に描きました。
大橋さんの銅版画は、
コラグラフとドライポイント手法です。
下絵を転写したニードルなどで引っ掻き、
直接、銅版に「絵」を描きます。
その版を、紙に摺ることで作品ができあがるのですが、
この工程を担っているのが「摺り師」さん。
大橋さんが全幅の信頼をおく、
白井版画工房の白井四子男(よしお)さんです。
白井さんの、絶妙な手の加減によって、
大橋さんの絵のタッチに、
版画ならではのニュアンスがプラスされて、
やさしい、おだやかな作品が生まれます、
色は、大橋さんが指定し、白井さんが調色。
モノトーンのものから、3色をつかったものまで、
そして、微妙に濃淡のあるものなど、
その色にも、版画ならではのたのしさがあります。
今回のどうぶつたちは、15種類。
「男前です」(ゴリラ)
「アスリートでしょう」(カバ)
「ころんだ」(パンダ)
「縁起がいいね」(トラ)
など、大橋さんらしい、たのしいタイトルがついています。
それぞれ20枚のエディションを予定、
ひとつひとつに、大橋さん直筆の
サインとタイトル、エディションナンバーがつきます。
この版画、会場では各2枚ずつを販売、
そのほかの18枚ずつを、
「生活のたのしみ展」会場で受け付けるとともに、
ここ「ほぼ日ストア」でも販売をすることになりました。
つまり、注文をいただいてから、刷り、額装します。
この額装は、大橋さんが信頼をおく額縁屋さんが、
1点ずつ手作業でつくっています。
(裏側をシールしてあるので、絵を入れ替えたり、
額だけ別の絵を飾るのにつかうことはむずかしいです。)
価格は額こみで、
ひとつ¥29,160(税込・配送手数料別)です。