あぶら鍋、サバ鍋、酒粕鍋ふたつ。
きょうはちょこっと個性的というか、
「くせがある」とおもわれる鍋かもしれません。
なにしろ最初にご紹介するのがこの名前です。
「あぶら鍋」‥‥いったい、どんな鍋なんでしょう?!
「肉や魚介類の代わりに、好きなオイルを使う」って?!
では、どうぞ。
ああ、びっくりした!
「はち」さん、ありがとうございます。
一般的じゃないかも、と書かれていましたが、
つまり、おいしい野菜を炊いて、
さいごにさっとオリーブオイルをかける、
ってことですね。「ダイエット野菜鍋」ですね。
それは、きっとおいしいと思いますよ〜。
ていねいにつくられている
「ちょっといい野菜」だったりすると
なおさらおいしいのではないでしょうか。
「根菜だけ」にしても、面白いですよね。
では、こんどは、サバ!
「みどり」さん、ありがとうございます!
サバ、おとうさまがお好きだったのですね。
「牛まんま」も、すてきです。
ご結婚相手の都合で食べられないとは、
それは(食欲的に)せつない。
ちょっと思いついたんですが、
生のサバではなく「グリルで焼いてから」
入れてみては、いかがでしょう。
塩サバを鍋仕立てに、ということですが、
これならかなり生臭さは軽減すると思います。
でも、その生臭さがいいんだということも、
あるんですけどねー。
続いてはこちらです。
「わぁ、これは、雪見鍋もびっくりの
「白い鍋」ですね。
ほんとうにからだがあたたまりそうです!
酒粕は、入れすぎると焦げやすいので
火加減や、かきまぜのタイミングなど
御注意くださいませ。
酒粕って、1パックがけっこうたくさんあるので
余るとよわっちゃいますよね。
じつは以前「ほぼ日」で2回ほど
おいしいお酒の酒粕の販売を
お手伝いしたことがあって、
そのときにいろいんなレシピを載せました。
よかったら参考にしてくださいませー。
●2005年版
●2003年版
「酒粕鍋」は、もう一通、
別のレシピがとどいていますので
こちらもご紹介いたします。
「イズミトモミ」さんの、酒粕鍋。
水、鰹節、昆布、酒粕、酒、薄口醤油、
白味噌(無ければ普通の味噌でもOK)、味醂
(以上、おつゆ)
白菜、鮭、鶏団子(ネギ・生姜・片栗粉・塩・鳥ミンチ)、
油揚げ、菊菜、豆腐(絹ごし)、椎茸、エノキ、
白ネギ、九条ネギ(みじん切り用)、葛切り
(以上、具)
餅、うどん、卵
(以上、〆)
柚胡椒、一味、ゴマ油、胡麻
(以上、調味料)
鰹節をお茶パックにいれたものと昆布を土鍋に入れ
水を注ぎ煮立たせおだしを作ります。
酒粕は湯に溶かして柔らかくしておきます。
鶏団子は材料をボウルに入れ混ぜ合わせておきます。
具材は食べやすいようにそれぞれを切ります。
土鍋から鰹節と昆布を取り出し、鶏団子・鮭を入れます。
(後で入れると味が濃くなってしまうので
だしになる具材を先に入れます。)
一煮立ちしましたら、酒粕・酒・白味噌・薄口醤油・
味醂・塩等を入れ味を整えます。
残りの具材を固い順に入れて煮えたら出来上がりです。
小皿にとりわけ、きざみネギとお好みの香辛料をのせ
お召し上がり下さい。
酒粕の風味が逃げてしまうので沸騰させすぎないこと。
余っている具材を取り出します。
味が濃くなってますので、水やおだしで味を調節した後、
うどんを入れ一煮立ちさせます。
火を止めて、溶き卵を円を描くように流し入れ、
ゴマ油をサッと落として、きざみネギ、
胡麻をのせて出来上がりです。
ここは手早くがコツです。
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「イズミトモミ」さん、
ありがとうございました!
京都の伏見にお住まいということで、
「伏見には、地下からコンコンとわき出る
伏水という名水があり、
古くからその水を使った酒造がとても盛ん」
なのだそうです。
「冬は日本酒の旬でもあって、
この時期、出来たての酒粕が
桃山界隈の酒屋さんで手に入ります。
出来たての酒粕はコクと甘味があり、
なめらかな舌ざわりで飽きません。
食べるとカラダの中からポカポカとあたたまって
この時期、我が家では定番メニューでもあります」
‥‥わぁ、うらやましいです!
京都のしんしんと冷える冬でも
この鍋で、うーんと、あたたまりそうですね。
ではまた次回!
みなさまも、御投稿くださいませ。
「うちの地元だけだけど」というような
めずらしい鍋料理も歓迎です!
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