──
TKさんは
「ほぼ日ホワイトボードカレンダー」を
どれくらい使ってくださっているんですか?
高阪
いや、最初っからだと思いますけど。
──
ということは、今年「9年め」なので‥‥。
高阪
え、もうそんなに? じゃあ「9年」です。
自宅と、都内と成田の道場とで、はい。
──
カレンダーにかぎらず、
「9年間も同じものを使う」経験って
なかなかないと思うんですが、
そんなにも長く
使い続けてくださっているのは、なぜですか?
高阪
カレンダー自体が
「スケジュール表」になっているからです。
これが、すごく便利なんです。

使えばわかると思うんですけど、
まず、「書いたものを消せる」というのは
スケジュール表に、ピッタリです。

で、その便利なスケジュール表が
「カレンダー」という
「見慣れた形」をしているってところが
ものすごく、いいんですよ。
──
と、おっしゃいますと?
高阪
「大会は再来週、だからあと2週間か」
ということが
視覚的に、パッと把握できるんです。

ふつうのホワイトボード仕様の予定表って、
半月ごとに
ワクで区切られているだけだったりですが、
「カレンダー」になっていると、
圧倒的に、時間感覚を把握しやすいんです。

▲一般的なホワイトボード仕様の予定表。

──
なるほど。時間の感覚。
高阪
カレンダーにという見慣れた風景の中に
予定が書き込まれるので
「再来週‥‥って、あと10日しかないのかよ!」
とか、
ちゃんと「焦る」ことができるんです。
──
そういう意味では、
「本番」にピークを持ってこなければならない
格闘家の人には、ピッタリかも。
高阪
そう、「締め切りのある人」にいいですよ。

自分たちは
週単位でスケジュールを管理したり、
予定を立てたりとかすることが多いんです。

大会4週前になったら
だんだん練習の強度を上げていったりとか、
1週間前からは、調整に入ったり。
──
「2週間後の大会」のために
「今、今日、やらなければならないこと」
を把握するのに、たしかに便利そうです。

受験生のお子さんに渡したら
勉強の予定を書き込んでいるという意見も
聞いたことがありますし。
高阪
あと、予定表とちがって、
「消さなくてもいい」というところが、
すごくラクな点ですよね。
──
えっと、消さなくていい?

い、いちおう、
「書いては消せる」がウリなのですが‥‥。
高阪
はい、そうなんですけど(笑)、
ようするに、「新しい月」がはじまったら
ビリっと破けばいいだけなので。
──
そうか。綺麗にしなくていいと。
高阪
そうそう。お掃除いらずです(笑)。

あとは「あと21日だぞ!」と言われても
練習生も
あんまりピンとこないと思うんですけど
「ここに『大会』と書いてある。
 ということは、
 今日がここだから、あと3週間か。
 だとすれば
 今週の練習はこういう感じで‥‥」
ということを、
いちいち説明しなくても
一目瞭然で
道場の全員がシェアできるのもいいです。
──
あ、みんなで見てるんですね。
高阪
ええ、見てますよ。

「大人は赤」で「子どもが青」
「イベントなどその他の予定は黒」みたいに
色わけして書き込んでますし。
──
職場や家庭など複数の人で共有する場合には
けっこうみなさん、
ペンで色分けをしているみたいですね。
高阪
余白を掲示板として使っているので、
みんな、
とりあえず、このカレンダーは見てるんです。

「この時間、誰々が道場を使用します」
とか、そういう情報も書き込んでますから。
──
じゃ、この日は、オトヤさんが来るとか(笑)。
高阪
そう。その場合は「オトヤ」と書いてね(笑)。

▲ほぼ日卒業後、TKジムに通って身体を鍛え直している
 元乗組員のオトヤさん。

<第2回に続きます>

2014-11-07-FRI


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